湖東三山の一つ
「百済寺」(ひゃくさいじ)と
読みます。
ちょうど、NHKプレミアムで
「奇皇后」を毎週楽しみに、
(何かしら親しみを感じ、)
そのなかで「高句麗」(こりょ)が
テーマなのですが、
この寺も、創建は古く、
推古天皇のころ聖徳太子の御願で
百済人のために建立され、
開眼法要には高句麗の僧、恵慈が
勤められたとか、
創建当時は300坊のお寺があり
1000人の僧侶が修行に励んでいた。
まず庭園からどうぞ!
の案内で、池を巡る立派な庭園、
鯉たちにも餌をやって
池の上へ出てくると
そこからの眺望は素晴らしく、
琵琶湖を望み、遥かかなたには
比叡山を拝むことができます。
さてそこからが難所です!!
全山がお寺であったということで
本堂は山の上、
緑の中を森林浴しながら、
ゆっくりと上がっていきます。
森の中を歩くようで
湿気も多く、いろいろな生き物には
格好の生きる場所なのでしょう。
早速、「ヘビ君」と出くわします。
小さなヘビとはいえ、なんとも
好きになりません!
迂回するようによけて通ったのですが、
ヘビ君もびっくりしたようで
私たちを避けるように
遠回りしていたようです。
本堂でお参りして、
外に出ると、見事な菩提樹
千年菩提樹という、
幹の大きさがその年月を
感じさせます。
見上げれば、立派に生い茂っています。
横の池に珍しいものを、
この綿菓子のようなものは
カエルの卵では、
と下を見ると、
小さなカエルがたくさん、
足音に驚いて一斉に水の中へ、
このモミジの木にも
どうやってここに卵を
産み付けたのだろう??
吸盤のような足を頼りに
木の上まで登って行ったのでしょうか。
しかしよくしたもので、
池の上に卵を産み付けている
ということは孵ったオタマジャクシは
水の上にダイビングできる
ということのようです。
降りていくと、三椏(みつまた)の木が
たくさん目につきます。
紙の原料となる木です。
見ての通り、どの枝も三つ又に
分かれているのです。
説明によると、聖徳太子にちなんで
三宝を敬え、ということで「三」にかけて
また、この木は鹿も食べない、
ということで森林保護になる。
そして、お経の紙の原料になる、
という功徳があって植えているそうです。
しっかりと生い茂っています。
今は緑が目にまばゆいばかり、
苔むした道も素敵です。
季節が変わり秋になると
それは全山、燃えるような赤に
覆われるのでしょう。
「四季百彩に包まれた地上の天国」
と説明書にありましたが、
雪の白、春のピンク、夏の緑
秋の紅葉と
それはそれは美しい姿を
見せているようです。
また訪れたいお寺でした。
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