忌むべきものの第一は
い
己が己がと言う心
おれ おれ
本当に、すべてのもを壊してしまうのは 「 俺が俺が 」 という心です。
どんなに素晴らしい事をしても、「 自分がやった 」 という心が出てしまうと
それは ゼロどころか、かえってマイナスのことになってしまいます。
しかし、人間には心の奥に、一番厄介な
「 自他差別心 」 という心を持っています。
自分と他人を区別して、自分が優位である、という心を誰でも持っているのです。
煩悩、煩悩、というけれど、それよりも大変な問題は
この 「 自他差別心 」 です。
第7番目の意識で、インドの言葉では 「 マナ識 」 ( 末那識 ) といいます。
般若心経に出てくる、
「 眼・耳・鼻・舌・身・意 」 の次に出てくる意識です。
こころ という言葉も一般には
とてもいい言葉として扱われているようです。
しかし、
三浦先生もよく話されていたのですが、
心とはコロコロ、コロコロ変わるから、こころというのですよ !
いわれてみれば、ほんのちょっとしたことで
今まで好きだったこころが突然、嫌いになったりもします。
昔の歌に、
「 こころこそ、こころ迷わすこころなれ、
こころにこころ、こころ許すな 」
というのがありました。
それから、 「 忙しい 」 という字も
りっしんべん に亡ぼすと書きます。
ですから 仏教ではこころは迷いの象徴のようなものとしても考えます。
「 その迷いのこころが、一つの道を見つけたとき、
それを精神というのです。」
ということも、三浦先生の言葉です。
「 こころを大切に ! 」
ということも、よく吟味して使わなければ
結構、曖昧な言葉になってしまいます。
「 忌 」 という字も、
いろいろな意味を持った言葉です。
昔は、お葬式を出すと玄関に 「 忌 」 と書いた字を貼りました。
ところが最近は、どうも、「 死 」 を不吉なものと考えておられるのでしょうか ?
貼るお宅が少なくなりました。
確かに、忌み嫌う、という意味もありますが、
つつしむ、うやまう、という意味もあるのです。
「 忌中 」 とか 「 何回忌 」 という場合は
亡くなった方を、敬い、謹んで過ごす、という意味で使うのでしょう。
ところが、今週の言葉で
「 忌 」 という字を 己が己がという心、と分解されたのは
まさに、こころしなけばいけない、読み方だと思います。
※ 余談ですが、 古歌に
「 ミ・シは上、ヤム・イはスデニ中ばなり、
オノレ・ツチノト・コ は下につく 」
といって覚えたものでした。
己 おのれ、つちのと
已 すでに、やむ
巳 み
漢字というのも、実に面白い言葉です。
い
己が己がと言う心
おれ おれ
本当に、すべてのもを壊してしまうのは 「 俺が俺が 」 という心です。
どんなに素晴らしい事をしても、「 自分がやった 」 という心が出てしまうと
それは ゼロどころか、かえってマイナスのことになってしまいます。
しかし、人間には心の奥に、一番厄介な
「 自他差別心 」 という心を持っています。
自分と他人を区別して、自分が優位である、という心を誰でも持っているのです。
煩悩、煩悩、というけれど、それよりも大変な問題は
この 「 自他差別心 」 です。
第7番目の意識で、インドの言葉では 「 マナ識 」 ( 末那識 ) といいます。
般若心経に出てくる、
「 眼・耳・鼻・舌・身・意 」 の次に出てくる意識です。
こころ という言葉も一般には
とてもいい言葉として扱われているようです。
しかし、
三浦先生もよく話されていたのですが、
心とはコロコロ、コロコロ変わるから、こころというのですよ !
いわれてみれば、ほんのちょっとしたことで
今まで好きだったこころが突然、嫌いになったりもします。
昔の歌に、
「 こころこそ、こころ迷わすこころなれ、
こころにこころ、こころ許すな 」
というのがありました。
それから、 「 忙しい 」 という字も
りっしんべん に亡ぼすと書きます。
ですから 仏教ではこころは迷いの象徴のようなものとしても考えます。
「 その迷いのこころが、一つの道を見つけたとき、
それを精神というのです。」
ということも、三浦先生の言葉です。
「 こころを大切に ! 」
ということも、よく吟味して使わなければ
結構、曖昧な言葉になってしまいます。
「 忌 」 という字も、
いろいろな意味を持った言葉です。
昔は、お葬式を出すと玄関に 「 忌 」 と書いた字を貼りました。
ところが最近は、どうも、「 死 」 を不吉なものと考えておられるのでしょうか ?
貼るお宅が少なくなりました。
確かに、忌み嫌う、という意味もありますが、
つつしむ、うやまう、という意味もあるのです。
「 忌中 」 とか 「 何回忌 」 という場合は
亡くなった方を、敬い、謹んで過ごす、という意味で使うのでしょう。
ところが、今週の言葉で
「 忌 」 という字を 己が己がという心、と分解されたのは
まさに、こころしなけばいけない、読み方だと思います。
※ 余談ですが、 古歌に
「 ミ・シは上、ヤム・イはスデニ中ばなり、
オノレ・ツチノト・コ は下につく 」
といって覚えたものでした。
己 おのれ、つちのと
已 すでに、やむ
巳 み
漢字というのも、実に面白い言葉です。
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