本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

恵楓園彼岸会法要

2007-09-21 23:42:28 | 住職の活動日記
 今日、21日は 『 恵楓園 』 で彼岸会法要を勤めました。

十数年前は、園あげての一大行事でした。

真宗・真言宗・禅宗とそれぞれに宗教の世話役会があり、年毎の当番の宗派が持ち回りで

お勤めを勤めておりました。

 彼岸は全宗派を挙げての行事ですから、参拝の方もとても多く、そこでのお勤めと

お説教はとても緊張しました。


 恵楓園も高齢化が進み、時を同じくして 『 ライ予防法 』 も廃止になり、

それと同時に、宗教行事もなくなってしまいました。


 予防法が廃止になった、最後の法要が秋の彼岸会法要でした。

幸い、真言宗が担当だったこともあり、最後のお勤め何とか盛大なものにしたい、

そういう思いが、『 音楽法要 』 ということになりました。

 檀家の息子さんにシンセサイザーで仏教聖歌を練習していただき、

たまたま、高校の合唱団の息子にボーカルを頼み、

本格的な音響設備も運び、家内が音響の方に調整の仕方を習い、

父が導師となり、家族総出の、音楽法要の彼岸会となりました。

 このときの感動は今でも、鮮やかに思い出されます。


  ( 残念なことにビデオまで準備したのは良かったのですが、

    スイッチを入れるのを忘れ記録は残ってないのです。)


 今日はこじんまりとした、真言宗の方々のお世話でしたが、

法要のあと、『 彼岸と迷い 』 ということで、『 利休と秀吉 』

のお話をしました。そして一緒に 『 赤とんぼ 』 の童謡を歌いました。


 最近はどこでも、童謡を歌うのですよ!
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仏具を磨く

2007-09-21 23:08:00 | 住職の活動日記
 やっと仏具が磨けました。

 専門用語では簡単に 『 おみがき 』 と申します。

 たいした専門用語ではありませんが、

 実を言うと、最近はとても便利になり、

 薬品の中に 「 どぼん 」 と入れるだけで、そこそこ綺麗になります。

 以前は、皆集まって、一つ一つ 「 ピカール 」 という研磨剤をつけて、

手を真っ黒にして、磨いていくのです。


 しかし、写真の 『 金剛盤 こんごうばん 』

         『 五鈷鈴 ごこれい 』

         『 五鈷杵 ごこしょ 』

 といった仏具は、やはり手で磨かないと綺麗な輝きは出てきません。

 一つ一つ磨くと言うことも、本山の時は、信者の方々と和気藹々と、とても楽しい

一大行事でした。

 自坊では時間もなく、薬にドボンというのはとても助かっております。

 そんなわけで、あっという間に仏具磨きも済ませることができました。  
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