朝4時に起きたら小糠雨でした
5時に起きたら厚い雲に覆われた曇りでした
天気予報を見直すと変わらず「曇り時々晴れ」です
大千軒岳からの視界は本州の北端部の津軽半島と下北半島が「地図のように」見えるのでその視界を楽しみにしていたからどうしても天気が良い日に登りたいと思っていました
だからこんな天気で登ってもしも晴れてこなかったら辛いのです
だから・・・悩みました
行こうか止めようかと・・・でも今日止めると明日も明後日も雨だから・・・
そして「一か八か」と5時半に出発
6時45分から登り始めました 勿論僕ら二人以外誰も来ていませんでした。
沢沿いの道を時々迂回しながら登っていくと登山道の真ん中に洗面器に山盛り一杯程の今朝したと思える新しい「熊のウンコ」が盛り上がっていました
怖いな~・・でも引き返すと又登りなおしになるから・・勇気を出して進みました
ところが「足跡」がそこら中にあります それも幅が20センチもある「大物」の足跡です。
潜って獲る魚の大物は大歓迎だけど・・ヒグマの大物なんて
熊の足跡は今まで何度も見ていましたがこれが「最大」です
近くで見ているんだろうな~と思いながら・・・昨夜調べたところでは明らかにヒグマの縄張りに入ってしまっています。 こんな時は立ち止まらず進むのが一番安全なのだそうです。
ヒグマが人を襲うのは大体「三つ」の要因なのだそうです。
その一つが自分の縄張り内で「気に入らない行動」をした場合。これは餌場や餌を隠しているところをうろつくなどだそうです。
次にヒグマは本州や四国のツキノワグマと同じように雑食性なのですが大きな違いはツキノワグマは木の実や山菜などだけでも生きていけるそうですが・・ヒグマは数日毎に動物性タンパク質を食べないと生きていけない構造だそうです
そこで動物性タンパク質が食べたいと思っているときに・・手近に人が居たら食べるそうです
もう一つは食べる目的でなく突然出合って驚いた場合や急に走り出すと追いかけて捕まえたくなる性質を持っているのだそうです。
今回の場合縄張りに入ってしまっているから、動物性タンパク質が食べたいのならもう食べられているはずだから・・・立ち止まらず普通に歩いていたら縄張り荒らしと疑われることなく通過できると思って・・進みました
二時間余りたった時に「キリシタン殉教の地」に到着 ここからヒグマの気配は無くなりました。
谷あいには残雪が残っていますが雪解け直後の場所には色々な高山植物が次々と現れキツイ登り道の慰めになってくれました
特筆すべきは「シラネアオイ」でここほどシラネアオイが沢山ある場所はほかに無いと思います。
一見ひ弱そうに見えながら大きな花を咲かすこの花は意外に花の期間も長いのですが・・見れば助けてやりたくなるような・・男心をくすぐる花です
4時間掛かって稜線に出ると風速20メートル以上の風が雲を連れて吹きつけ、まともに歩くのも難しいだけでなくマツゲはあっと言う間にシズクが垂れ服は濡れてくるし何より氷点下の気温の冷たさは手が凍り、耳が千切れる様に痛く、おまけに視界は20メートルほど
でもここまで来て頂上に立たずに引き返すことも出来ず強風と寒さに愚図る美由紀を叱りながら這うようにして進み写真を写す数秒間だけ大千軒岳の頂上に立ちました
風の裏側で弁当を食べ「お花畑」一帯に咲くハクサンイチゲや峰桜、その他色々な花を這いながら見て下山しました
下山途中登りの時に見つけていたナラタケやヌメリツバタケモドキを二キロほど収穫して無事駐車場へ帰還
先ほど知内温泉へ入って道の駅北島三郎の故郷へ戻ってきました
なが~い一日が終わろうとしています。 視界無く強風と寒さに泣きましたがヒグマに襲われることも無く、花は沢山見えたしキノコの収穫もあり振り返れば面白い山でした
しかし二人ともかなり疲れています。
明日か明後日に本州最北端の山「燧ケ岳」と今日の「大千軒岳」の写真などHPの名山に登る旅にアップしますので見てください
5時に起きたら厚い雲に覆われた曇りでした
天気予報を見直すと変わらず「曇り時々晴れ」です
大千軒岳からの視界は本州の北端部の津軽半島と下北半島が「地図のように」見えるのでその視界を楽しみにしていたからどうしても天気が良い日に登りたいと思っていました
だからこんな天気で登ってもしも晴れてこなかったら辛いのです
だから・・・悩みました
行こうか止めようかと・・・でも今日止めると明日も明後日も雨だから・・・
そして「一か八か」と5時半に出発
6時45分から登り始めました 勿論僕ら二人以外誰も来ていませんでした。
沢沿いの道を時々迂回しながら登っていくと登山道の真ん中に洗面器に山盛り一杯程の今朝したと思える新しい「熊のウンコ」が盛り上がっていました
怖いな~・・でも引き返すと又登りなおしになるから・・勇気を出して進みました
ところが「足跡」がそこら中にあります それも幅が20センチもある「大物」の足跡です。
潜って獲る魚の大物は大歓迎だけど・・ヒグマの大物なんて
熊の足跡は今まで何度も見ていましたがこれが「最大」です
近くで見ているんだろうな~と思いながら・・・昨夜調べたところでは明らかにヒグマの縄張りに入ってしまっています。 こんな時は立ち止まらず進むのが一番安全なのだそうです。
ヒグマが人を襲うのは大体「三つ」の要因なのだそうです。
その一つが自分の縄張り内で「気に入らない行動」をした場合。これは餌場や餌を隠しているところをうろつくなどだそうです。
次にヒグマは本州や四国のツキノワグマと同じように雑食性なのですが大きな違いはツキノワグマは木の実や山菜などだけでも生きていけるそうですが・・ヒグマは数日毎に動物性タンパク質を食べないと生きていけない構造だそうです
そこで動物性タンパク質が食べたいと思っているときに・・手近に人が居たら食べるそうです
もう一つは食べる目的でなく突然出合って驚いた場合や急に走り出すと追いかけて捕まえたくなる性質を持っているのだそうです。
今回の場合縄張りに入ってしまっているから、動物性タンパク質が食べたいのならもう食べられているはずだから・・・立ち止まらず普通に歩いていたら縄張り荒らしと疑われることなく通過できると思って・・進みました
二時間余りたった時に「キリシタン殉教の地」に到着 ここからヒグマの気配は無くなりました。
谷あいには残雪が残っていますが雪解け直後の場所には色々な高山植物が次々と現れキツイ登り道の慰めになってくれました
特筆すべきは「シラネアオイ」でここほどシラネアオイが沢山ある場所はほかに無いと思います。
一見ひ弱そうに見えながら大きな花を咲かすこの花は意外に花の期間も長いのですが・・見れば助けてやりたくなるような・・男心をくすぐる花です
4時間掛かって稜線に出ると風速20メートル以上の風が雲を連れて吹きつけ、まともに歩くのも難しいだけでなくマツゲはあっと言う間にシズクが垂れ服は濡れてくるし何より氷点下の気温の冷たさは手が凍り、耳が千切れる様に痛く、おまけに視界は20メートルほど
でもここまで来て頂上に立たずに引き返すことも出来ず強風と寒さに愚図る美由紀を叱りながら這うようにして進み写真を写す数秒間だけ大千軒岳の頂上に立ちました
風の裏側で弁当を食べ「お花畑」一帯に咲くハクサンイチゲや峰桜、その他色々な花を這いながら見て下山しました
下山途中登りの時に見つけていたナラタケやヌメリツバタケモドキを二キロほど収穫して無事駐車場へ帰還
先ほど知内温泉へ入って道の駅北島三郎の故郷へ戻ってきました
なが~い一日が終わろうとしています。 視界無く強風と寒さに泣きましたがヒグマに襲われることも無く、花は沢山見えたしキノコの収穫もあり振り返れば面白い山でした
しかし二人ともかなり疲れています。
明日か明後日に本州最北端の山「燧ケ岳」と今日の「大千軒岳」の写真などHPの名山に登る旅にアップしますので見てください