喜多院法興寺

住職のひとりごと

老血管の若返りに成功=骨髄細胞移植、ラットで実験

2010-09-23 06:40:10 | Weblog
時事通信
 {老いたラットの骨髄内に若い骨髄細胞を移植して血管を若返らせることに、国立循環器病研究センターの田口明彦免疫制御研究室長と愛媛大の秦竜二准教授の共同研究チームが成功した。田口室長は「若い間に自分の骨髄細胞を保存し、年を取ってから移植すれば人間の血管も若返るはず」と期待している。成果は、22日付の米医学誌の電子版に掲載された。

 田口室長によると、実験には若いラットと高血圧の老いたラットを使用。若いラットの足の骨から骨髄細胞を採取し、移植した老ラットと移植しない老ラットを比較した。30日後、移植したラットの血液中では若い細胞が循環を始め、毛細血管などの微小血管網が活性化。60日後、移植したラットの死亡率は移植しないラットより半減した。

 また移植したラットでは、神経機能が改善されたり、血管の細胞の死滅が抑制されたりする効果が表れ、脳梗塞(こうそく)の予防に役立つことも判明。田口室長は「健康な骨髄細胞を骨髄の中に移植するだけで脳梗塞や循環器疾患の予防ができるかもしれない」と話している。}

 ラットで老血管を若返らせに成功した。これを人間でも出来たなら、脳梗塞や循環器疾患の予防に役立つという。若い間に自分の骨髄細胞を採取しておく必要が有るという事は、歳を取った人には、無理のようだ。 

押収資料改ざん 地に落ちた特捜検察の威信

2010-09-22 06:23:31 | Weblog
9月22日付 編集手帳 読売新聞
 {『おいしいものから食べなさい』と題する手記がある。「下山事件」「松川事件」と並ぶ戦後の3大国鉄ミステリー、「三鷹事件」の竹内景助死刑囚が1957年(昭和32年)に身の潔白を訴えて月刊『文芸春秋』に寄せた。
◆死刑囚は再審請求中に病死し、無人電車の暴走によって6人が死亡した事件は真相が謎のまま、歳月のかなたに霞(かす)んでいる。手記の教えは、しかし、いまなお生き続けているようである。
◆〈すべての人にとって明日という日は不定なのだ〉。どんな濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を着せられるか知れたものではない。人生の楽しみを後に残しておくと、ばかをみる。おいしいものから食べなさい…
◆厚生労働省の元局長に無罪判決が出た郵便不正事件をめぐり、大阪地検の特捜検事(43)が押収資料を改竄(かいざん)した疑いで逮捕された。検察のシナリオに合わせて、資料に手を加えた疑いがもたれている。証拠をでっち上げれば検事は、よりどりみどり、目をつけた人物を誰でも犯罪者に仕立てることができるだろう。
◆善良な市民も、おいしいものをおちおち残しておけない。裁判員ならぬ、民間人の“特捜検察員”が要る。}

 法の番人である検察が自分の都合の良い様に、証拠品を改ざんするとは、非常に恐ろしい事だ。今回、証拠品の改ざんが発覚したが、過去にもこの様な検察の筋書きに会わせた改ざんが、有ったのではないかと、疑いたくなる。証拠品を自由に操れば、犯人に仕立てることは容易に出来る。恐ろしい国になったものである。

B級グルメ第5回グランプリで甲府鳥もつ煮が初優勝

2010-09-20 06:40:22 | Weblog
時事通信
 {B級ご当地グルメ日本一を決める祭典「第5回B―1グランプリ」が18、19の両日、神奈川県厚木市で開催され、ゴールドグランプリに甲府市の「甲府鳥もつ煮」が選ばれた。

 シルバーグランプリは岡山県真庭市の「ひるぜん焼そば」、ブロンズグランプリは青森県八戸市の「八戸せんべい汁」。鳥もつ煮、ひるぜんはともに初出場、せんべい汁は4大会連続でベスト3入りを果たしたが、今回もトップを逃した。

 安くておいしい地元の料理を通じ、町おこしにつなげようと2006年に始まった「B―1」。今年は福島や愛知などから初参戦した18団体を含め、24道県から過去最多の46団体が参加。同様に過去最多となる約43万5000人(前大会比16万8000人増)が会場を訪れた。

 今大会は、過去にゴールドグランプリを獲得した3団体の料理「富士宮やきそば」(静岡県富士宮市)、「厚木シロコロ・ホルモン」(厚木市)、「横手やきそば」(秋田県横手市)を殿堂入り扱いとし、投票対象外としたため、43団体の料理で順位が決められた。} 
 神奈川県厚木市で開かれたB級ご当地グルメの祭典、「第5回B―1グランプリ」は19日、来場者による人気投票の結果、初参加で甲府市の「甲府鳥もつ煮」が初優勝した。2位は岡山県真庭市の「ひるぜん焼そば」、3位は青森県八戸市の「八戸せんべい汁」だった。2日間で過去最多の43万5千人が会場を訪れた。

前原外相、馬淵国交相=民間から片山総務相、海江田経財相―菅改造内閣

2010-09-18 06:28:26 | Weblog
前原外相、馬淵国交相=民間から片山総務相、海江田経財相―菅改造内閣、今夜発足(時事通信) - goo ニュース
9月18日付 編集手帳 読売新聞
{安部徹、金子信雄、渡辺文雄…いくつかの名前が浮かぶ。かつて 任侠 ( にんきょう ) 映画やアクション映画を面白くしてくれた“悪役”の面々である。「イヨッ、今週もご苦労さん!」。登場するや、銀幕に声を掛けるファンもいたという。
◆「イヨッ」と声を掛ける気にはならないが、民主党政権では小沢一郎氏が一手に悪役を受け持っている。菅首相が世間の支持を保っているのは「脱小沢」の一点によってであり、裏返しの「小沢頼み」にほかならない。
◆菅改造内閣が発足した。政治資金を巡る疑惑が晴れない以上、「脱小沢」路線をつづけるのは当然だが、そこでしか得点が稼げない「小沢頼み」は卒業していい。まずは景気を良くし、首相としての腕前を証し立ててもらおう。
◆小沢グループからの入閣はなかった。グループ内には反発もあるという。主役だけが映画を支えていたのではないように、何も閣僚になることだけが政権を支える道ではない。静かに、上品に冷や飯を食うのも「イヨッ」に値する立派な貢献である。
◆主役は悪役に甘えるなかれ。悪役は主役を後ろから撃つなかれ。そんなことをしている暇はない。}

 岡田克也が幹事長に決まって、大臣の顔ぶれも出そろった。論功行賞と言われる、菅首相を応援した人達がほとんどを占めた。その中でも、海江田氏は小沢一郎前幹事長に、大畠氏は鳩山由紀夫前首相にそれぞれ近い。内閣と党の要所に小沢氏と距離を置く実力者を配置したことで、閣僚人事で一定の配慮をしたものとみられる。これからの難局を乗り越えて欲しいものだ。




大腸がん再発診断、実用化へ=細胞特定する抗体作製

2010-09-17 08:21:52 | Weblog
時事通信
{大腸がん再発診断、実用化へ=細胞特定する抗体作製―転移前の早期発見期待・大阪大
2010年9月17日(金)03:03
 再発性の大腸がん細胞を転移前に検出できる抗体の作製に、山本浩文大阪大講師の研究グループが成功したことが16日、分かった。研究グループは、22日から大阪市で開かれる日本癌(がん)学会で発表する。

 この抗体を使えば、大腸がんの手術後に再発性の細胞を早期に特定し治療することが可能で、大腸がんの再発予防策として期待される。グループは実用化に向け臨床例を増やす。

 山本講師によると、研究グループは大腸がん患者の尿に「C4.4A」と呼ばれるたんぱく質があることを発見。このたんぱく質に含まれる特殊なアミノ酸に反応する抗体の作製に成功した。

 抗体を再発する恐れのある患者に投与した結果、ほとんどの事例で、再発性の大腸がん細胞(浸潤がん細胞)の膜が鮮明に染まることを突き止めた。

 再発性のがん細胞は手遅れになると、血管から他の臓器に転移する可能性が高い。抗体を使って早期に再発性の細胞が特定できれば、転移前に治療が可能になる。

 抗体を用いたがん細胞の検出はこれまでも試されたが、染色結果のぶれなどがあり、実用化が難しかったという。

 大阪大は既に特許を出願し、薬品会社との連携も始めた。大腸がん患者132人で効果を実証済みといい、臨床例を積み重ね実用化を目指す。

 厚生労働省によると、昨年1年間でがんは日本人の死因のトップだった。中でも大腸がんは女性の死亡率が1位、男性は3位で年間計4万人以上が死亡。再発する場合は、ほとんどの患者が5年以内という。山本講師は「再発率の低い段階で転移の芽となるがん細胞を診断できれば、再発を食い止められる。有効な治療に結び付けたい」と話している。}

 再発性の大腸がん細胞を転移前に検出できる抗体の作製に山本浩文大阪大講師の研究グループが成功した。再発性のがん細胞は手遅れになると、血管から他の臓器に転移する可能性が高い。山本講師は「再発率の低い段階で転移の芽となるがん細胞を診断できれば、再発を食い止められる。有効な治療に結び付けたい」と話している。今後に期待したい。