喜多院法興寺

住職のひとりごと

中尊寺金色堂など視察終了=世界遺産諮問機関

2010-09-10 06:57:55 | Weblog
読売新聞
 {国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関で世界遺産の選定について勧告している国際記念物遺跡会議(略称イコモス)の調査員は9日、中尊寺金色堂など「平泉の文化遺産」(岩手県平泉町)で、2日間の視察を終えた。

 調査員は9日、中尊寺や無量光院跡、柳之御所遺跡を視察。平泉の象徴といえる中尊寺金色堂を予定時間より長く見学し、遺産の保存状況などを調べた。一方、同寺経蔵では消火用スプリンクラーが実際に使用され、調査員は防災面での設備なども確認した。

 同行した文化庁の三谷卓也世界文化遺産室長は「調査員から一定の理解を得られた」と述べた。

 文化庁によると、イコモスは来年5月ごろ、調査員の報告や資料を基に、平泉の文化遺産について世界遺産への登録の可否を勧告。世界遺産委員会が同6月、勧告を踏まえて取り扱いを決議する。} 

 2011年の世界遺産登録を目指している岩手県平泉町の「平泉の文化遺産」に対する国際記念物遺跡会議(イコモス)の現地調査が8、9の両日行われる。前回の「登録延期」の決定から2年が経過し、「平泉」の再調査が、正否の決定に重要な現地調査になる。[平泉の文化遺産]前回は、九つの構成資産で世界遺産登録を目指したが、ユネスコから登録延期に勧告されてしまった。文化庁はその後、構成資産を平泉町内の中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山、柳之御所遺跡の六つに絞り込み、推薦書をユネスコに提出。世界遺産に登録されるかは11年春のイコモス勧告、その後に世界遺産委員会で決まる。