喜多院法興寺

住職のひとりごと

日本人関脇琴奨菊が大関昇進決定的

2011-09-27 06:21:37 | Weblog
9月26日付 よみうり寸評
 {〈関脇の強い場所は面白い〉と言われる。そのとおりの大相撲秋場所だった。千秋楽まで優勝を争った二人の関脇が日本人力士。
◆こんなことは久しくなかった。関脇琴奨菊は大関昇進を確実にし、もう一人の稀勢の里は来場所を大関昇進挑戦の場所にした。
◆結局は横綱白鵬が13勝2敗、20回目の優勝で終わったが、その白鵬に土をつけた二人が琴奨菊と稀勢の里。三つ 巴 ( どもえ ) の優勝決定戦の可能性を含め、白鵬に加え二人の関脇も千秋楽結びの一番まで優勝の望みをつないだ。
◆日本人力士の優勝は平成18年初場所の大関栃東(現玉ノ井親方)以来ない。最近は優勝争いさえ考えられないほどだった。来場所以降に期待が久々にふくらむ。
◆九州場所は福岡県柳川市出身の琴奨菊が新大関で登場する。長くご当地大関だった魁皇の引退で横綱・大関に日本人が一人もいなくなった状態もこれで解消する。
◆特に前半戦など空席の目立つ今場所だったが、熱戦が多ければ多いほどお客さんは戻ってくる。新大関はじめ全力士の奮起を望む。}

 八百長相撲が発覚して、相撲人気が低迷している中で、二人の関脇が日本人力士が大活躍して、千秋楽まで優勝を争った。さらに関脇琴奨菊が、大関日馬富士を力強く寄り切って12勝目を挙げ、大関昇進の目安である直近3場所で計33勝に到達、場所後の昇進を決定的とした。優勝は白鵬に持って行かれたが、日本人力士としては、平成19年秋場所の琴光喜以来の大関昇進で次の場所での活躍を期待したい。