喜多院法興寺

住職のひとりごと

就任9日、「死のまち」発言で鉢呂経産相辞任

2011-09-11 06:39:53 | Weblog
鉢呂経産相の辞任記者会見(要旨)読売新聞
 {鉢呂経済産業相の10日夜の記者会見要旨は次の通り。

 【辞任の経緯】野田首相に会い、大臣を辞任したいという申し出をして、首相から受理していただいた。(野田首相から辞任するよう説得されたことは)全くない。

 【辞任理由】(東京電力福島第一原発の周辺自治体を)「死のまち」と表現したこと、8日夜の非公式の記者懇談で、国民の不信を抱かせるような言動があったととらえられたことの二つだ。私の一連の発言で国民、とりわけ福島県民の皆さんに多大の不信の念を抱かせた。
 【「死のまち」発言】原発周辺の活発に生活をしている地域が一晩のうちに避難という形になった。県民を逆なでするような言葉だったと思うが、私の率直な見た形を表現させていただいた。やっぱりあの言葉は言うべき言葉ではないと思った。
 【「ほら、放射能」発言】一つ一つの記憶がさだかでないが、(発言を聞いた記者が原発事故の)現地に行っていないということで、(現地の)厳しい状況を共有していただくという親しさを込めてそういうしぐさが出た。非公式の記者懇談という気楽さもあった。どういう言葉だったかというのは今の段階では分からない。}

 鉢呂吉雄経済産業相(63)は10日夜、東京電力福島第一原子力発電所事故を巡る不適切な言動の責任をとって野田首相に辞意を伝え、首相も了承した。今月2日に発足したばかりの政権には出だしから手痛い打撃となった。
自民党は首相の任命責任を追及する方針を変えておらず、鉢呂氏の言動をめぐっては、民主党内からも「ゆゆしきことだ」(前原政調会長)と批判が相次ぎ、「辞任やむなし」との声が広がっていた。鉢呂経産相の辞任は当然だ。言っていい言葉かどうか判断出来ない人は、政治家としての資質を疑う。野田政権の船出にケチがついてしまった。