喜多院法興寺

住職のひとりごと

ニュートリノ実験結果で「タイムマシン可能」

2011-09-26 06:43:00 | Weblog
9月24日付 よみうり寸評
 {ドラえもんを国民的アイドルと呼んでも異論は少ないだろう。川崎市に今月、原作者を記念した「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」もオープンし盛況という。
◆ドラえもんは未来から来たネコ型ロボット。愛くるしい姿が親しまれる理由だろうが、加えて「タケコプター」など、ドラえもんが次々繰り出す道具が楽しい。
◆特に活躍するのがタイムマシンで劇中でも時間を超えた冒険が度々ある。恐竜の世界や未来の都市へ、空想や夢をかき立てるのに欠かせない小道具だ。
◆ひょっとすると小道具では終わらないかもしれない。名古屋大などの研究グループが、光より速く飛ぶ粒子が観測されたと発表し、そんな期待が膨らんでいる。
◆かの有名な相対性理論によれば、ものが速く動くほど時間の進み方は遅くなり、光速で時間の進み方はゼロになる。さらに光速を超えると時間は逆に進む。つまり時間を遡れる、という。
◆あくまで原理的には、だ。発表結果に懐疑的な専門家も少なくはない。ドラえもん、本当はどうなんだ。}


 タイムスリップを題材にしたドラマは多いが、現実に過去や未来に自由に行き来できたら、夢のような話だ。名古屋大などの国際研究グループが23日発表した、ニュートリノが光よりも速いという実験結果。光よりも速い物体が存在することになれば、アインシュタインの相対性理論で実現不可能とされた“タイムマシン”も可能になるかもしれない。
アインシュタインの特殊相対性理論によると、質量のある物体の速度が光の速度に近づくと、その物体の時間の進み方は遅くなり、光速に達すると時間は止まってしまう。過去の世界行って、未来を買えることが出来たら、神様の領域に入ることになる。