喜多院法興寺

住職のひとりごと

自民党の政権運営の手法を取り入れ、野田政権…官僚と関係修復

2011-09-08 06:36:06 | Weblog
9月7日付 よみうり寸評
 {「最初は忘れっぽい鳩山氏、その後は敵対的かつ優柔不断な菅氏の指導のもとで、民主党は人々を大きく失望させた」と英エコノミスト誌(9月3~9日号)
◆「一つの問題はいかなる国家の運営にも必要な官僚そのものに対し、未熟な政党が宣戦布告したことだ。野田氏は今すぐ彼らと和解しなければならない」と続く。
◆野田首相は官邸で6日、各府省の次官に「政治家だけで世の中を良くしていくことはできません。ぜひ心を合わせ、力を合わせて日本のために働こうではありませんか」と呼びかけた。
◆官僚との融和、関係修復は当然至極。無論、英誌を読んだからではあるまいが、誤った「政治主導」で失敗した鳩山、菅両政権を反省したのはいい。
◆未熟な政治主導は官僚の士気を低下させ、政策決定の混乱を招く。野田首相は「選挙を意識するとどうしてもポピュリズム(大衆迎合)に陥る。つらいことは先送りの傾向が出る」とも述べた。
◆さてドジョウ新政権、どこまで泥臭くおもねらずなすべきことをなし遂げるか。}

 野田首相は「政治主導」にこだわった鳩山、菅両政権が行き詰まった反省を踏まえ、官僚を積極的に活用し、経済財政運営の司令塔となる「国家戦略会議」も新設する考えだ。民主党は自民党政権を「官僚丸投げの政治」などと批判してきたが、自民党の政権運営の手法を、野田首相が相次いで取り入れている。 首相は6日、首相官邸の会議室に顔をそろえた各府省の次官にこう語りかけ、霞が関との「冷戦」に終止符を打つ考えを強調した。国民への人気取りより、自民党の手法をまねても良いから現実的対応で、復興処理を優先してもらいたい。