喜多院法興寺

住職のひとりごと

なでしこジャパン五輪の切符をありがとう

2011-09-10 06:26:39 | Weblog
9月9日付 よみうり寸評 読売新聞
 {試合終了目前、ロスタイムの失点といえば、いわゆる「ドーハの悲劇」だが、あれとは全く違う。
◆「ドーハ」は男子サッカーの日本代表が1993年の米国W杯最終予選のイラク戦、勝てばW杯初出場が決まるゲームの話。2―1とリードしていたが失点、ドローに持ち込まれW杯切符を逃して「悲劇」といわれた。
◆きのうの「なでしこジャパン」も北朝鮮戦の勝利寸前に失点、1―1のドローに持ち込まれた。が、同じ日の夜、中国がオーストラリアに敗れたことにより、「なでしこ」は、このドローでロンドン五輪の出場を決めた。
◆切符を逃したドーハと切符を手にした「なでしこ」では正反対。1―0で逃げ切れたと思うから悔しくもなるのだが、ドローは大いに胸を張っていい。
◆前、後半を通じ振り返れば、若くスピードもスタミナも豊かな北朝鮮に押され続けた。FW永里のいいシュートがあったとはいえ先制点は相手のオウンゴール。
◆泣くなDF近賀、嘆くなキャプテン沢。目標だった五輪の切符をありがとう。}

 日本は8日の北朝鮮戦で勝利寸前に失点で引き分けたが、同日夜にオーストラリアが中国に勝ったため出場が決定。「なでしこジャパン」の皆はこの瞬間「ほっとした」事であろう。オーストラリア中国戦をテレビ観戦し、主将の沢は豪州のゴールが入った瞬間、自分たちのゴールのように喜んだと話す。「目標の五輪の切符をありがとう」と言いたい。