喜多院法興寺

住職のひとりごと

ディスカバリー>打ち上げ成功 

2005-07-27 08:21:57 | Weblog
スペースシャトル「ディスカバリー」の打ち上げ成功のニュースに、米の威信も問われるなかで、NASAの関係者はホットしたことでしょう。毎日、自爆テロの殺伐としたニュースが多い中に、久しぶりの朗報だと思います。
<毎日新聞から>
野口聡一飛行士(40)が乗り組む米スペースシャトル「ディスカバリー」は米東部夏時間26日午前10時39分(日本時間同日午後11時39分)、米航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。予定通り地球を回る軌道に乗り、打ち上げは成功した。乗組員7人が死亡したコロンビア事故(03年2月1日)以来2年半ぶりで、今回はシャトル計画の再開をかけたものになる。
 今回の飛行は81年4月の初飛行以来114回目。シャトルで宇宙へ行った日本人飛行士は野口さんが5人目。ディスカバリーは宇宙に13日間滞在する。
 スペースシャトル「ディスカバリー」が、野口聡一飛行士(40)を乗せて宇宙へ飛び立った。打ち上げは成功したが、安全に帰還して初めて「2年5カ月ぶりの飛行再開」といえる。
 コロンビア事故(03年2月1日)では、打ち上げの際、外部燃料タンクからはがれ落ちた断熱材の破片が、機体の左翼を傷付け、帰還時に空中分解した。
 2年あまりの中断の間、米航空宇宙局(NASA)は安全対策に巨額の費用と人員をつぎ込み、落下物や損傷チェックなど3本柱の安全対策を講じた。今回、落下物や損傷の有無は3日目までに判明する。損傷がひどく、自力で帰還出来なければ「アトランティス」が救援に向かう。
 シャトルは過去113回の飛行で2回、致命的な事故を起こしている。NASAのグリフィン長官は「失敗からの完全な回復はありえない。我々が学んだ安全性の教訓は、人々の血で書かれている」と語った。失敗を恐れていては成功もないが、こうした未成熟な乗り物に、貴重な人命と宇宙開発の将来をゆだねている現実も、直視する必要がある。【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)元村有希子】
 【略歴】野口聡一(のぐち・そういち) 65年4月、横浜市生まれ。実家は神奈川県茅ケ崎市。91年、東京大大学院修士課程(航空学)修了。石川島播磨重工業で次世代の超音速旅客機用ジェットエンジン開発に取り組み、技術者として腕を磨いた。96年、宇宙飛行士候補に選ばれた。米国、ロシアなどで訓練を受け、98年に国際宇宙ステーションの組み立て・運用に携わるミッションスペシャリスト(MS)の資格を取得。少年時代はボーイスカウト、大学時代はアメリカンフットボール部で体を鍛えた。身長180センチ。家族は妻と3人の娘。