喜多院法興寺

住職のひとりごと

かがり火照らし比叡山薪歌舞伎

2005-07-31 06:30:21 | Weblog
 かがり火照らしての公演は、今回で2回目、比叡山延暦寺で「比叡山薪歌舞伎」の公演は、中村鴈治郎さんらの発願で実現されたそうです。1回目の公演には、家内が鑑賞に出かけ、「幻想的で素晴らしかった」と言っていました。今回で2回目公演、先日、根本中堂での駐在布教で、不滅の法灯のお話をしてきました。その不滅の法灯を題材にした、創作歌舞伎「永久の燈火」を公演されるそうで、大変楽しみにしております。

 最澄が天台宗を開いて1200年となる2006年を前に、世界文化遺産の比叡山延暦寺で「比叡山薪歌舞伎」の公演が30日始まり、かがり火が照らす幻想的な舞台に約1000人の観客が引き込まれた。
 延暦寺内の阿弥陀堂横に野外舞台を設置しての歌舞伎公演は、03年に続き2回目。
 231年ぶりに坂田藤十郎を襲名する人間国宝の中村鴈治郎さんが、晩年の最澄を描いた創作歌舞伎「永久の燈火」などを上演。舞台では、最澄が比叡山寺を創建して以来、1200年以上守られてきた火を使ったかがり火が日没とともにたかれ、観客は荘厳な雰囲気に圧倒された様子だった。
                               <共同通信)