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はじめの戦車模型づくり

老眼に悩みながらもとにかく完成させることを目指します! 2009年3月8日開設

西ドイツ・レオパルド中戦車 #11 完成

2023-10-22 12:54:44 | 西ドイツ・レオパルド中戦車 タミヤ1/35

LEOPARD
1966年 西ドイツ国内
第1戦車師団 第1戦車大隊 第3中隊 第2小隊 1号車 (設定は架空です)

レオパルドについて (Wikipediaより抜粋)
第二次大戦後に西ドイツが開発した初の国産戦車。開発開始は1956年。
当時、西ドイツ陸軍(現:ドイツ連邦陸軍)が保有・運用していたアメリカ製のM48パットンの後継車両として、L7 51口径105ミリライフル砲搭載・NBC戦対応30t級戦車という要件が定められ、クラウス=マッファイ社で開発がすすめられた。
〜〜中略〜〜 一次試作車はA・B案共に2輌ずつ、二次試作車は試験結果の良かったA案が26輌、B案が6輌発注され、更にA案の先行量産型であるOシリーズ50輌を経て、本格量産に入った。
1964年から生産され、部隊配置開始は1965年。

タミヤNo.35064のキットは、第一次生産シリーズの第1-第4バッチと思われる。
1965年から1970年の間に、合計1,861両が製造された。

 

タミヤ1/35 No.35064のレオパルド中戦車が完成しました。
ミリタリーミニチュアシリーズ (以下MM) No.64のキットで1975年に初版が発売されました。
この年はかなりのキットが発売されましたが、MMが始まる前のモーターライズのキットを転用されたキットが多くあり、このレオパルドもその一つだと思われます。
現在の目から見れば、省略されている部分があったり形状違いがあったりするかもしれませんが、発売当時は出来の良いキットだったに違いありません。
キットのオリジナリティを尊重して、フックの真鍮線替え、牽引ワイヤーのパーツ替え、スモークディスチャージャーのキャップのチェーンのディテールアップのみを行いました。
基本塗装は、クレオスラッカーのC-38オリーブドラブ(2)を使用。
シャドウとハイライトの処理でメリハリをつけました。
履帯のウエザリングはちょっと失敗😅  少し明るすぎました。ウエザリングカラーの選定が良くなかったと思います。
この頃のキットは、細かい塗装指示が無く、OVM(車外装備品)は経験から想定する色で塗装。灯火類はタミヤのレオパルド1A4を参考にして塗装しています。

ウクライナへ供与が開始されたLEOPARD2の原型となる戦車です。

 

 

▲▼前照灯はホワイトの下色の上にクロームシルバーで塗装。塗料はともにVic Hobbyを使用。

 

▼車体重量表示 (黄色の丸) が激しく大きすぎですww 組説の実車写真と比べるとよくわかります。
ここに関しては、どうしたんだろうタミヤと思うくらい残念でした。
スケールモデラーであるならば、黄色の丸は塗装し、数字はデカール転用で処理するところでしょうが、根がいい加減なワタシはオリジナリティを活かしたということにいたします😅

 

▼履帯のウエザリングが明る過ぎです。
今は修正する意欲がなく完成としてしまいました。正確に言うならば「とり完」と言うことで。いつか修正したいと思います。
今、気づきました。車体下部のウエザリング作業をしていません。重ねて「とり完」と言うことでご勘弁のほどを。
それとこのベルト式履帯は、塗料の乗りが非常に悪いです。
プライマーとしてバンパーブライマーを使いましたが、履帯をはめる時「パラパラ」とウエザリングマテリアルと塗装が少し剥がれました。
バンパープライマーを使っても塗料類が剥がれる、昔の悪名高きトランペッターの1/72キットのベルト式履帯以来の経験です。

▲▼砲塔は車体と同じように梨地処理されていましたが、少し物足りなかったのでラッカーパテを叩きつけて荒らしました。
しかし、鋳造されたものでなかったらこの処理は間違いです。

 

▼先に作ったタミヤのLEOPARD1A4とのツーショット。
今回のレオパルド中戦車の方が小さい印象を持っていましたが、並べてみると意外にもそれほど変わりません。
全長が少し短いようです。

完成写真は以上です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 


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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hajime)
2023-10-26 09:55:57
Choro-Poo様、コメントありがとうございます。
>いかにも昔のプラモデルというキットが見事に今に蘇りましたね。<
ありがとうござます。正直組み立ている時、今の目で見ると厳しいかなあと思っていました。
塗装で挽回できたようで良かったです。

>出来れば実物をこの目で拝見したいなぁ・・・とか(笑)。<
ノンストックの展示会に出展することになりました。
土曜日朝、作品を持ち込みます。
出展品は決めてあるので、それ以外でこのキットを持っていこうと思います。
お会いできることを楽しみにしております。
今年もよろしくお願いいたします。
返信する
祝、完成! (Choro-Poo)
2023-10-25 11:14:20
こんにちは。今頃のコメントで申し訳ありません。
皆さんとコメントが被ってしまいますが、いかにも昔のプラモデルというキットが見事に今に蘇りましたね。
もうこれはhajimeマジックと呼ばずしてなんと呼べば良いのでしょうか。ほとんど魔法の世界です。
出来れば実物をこの目で拝見したいなぁ・・・とか(笑)。
返信する
Unknown (hajime)
2023-10-23 15:24:20
クラキン様、コメントありがとうございます。
ウクライナへの各国の供与が自分に影響しているのか、今年は買うのも作るのも現用が多くなりました。

>モーターライズ時代のキットがベースとは思えない密度感と質感です。<
ありがとうございます。
組立中はちょっとキットの古さが気になって大丈夫かなあと思っていましたが、なんとか塗装で挽回できて良かったです。
塗装については細かい部分までみていただき、とても嬉しいです。
フェンダーは6Bのグラファイトを擦り付けて金属感を出してみました。

>バックが黒布と白紙で車体の色味が全然違って見えるのも面白いです。
個人的には黒バックの感じが凄味があって好きです。<
おっしゃる通り、いつもの布を使ったバックの方が全体的んい色が沈み込んで迫力が出ます。
全部布バックでも良かったのですが、ちょっと実際の塗装とは隔たりが出てしまうので、最初の4枚はイメージ優先、あとの白バックは実物の色を優先というようにしました。
返信する
祝、完成🎉👏 (クラキン)
2023-10-23 13:05:22
トリ完おめでとうございます。🎊👏❗
現用戦車で大人し目ながらも、いつもながらのド迫力❗
モーターライズ時代のキットがベースとは思えない密度感と質感です。
金属、木、ゴムなどの質感がきっちりと表現されていますし、赤錆じゃ無い錆もリアルです。
フェンダーの滑り止めの感じなんかも凄く良いです。
バックが黒布と白紙で車体の色味が全然違って見えるのも面白いです。
個人的には黒バックの感じが凄味があって好きです。
返信する
Unknown (hajime)
2023-10-23 12:09:01
辻堂ジップ様、コメントありがとうございます。
>とても50年ほど前の元モーターライズキットには見えません。重そうだし、大きそうだし。<
ありがとうございます。
正直に言うと組立ての最中では「やはり時代もののキットだなあ、塗装でどこまで挽回できるかなあ」と不安でした。
辻堂ジップさんも含めて皆様から、「重量感がある、金属感がある、古いキットにはみえない」とお褒めいただき、とても嬉しく作って良かったと思います。

履帯は乾燥地帯ならOKなのですが、ドイツ国内は暗くて湿った雰囲気を勝手に抱いているので、個人的にちょっと明るかったかなあと思いました。
>私にはちょうど良いアクセントに見えます。<
確かにたとえば泥地での演習後、晴天の中を走り回ればこんな風になりますよね。
戦車は天候によって車体の色や足回りの状態はどんな風にもなって、「なんでもあり」ですから完成品もおっしゃる通りよいアクセントになって良かったです。

>これがレオパルドだぞ、という感じの仕上がりですね。<
ありがとうございます。レオパルドって重量感があって迫力がありますよね。
車体のデザイン(足回りは除いて)はドイツ戦車のDNAを引き継いていると思います。
車体後部の斜め内側にカットされた形状は、パンサーやティーガーIIを連想してしまいます。
ドイツ車両は、機能美あふれる工業デザインの素晴らしさを戦後も引き継いでいる感じですね。
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Unknown (hajime)
2023-10-23 11:35:44
NO IMAGE様、コメントありがとうございます。
重量感が迫力満点とお褒めいただき、とても嬉しいです。
単色で単調にならないように、シャドウとハイライト処理を工夫しました。効果が出て良かったです。
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Unknown (hajime)
2023-10-23 11:32:25
くう様、コメントありがとうございます。
>回を追うごとに重量感が増していくのがよく分かりました。
エッジ部分等に施したシャドウを絶妙に残しながら塗装したりウェザリングしていくのも素晴らしかったです。<
ありがとうございます。
単色なので塗装が単調にならないよう神経を使いました。
シャドウはハイライト色を使って、幅と濃度を追い込んですこしづつ弱めてみました。
飛行機モデラーのベテランであるくうさんに、シャドウの処理を褒めていただきとても嬉しいです。

作品をお褒めいただき、ありがとうございます。
私もくうさんの完成品を拝見して、こんな風に作れたらいいなあと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (hajime)
2023-10-23 11:25:49
Ganpon様、コメントありがとうございます。
>ズッシリと金属感のある出来栄えですね。<
ありがとうございます。金属感があると言っていただき、嬉しいです。
ホワイトパテの鋳造表現は砲塔の形状から鋳造製造と思って施しました。もしプレス加工だったら間違いです😅
塗装は単色なので単調にならないよう工夫しました。
気づいていただき、嬉しいです😄
返信する
完成おめでとうございます。 (辻堂ジップ)
2023-10-23 08:19:19
hajiemさん、おはようございます。
これがレオパルドだぞ、という感じの仕上がりですね。とても50年ほど前の元モーターライズキットには見えません。重そうだし、大きそうだし。
緑1色なのにべた塗り感が無いのが素敵です。キャタピラの色を気にされていますが、私にはちょうど良いアクセントに見えます。
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完成 (NO IMAGE)
2023-10-23 08:14:36
重厚感が迫力満点です。いつもながらすごいです。少しづつ参考にさせて頂きたいす。
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祝 完成! (くう)
2023-10-23 07:38:11
おはようございます
そして完成おめでとうございます。
単色の車体にどのような陰影をつけていくのか、興味深く見させていただきました。
回を追うごとに重量感が増していくのがよく分かりました。
エッジ部分等に施したシャドウを絶妙に残しながら塗装したりウェザリングしていくのも素晴らしかったです。
こんな作品を作ってみたい、そんな気持ちを持たせていただきました。ありがとうございました。
返信する
Unknown (Ganpon)
2023-10-22 21:36:00
完成、おめでとうございます。
ズッシリと金属感のある出来栄えですね。
ホワイトパテの鋳造表現、変化を付けた塗装も含めて上手く効いています。
素晴らしいです。
返信する
Unknown (hajime)
2023-10-22 20:41:35
黒猫2号様、コメントありがとうございます。
>深みのあるNATOグリーンっぽい車体は、C-38オリーブドラブ(2)をメインに塗られたとはとても思えません。<
オリーブドラブはタミヤにするか、クレオスにするか、迷いました。
クレオスに決めたのは、カラーモジュレーションセットがあったからなので、恥ずかしながら色味の吟味をしないで決めてしまいました💦
黒猫2号さんに、「深みのあるNATOグリーンっぽい」と言っていただき、結果論ですがクレオスを使って正解でした。

>車輛のそれなりに草臥れてきてはいるが、手入れはちゃんとやっている感じが凄く良く出ていると思います。<
ありがとうございます。まさにそこが今回の塗装で気にかけていた部分なのでとても嬉しいです。
現在運用されている戦車なら、チッピングなどはそれほどもしくは全く付けないかもしれません。
ただこいつは現用と言っても60年近く前の車両なので、そんなイメージから少し草臥れさせながらも現用の雰囲気は消さないよう気を使いました。

>鋳造を表現した梨地処理とか、前部フェンダーのすべり止め、前面に垂れているチェーンなど、現用キットと比べても全く遜色ないと思います。<
古いですが、そこはさすがタミヤ。良くできていると思います。
キットが発売された頃には、ほとんどされていないウエザリングや塗装テクニックを使いましたが、キットの素材の良さもあり、効果が出たようで嬉しいです。

>懐かしのレオパルドⅠがここまでになるとは!?素敵な作品をありがとうございました。<
ありがとうございます。そう言っていただけるととても励みになります。戦車がんばります(笑)。
返信する
Unknown (hajime)
2023-10-22 20:06:48
0-sen(零銭)様、コメントありがとうございます。
>MM初期のキットでも、貴殿の手にかかるとここまでの完成度になると言う見事な出来ですね。凄いです。<
ありがとうございます。
古いキットなので塗装をがんばりました。
発売当時にはあまり見られなかったウエザリングや塗装の技法をやってみた甲斐がありました😄

モーターライズ版をお持ちなのですか! それはすごい! お宝ではないでしょうか。
私も作った記憶はあるのですが、物はとっくに処分してしまっています。

>この頃の樹脂製ベルト式履帯は、モーターライズを想定して作られているので、塗料のノリは良くないですね。<
なるほど、そういうわけなんですね。納得しました。
ミッチャクロンは使ってことがないですが、巷の評判 (youtubeなどで) ではかなり良いようなので期待できそうですね。
近いうちに模型以外ですが、ミッチャクロンを使う可能性があります。
0-sen(零銭)さんに言われるまで、ベルト式履帯に使うということは全然思いつきませんでした。
その時は私もベルト式履帯に使ってみようと思います。
返信する
Unknown (hajime)
2023-10-22 19:49:07
Tristan様、コメントありがとうございます。
>作られてる時から思っていましたが、相変わらずの「鉄」で素晴らしいです。<
ありがとうございます。
このキットは表面が梨地処理されているので、そこがまた鉄表現の効果を上げたようです。

履帯のウエザリングは乾燥地帯なら構わないのですが、個人的にドイツ国内となると湿った土が良かったのではないかと感じ、そう思いました。
車体下部のウエザリングは記事をアップ中に気づいてしまいました😅
返信する
完成おめでとうございます💐 (黒猫2号)
2023-10-22 19:26:57
こんばんは、hajime様
レオパルドⅠ、完成おめでとうございます(^^)

深みのあるNATOグリーンっぽい車体は、C-38オリーブドラブ(2)をメインに塗られたとはとても思えません。
車輛のそれなりに草臥れてきてはいるが、手入れはちゃんとやっている感じが凄く良く出ていると思います。
OVM類の明度も車体色とマッチしていて、全く自然な感じです。

作品が素晴らしいので余計細部が良く見えてしまうのですが、鋳造を表現した梨地処理とか、
前部フェンダーのすべり止め、前面に垂れているチェーンなど、現用キットと比べても全く遜色ないと思います。
ここら辺はhajime様の塗装テクニックあればこそですね(^^)
懐かしのレオパルドⅠがここまでになるとは!?素敵な作品をありがとうございました。
返信する
迫力満点! (0-sen(零銭))
2023-10-22 19:12:36
MM初期のキットでも、貴殿の手にかかるとここまでの完成度になると言う見事な出来ですね。凄いです。
私もこのキットのモーターライズ版を作りましたが、まだ完成品がどこかで眠っているはずです。(もう電池を入れても動かないでしょうね。) 
この頃の樹脂製ベルト式履帯は、モーターライズを想定して作られているので、塗料のノリは良くないですね。MMになっても、恐らく同じ履帯だと思います。バンパープライマーは使用したことありませんが、ミッチャクロンでもポロポロしますかね? いつか機会があれば試してみよう思っています。
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Unknown (Tristan)
2023-10-22 15:37:06
作られてる時から思っていましたが、相変わらずの「鉄」で素晴らしいです。
前面の42って、実物はもっと小さいんですね。
履帯のウエザリングが明る過ぎるとか、車体下部のウエザリングをしていないとか、言われないとわからなかったです(^^;
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