9月11日の記事でTIGER I の前期型をお手つきしている報告をしましたが、
天候が芳しくなく、Spitfireの塗装、TIGER I アフリカのウエザリングを中断している間に
またまたTIGER I を新たにお手つきしております
タミヤの極初期型に続いて前期型(初期型)、中期型の組立を始めています。
キットは共にサイバーホビーです。
とりあえず2両の現状を記事にすることにしました。
▼まずは、前期型からです。キットNo.9142です。
いわゆるお買い得価格となっているオレンジボックスのキットを選択しました。
履帯が悪評高いDS製のベルト式が梱包されています。
お買い得品なのでPEはエンジングリルの最小限です。
▼ご存知のようにドラゴン系のキットは例えば足回りやハッチなどに数種のパーツが梱包されており、それは組説でわかるのですが、じゃあどっちを使うのかという指示はほとんどの場合ありません。
こういう時に役に立つのが図面です。
TIGER I は前期、中期、後期とグランドパワー発行の図面集を揃えておきましたので迷ったときはこれを参照していきます。
ただし、製作する車両の個体の詳細については限界があるのでそこのところは広い心で接していただければ幸いです
▼幸いなことにDSベルト履帯は劣化していませんでした。
車体内部の塗装のためにクレオスのMr.サーフェイサーを吹きました。
車体上面が接着しやすいように一部マスキングをしてエアブラシしています。
▼ガイアノーツのオキサイドレッドをモデレイト溶剤で薄めて吹いています。
超久しぶりにこの塗料を使いました。
使う前に瓶の中を除いたところ成分が分離していて心配でしたが、よくかき混ぜて使ったら大丈夫のようです。
▼組立を進めて砲塔内の塗装待ちとなりました。ここまでが9月11日に報告した状態です。
現状はここで止まっています。
この車両は、付属のデカールから
1943年7月13日、クルスク南戦線、プロポフツカ付近で活動したSS第一戦車連隊"LSSAH"第2大隊第13中隊第1小隊4号車となります。
対戦相手はソ連軍第18及び第29戦車軍団です。
▼続いてお手つきしたサイバーホビーの中期型です。キットNo.6700です。
▼このキットもパーツ選択でわからなくなったら図面集を参考にします。
▼足回りを組み立てました。オレンジボックスでは省略されているサスペンションがこちらでは表現されています。
ディオラマに使用しないので残念ながら履帯接着時にサスペンションも接着することになります。
▼出ました。悪評高きDSベルト。劣化してボロボロです。
▼つなぎ目は根元で切れてしまっています。なんでこうなるんでしょうねえ。
透明な液体が少し滲み出ていて何か毒性でもあるような嫌なイメージが湧いてきてしまいます。
▼DSベルトが使えないのでタミヤのキットからベルト式履帯を流用しました。
幸い起動輪の歯のピッチ、転輪の幅はぴったり会いました。
▼ティッシュを履帯と車体の隙間に詰めて"たるみ"を表現します。
▼タミヤに比べるとパーツ割も細かく、小さいなパーツも結構あります。
老眼で集中力の落ちたオヤジにとってこれを組み上げるのは結構な負担となります
▼とりあえず足回りと車体後部の排気系までを組み立てました。サスペンションは固定しています。
明日、天候が回復したら初期型の砲塔内、中期型の車内を塗装し、まずはこの2両を組み上げてしまおうと思います。