7月25日に東京・大手町サンケイプラザで文部科学大臣杯小中学校将棋団体戦の東日本大会が行われ、千葉県代表の小学校3チーム、中学校3チームが出場しました。
この大会は同じ小学校、中学校の3人チームでの団体戦。
同じ学校で3人揃えるのは簡単ではないのですが、今年も県内の将棋キッズ、親御さん、学校将棋部顧問の先生、教室や支部の関係者の皆さまのご協力により、6月23日の県大会には小学校の部27チーム、中学校の部37チームと、他県よりも多い参加がありました。
他県よりも多い小学校3チーム、中学校3チームの代表枠をいただいており、合計18人が東日本大会に出場できました。
少し残念なのは、小学生名人戦に比べると認知度が低いこと。
来年以降も県大会出場チームを現状維持~増やすことにより、多い代表枠数をキープ~増やしたいと考えております。小学校が昨年までの4枠から3枠に減ってしまったので、できれば枠の奪還を。
そのためには文部科学大臣杯の「同じ学校3人の団体戦」という特性や、千葉県代表の人数が多くチャンス大きいことを知っていただくことが大事なので、レポートを書きます。
まずは結果から。東日本各都道県から集まった小学校32、中学校32チームがそれぞれ4ブロック8チームずつに分かれ3戦します。
全勝が1チームだけになるので、その1チームが予選通過です。
千葉県代表チームは小学校、中学校とも予選を通過できませんでした。
3人の並び順(オーダー)は当日朝、提出します。
同じブロックの学校のメンバーを検索で調べ「やっぱりうちのエースは2番目にしよう」とか作戦が。相手も同じように作戦を考えるので、うまくいくかは分かりません。
千葉県代表チームを紹介(立ち入り制限があり、対局姿はあまり撮れません)
千葉市立小中台小。2勝1敗。おそろいの将棋Tシャツで出場しました。
成田市立向台小 1勝2敗
千葉大学教育学部附属小 2勝1敗。1局目2局目に勝ち、3局目も勝てば予選通過だったのですが惜しくも負け。
渋谷教育学園幕張中 2勝1敗。こちらも1局目2局目に勝ち、3局目も勝てば予選通過だったのですが惜しくも負け。
千葉大学教育学部附属中 1勝2敗
市川中 2勝1敗。1年生中心のチーム。今年は、小学校時代千葉の大会に出ていた1年生が将棋部にたくさん入部。
千葉県代表チームは抽選に外れてしまいましたが、棋士による指導対局もあり、高橋佑二郎四段の指導も。
高橋四段は小学校時代4回文部科学大臣杯に出場。弟さんと高橋四段が誘ったお友達の3人チームで、東日本大会を勝ち抜き全国3位になったこともあります。
また会場では多数の奨励会員がスタッフとして働いており、小学校時代に文部科学大臣杯で全国優勝したチームのエースだった渡辺晴磨奨励会二段の姿もありました。
さて、上記の市川中や渋谷幕張中のように将棋部がある学校は全体から見れば少数です。
他県の中学校チームに聞いてみると運動部に入ったうえで、将棋も学校外で細く続けている生徒さんも多数いました。
この大会は決して「将棋部ある学校のための大会」ではありません。サッカー部でも吹奏楽部でも出場OK。
ぜひ、将棋を続けて文部科学大臣杯に出ていただけると嬉しいです。
来年も6月の第4日曜日に(おそらく)文部科学大臣杯小中学校将棋団体戦千葉県大会を実施予定です。
同じ学校で将棋の指せる仲間を探したり、将棋を知らないお友達に教えたり、来年の出場を考えてください。
教えたり誘ったりした友達のほうが将棋にハマり、その後15年にわたって千葉の一般大会に出ている例もあります。
さあ、来年へ!