山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

おうち

2010年11月18日 | 日記
夜があるから朝が来る。そして朝は必ず訪れるもの。ラジオからそんな言葉が聞こえてきた。通勤は片道40分の車通勤。入り口だけが混むガラガラの高速をのんびりと走り、40キロほど北上する。一日の走行距離は90キロ近くあり、月間で2,000キロを越える。オンボロラシーンはすでに9万キロ近く走っていて、縦断しても100キロのこの島を何週したのかと笑ってしまう。この通勤時間を有効に使いたいと英会話のCDを聞いたり、好きな音楽を聴く時間に使ったりとしているが、朝は朝で寝ぼけていて集中力がなく、帰りは帰りで疲れと空腹で家にたどり着くことしか考えていないので、結局ただの通勤時間となってしまう。電車だったら本でも読めるのになぁ、なんて考えてはみるけれど、どうせ眠いとか、周りが気になるとか言って何もしないのだろう。

沖縄はこれでも一応冬支度をしているようで、ふとした瞬間に冬のにおいが流れてくる。北風が強くなり、雲のかかったどんよりとした天気になってくる。冬の沖縄は正直好きになれない。いい思い出がないこともその原因かもしれない。故郷の奈良の冬はそれはそれで好きだったし、北海道の冬は一大イベントのようで楽しかった。春夏秋冬バランスの取れた奈良で育った私は、きっと極端な夏や、極端な冬が楽しいのだろう。この地に長く居座ると決めたのだからもうそんな興味本位で動くようなことはしたくない。

こんなことを考えるのも、家を建てたくなったから(笑)。庭付きの平屋の家を建てたい。田舎でもいい(こっちの都会はどこなのか・・・)。しっかりと腰を据えて仕事に取り組み、生活を築く。当たり前に当たり前の生活を過ごしたい。そして我が家がほしい。10年転々とし、どこに移っても次に移ることばかりを考えている。今身近に居ている人以外に私の消息を知っている人は少ない。携帯一本で分かることではあるが、転がり続けた結果、たったそれだけの情報でさえあやふやな情報になってしまっている。希薄な人間関係にもなれ、その言い訳に遠隔地を使い、音信不通を仕事のせいにする自分に歯止めをかけないと。そして海に行かなくなった私がもう一度海と向かい合うように、その家は海辺にあること。そして、そこが夢の第一歩になるように。そして、そこでまずはわが子が幸せな時間を過ごせるように。そんなことを考える。きっと甥っ子の誕生に刺激があったのだろう。

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