G裏から見ると正面が真っ赤に染まる。
統制のとれた応援。
迫力に満ちた声。
あの赤い軍団が大銀に再びやってくる。
浦和レッズ・・この名前だけでわくわくするし
ああ、J1に帰ってきたんだと本当に実感してしまう。
今日勝てば17年ぶりの3連勝がかかったレッズ。
ところがこういう記録のかかった相手にめっぽう強いのが
我らがトリニータ。
しかも、ここ大銀では過去5試合レッズに負けなしなのだ。
キックオフが待ち遠しい。
待機列に荷物を置きドームを一回りしてみる。
「俺たちは全力でお迎えするぜ!」とホームには書いてあるが・・・。
ここアウェーのレッズ待機列には「お迎えするぜ!」も何も無い。
大分FCのみなさん、どう思いますか?
去年の8月26日、第31節岡山に行った時のアウェー側。
この「大分」の文字だけを張り替えているだけだが
それでもあるのと無いのとではまったく違う。
そんなにお金がかかるとは思わないのだが・・・。
さて、今日のニータン。
首にぶら下げているのが「クッキー」。
これを開くとブルーの文字で「ジェイリース」。
オレンジの文字で「サンクスデー」と書かれているらしい。
残念ながら見る事ができなかった。
「ホワイトデー」というコンセプトなので
後ろにプレゼントという意味でリボンをしているとの事。
よく見ると着ている柄がお菓子になっている。
毎回良く考えてるなと頭が下がる。
開幕戦の時に「大分高等学校書道部」のみなさんが書いた
今季トリニータが掲げる「氣力×機力」。
今季から発売されてる弁当。
700円なり。
そして別府さんからいただいたお菓子。
「赤にきっと勝つ」・・うまい(笑)
第1節・2節とベストイレブンに選ばれた「タンノ」。
今日はどんな神セーブを見せてくれるのか。
「ミヤサン」と「タケ」。
何かおもしろい事でも言っているのか嬉しそうである。
レッズ相手に緊張してないのが頼もしい。
本日の「G裏町内会」のゲーフラ。
あの「フカヤ」ゲーフラが高く掲げられる日が待ち遠しい。
「フカヤ」の復帰が待たれる。
レッズサポーター。
両端を開かせ真ん中に寄っての応援はさすがである。
その迫力。
「動」から「静」、「静」から「動」の切り替えもお見事。
しかし、あの数年前のJ1の時、みごとなまでにG裏を真っ赤に染めた人数はどこに・・。
TVでは2300人と言っていたが・・・。
現在トリニータのゴール前は「タンノ」が守っているが
「ケイスケ」の存在も忘れてはいけない。
どちらにも出て貰いたいと思っているのだが。
さぁキックオフ。
私はこの円陣をくんだこの姿に心が奮い立つ。
開始3分。
「マルタニ」が初ゴールを決める。
丸谷・・初ゴールおめでとう。
勝って勝利インタビューを受けさせたかったが、残念。
その2分後「タカマツ」がゴール。
あっというまに2点とってしまった。
もちろん周りは大騒ぎではあったが不安もあった。
このままいくはずはない。
なんせ点をとった時間が早すぎる。
不安が的中した。
その3分後「原口」に1点返された。
あまりの展開の速さについていけない自分がいた。
おそらく選手の何人かも同じ状態ではなかったのだろうか。
前半42分「阿部」に同点ゴールを決められた。
ただ、このゴールは鳥肌が立った。
綺麗というか華麗というか、もうお見事というしかなかった。
もちろんゴールを決められて悔しいが「J1に上がって良かった」と思った瞬間でもあった
スピードに乗ったままのパス。
一人がスルーしてのシュート。
そしてゴール。
見とれてしまった。
敵ながら拍手したくなった。
本日の入場者数「16510」人。
レッズの名前をもってしても2万人の壁は厚いのか。
試合終了。
2-2の引き分け。
監督は「勝ち点1をもぎ取った」とコメントしたが。
課題は多い。
レッズの猛攻撃に耐えた選手。
疲れ果てた顔がつらい。
試合終了後、デカがタンノの肩をお疲れさんとでもいうように
「ポンポン」と叩き・・・
「ケイスケ」も「タンノ」の肩を叩いた。
ごく普通の光景なのだが、なぜか「ああ良いな」と思ってしまった。
開幕から3試合。
打たれたシュートは合計55本。
入れられたのは5本。
神セーブは数しれない。
今日も「タンノ」健在なり。
実は試合が終わって「マキノ」が私達のG裏に向かってお辞儀をした。
ビックリした。
最初は何がなんだかわからずに思わず「え?見間違い」と思ってしまった。
後でTVで確認したがやはりお辞儀をしている。
「マキノ」がどの試合でもそうしているのかどうか私は知らないが
感動した。
正直に書くと彼に対してあまり良いイメージを持っていなかった。
私の偏見かしらないがそういう事をする選手とは思っていなかった。
イメージだけで判断してはいけないなと反省したしだいである。
単純と思われるかもしれないが、私はこういう風に
「礼儀」を重んじる人が好きである。
「マキノ」という人物をもっともっと知ろう。
そう思った出来事だった。
おそらくこの先も我慢の試合が続くだろう。
この1点があったからこそ・・・
この1点をあのレッズからもぎ取ったからこそ・・・
そう思える日が必ず来る事を信じている。
このチャントは非常に乗りが良く大銀ドーム全員で
タオルを回せば選手の士気も高まると思います。
豊満の誓い(大分トリニータ・2013 新チャント)