四浦半島(河津桜とモイカ)

2015-03-06 18:59:13 | 四季の花
「俺、昼からモイカ釣りでも行こうかな?」と言ったのが昨日(3月5日)の朝のこと。
「四浦に行くんなら河津桜も見たいなぁ」と嫁。
「良いよ」と答えたもののここで考えた。
腰を据えてじっくり釣りたかったので釣りには5~6時間は必要になる。
しかし午後からドライブしながら桜を見て、その後で釣りをするとなると、釣り時間はいいとこ1時間ほどしかないだろう。
一応釣り道具は車に積み込んだが、心の中では釣りはほぼ諦めていた(笑)

津久見市内を抜け「いるか島」の前を通りまずは「四浦展望台」へと向う。
正面に見えるのが「無垢島(むくしま)」
風はまだまだ冷たい。
しかしここからの景色はいつ見ても懐かしい。
小学校の3年生のときから6年生までの4年間。
夏休みには30日間ほど「鳩浦」の祖父の家に一人で来ていた。
漁師である祖父は朝の4時に家を出る。
一言「行くぞ」と言ったときはすでに家を出ようとしている。
慌てて起きて後を走って追いかける。
沖の漁場に着くとサビキ(小魚に似せた擬餌針)を下ろす。
まずゼンゴ(アジ子)を釣る。
そのゼンゴを餌にして大きな魚を釣るというもの。
今のように撒きえさはない。
魚を寄せて釣るのではなく魚のいる場所に船を停める。
「山立て」といって山、建物など、海岸にある物を目標として利用し、海面上で位置を正確に測定し、ぴたりと目的の場所に停める。
何度も教えてもらったが難しい。
朝の10時には家に帰る。
売れ残ったアジの刺身が昼ご飯となる。
大皿に山のように盛られている。
夜はアジの塩焼きと味噌汁と昼の残りの刺身。
祖母が亡くなっているので毎日この繰り返し。
そのうち刺身を見るのも嫌になるが釣りができる嬉しさに自宅に帰ろうという考えはまったく無かった。
夕方からは祖父と次の日に使うサビキ作りをする。
まずサバの皮を干したものを4センチ程に切り、釣り針とテグス(糸)の間に入れて結ぶ。
それを10本程作ってやっと一つの道具の完成。
これを毎日10セット作り、ようやく寝ることができる。
「自分の釣り道具は自分で作ってこそ一人前じゃぁ」と口癖のように言っていたっけ。
目の前の海が毎日行っていた漁場だけに本当に懐かしい。



ここから「刀自ヶ浦」「久保泊」を抜け「深良津」と「落の浦」の間の峠に眺めの良い場所がある。






しばらく走ると眼下に「落の浦」が見えてくる。
正面に見えるのが「沖吉島」



ここから「田ノ浦」「櫂木(するぎ)」「松ヶ浦」と走ると「越智小学校」が見えてくる。
が、ここの「河津桜」はすでに葉桜になっていた。
トンネルを抜けて「高浜」から「釜戸」に行く途中の峠の「河津桜」が満開だった。



この桜に群がっていたのが「メジロ」






「青い空」と「緑の山」と「ピンクの桜」。
贅沢な景色だ。


山を下ってきたときに見えた景色がこれだ。
言葉はいらない。







嫁がいるので近くにトイレがある釣り場を選び、1時間ほど釣ることにした。
ゼンゴを買い、釣り場に引き返しまずは1投。
餌とする小魚がいないのでおそらく近くにいれば釣れるはずと思い、外側ではなく内側の浅い所に投入。
浮子と餌までは1ヒロ半(2mちょい)
3投目に前当たり(イカが来たのでゼンゴが逃げる当たり)が来た後、40センチほど浮子を引き込みじっとしている。
そこに嫁が来たので写真を撮ってと頼む。
ついでにタモ(すくう網)も頼んだ。


美味しそうなモイカくんに嫁も大喜び。
刺身とバター焼で焼酎が美味かったのは言うまでもない(笑)


四浦半島、ぶらり旅。
釣りとドライブが両立した珍しい一日でした(笑)



海と山に囲まれ、温泉や美味しい食べ物がたくさんある大分。
ここに生まれ、トリニータのある生活ができる。
大分県 最高!!

























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