2020-12-6 第31節(ホーム)ベガルタ仙台戦(0-2 敗け)

2020-12-08 16:44:52 | 大分トリニータ
『ジィジ、唐揚げがカワイイよ』と我が家に来るなり得意げにしゃべる孫。

えええ?
唐揚げは『カワイイ』じゃなく『美味しい』じゃないの?

聞くと"唐揚げ"という名前のネコを飼い始めたようで、生まれて6ヶ月になる女の子。
なぜそんな面白い名前にしたのかは置いといて、飼い始めた動機を聞くと"道の真ん中で震えていて可哀想だったから”

すぐに医者に連れてって予防接種やらなんやらして飼うことにしたようです。


『じゃあ試合前に会いに行こう』
ということで試合当日、我が家に遊びに来ていた孫を送ったついでに"唐揚げちゃん"とご対面…のはずが孫の声で玄関に出てきた唐揚げでしたが、私の姿を見ると脱兎の如く寝室のベットの下に逃げ込んでそれっきり!
『ジィジは優しいから唐揚げ出ておいで』と孫が言ってくれたが…ダメ!


結局姿を観たのは数秒間。
ニャンとも仕方がない(笑)
ということで、試合に負けた心を癒してもらおうと、試合後に『唐揚げ』の写メを送ってもらいました。

道の真ん中で震えていたネコちゃんが孫と一緒に安心しきって寝ている姿を観ると『良かったなぁ』って。
命の大事さ、尊さを家族となった『唐揚げ』と共に学び成長してくれたら、と願っています。


それにしても女の子なのになんで”唐揚げ”って名前にしたんだろうねぇ(笑)

おっといけねぇ、これはネコちゃんブログではなくトリニータブログだった。
負けるとついつい現実逃避してしまうといういつもの悪いクセが…(笑)
では残り5試合となった連戦の最初の試合、ベガルタ仙台戦を振り返ってみましょう。


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この日は「ネットワンダイバーシティー&インクルージョンデー」


ご存知のように2009年3月よりユニフォームスポンサー契約を締結して頂いています。
ありがとうございます。


ところでこのキャラクターの名前を知っていますか?


「コアルータン」といいます。
ネットワンシステムズ株式会社 坂田玲子さんがデザインしたものです。


ネットワンシステムズ様、いつもトリニータを支えていただきありがとうございます。
来季もよろしくお願いします。



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第31節(ホーム)ベガルタ仙台戦。 

残り5試合、連戦の初戦。
相手は現在最下位の18位に沈む仙台だが、大分がJ2、J3と降格している間もずっとJ1にい続けた実力のあるチーム。


勝てなくて苦しんだ時もあったがここ5試合は2勝1分2敗と五分の戦いをしている怖い相手。


特にガンバ大阪に4-0と圧勝した試合は記憶に新しいところ。


先制点だけは絶対にやれないチーム。
と思っていたが、なんと開始18秒(公式は1分)で先制された。


第4節の神戸戦の古橋選手のように開始1分で豪快に決められたゴールならあきらめもつくが、あのコロコロゴールを納得するのはかなりきつい。
とはいえコロコロだろうが1点は1点。


まぁこれはこれで仕方がないし、事故だと思うことにして切り替えよう。
きっと取り返してくれる、まぁ1点だし…大丈夫。

大分仙台ゴールを攻める。
「4分」、「5分」とコーナーキックのチャンスを掴む、がゴールを割ることはできない。


そんな矢先「8分」
のりが相手選手と接触して倒れた。


片側の目を抑えている。

現在164試合連続フルタイム出場中の記録を更新しているのり。
もちろん大分の要だし気持ちの支えとなっている唯一無二の存在。
大丈夫だろうか。


大分も仕掛けてクロスまではいくがシュートまでが遠い。


前回の対戦では23番のシマオ マテに競り勝ちし、得点を決めた知念もこの日は思うようにプレーをさせてもらえない。


ピッチを支配しているのは大分。
しかし1点リードされているからか、ボールを持たされている感は強い。
さらに悪いことに「29分」長谷川、「38分」ヤマトがイエローカードをもらう。


何かがおかしい。
どこかがおかしい。


全体的にプレーが噛み合っていないし、ひとりひとりがバラバラな気がする。
いつもの大分ではない。


「43分」大分6回目のコーナーキックの場面。
高木が監督から呼ばれた。
点差はわずかに1点。
しかしその1点がいつもより遠く感じる。


1-0 大分1点ビハインドで前半を終えた。

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「ハーフタイム」

私はハーフタイムはできるだけトイレに行かないようにしている。


どんなアクシデントがあるかわからない中で、いつでも試合に入れるようにするのがサブメンバーの仕事。


それは私が思っている以上に大変なんだろうな、と思う。


勝っている試合はその流れを切らないようにしないといけないし、負けている試合は悪い流れを断ち切らなければいけない。
逆に90分間、いつでも出れる体を作っても出れないときもある。
それはそれで別の大変さがあるだろうし…。


そんなサブメンバーの表情はこの日も楽しげだった。



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「後半開始」
「46*分」
島川 俊郎 → 小林 裕紀に交代。


後半に入っても流れは変わらなかった。
ボールを保持し攻めるのは大分。
しかしシュートまではいけないというもどかしさ。



1点先制したことで仙台に気持ちの余裕と勢いを与えてしまった気がする。


お互いの呼吸が合わなかったり一瞬の判断の遅れだったりでなかなか決定機が作れない大分。
ただ「51分」の場面でのりが足を滑らせたことを考えると「芝」がおかしかったのかもしれない。


「52分」には仙台にボールを奪われあわやゴールのピンチ。



あの最初のゴールが時間を追うごとに大きくのしかかってくるとは思いもしなかった。


「65分」
知念 慶 → 髙澤 優也
町田 也真人 → 伊佐 耕平に交代。


この試合何度もあった大分コーナーキックのチャンス。
開幕戦C大阪の清武がショートコーナーを多用し、一転して大分の裏をかいてゴールを決めたようになにか大きな変化を起こすという選択肢はしなかった。
ある選手のコメントにあったように「大分の選手は真面目すぎる」の言葉。
それは決して悪いことではないけど…う~ん。




そんな閉塞感の中「71分」
長谷川がミドルシュート。
コレは良い。
いつもと違ったことをしないと何も起こらない。



再び試合が動いたのが「74分」
山田選手のシュートを高木がクリア。
これで得たコーナーキックを仙台に決められ万事休す。
「0-2」とその差を2点に広げられた。


「82分」
長谷川 雄志 → 高畑 奎汰に交代。

問題のPKの場面。
相手のミスから野村が拾って柔らかいボールを中央に上げる。
そのこぼれ球を伊佐がシュート。


ペナルティエリア内でシマオマテ選手の左腕に当たった。
「ハンド」と誰もが思った…が


清水 勇人主審はノーファールの判定。


抗議する伊佐。


それは当然のこと。
たった一つのプレーで流れがガラッと変わるなんてサッカーではよくある話。
ましてやPKで点が入り「0-2」から「1-2」になれば仙台は動揺するだろうし、大分は押せ押せになったかもしれないのだ。


同点から逆転もあり得たかもしれない。

伊佐がこれだけ「ハンドアピール」をする以上、私の中では200%伊佐が正しい。


試合終了。
0-2 完封負け。



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トリサポになって10数年。
毎年この時期になると覚悟をしているのが選手との別れ。


「この選手たちとまた来季一緒にこのドームで戦っているのだろうか?」
「もしかしたら生でプレーを観ることができるのはこの日が最後だったのではないだろうか?」
様々な感情が湧いてきます。


毎年、毎年10人前後の選手が入れ替わる大分。
来季だけは特別に誰も入れ替えがない、ということはないだろうしそれは考えられません。



選手のステップアップだったり、戦術との兼ね合いだったりで自分の輝ける場所を求めて大分を去っていくことは仕方がないこと。


毎年そう思いながらも割り切れない自分がいることも私自身が一番よくわかっています。


仕方がない、と自分に言い聞かせながらも寂しく辛い。


さらに選手との別れは同時にその選手を応援し、大分を応援してくれている個サポさんとの別れでもあるのです。


選手を追って大分にやってきた個サポさんと春に出会い親しくなり、別れの冬がやってきます。


数年のときもあれば、1年だけのときもありました。


そしてこの時期に交わす個サポさんとの挨拶。




「来季も推しの選手がいれば大分に来ますが、もしかしたら今日が最後かもしれません。ありがとうございました」
「来季もきっと会えますように、祈っています。こちらこそありがとうございました」


このブログをアップしようとしたまさにその時、大分公式からの発表に頭の中が真っ白になって手が震えてきました。

さんぺー、前田、星、コテ。
みんなで掴んだJ1昇格のメンバー。
まさか、と思っていたことが現実になってしまいました。

辛く、悲しい。
今は何も考えたくないし、なにも手につかない。

残り4試合。
悔いのないようにシラシンケン応援することだけが今できること。

       
頑張れ 大分トリニータ!!
頑張れ 星! 大分19番!
頑張れ 小手川! 大分20番!
頑張れ さんぺー! 大分27番!
頑張れ 前田! 大分32番!!


最後に
今節もわざわざ私たちの席までご挨拶に来ていただいた皆さん、
お気遣いいただいた皆さん、

ありがとうございました。















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