国東の旅・・ 国宝富貴寺大堂・両子寺の紅葉

2014-12-01 17:24:09 | 
11月29日。
大分トリニータ今季最後の練習を見て国東の「富貴寺」へ。
まだ、子供が小学生の頃だったが、一度行ったことがある。
時期も今ごろ。
境内の庭はイチョウの黄色、見上げれば赤い紅葉に青い空。
目の前には富貴寺大堂という絵はがきにでもなりそうな景色が今でも思い出される。
毎年、嫁と行きたいねと話をしていたが、結局行けなかった。
あの日から20年余り。
あの景色は今でもあのままなんだろうか?
息子夫婦とうち夫婦の4人、久しぶりのドライブ。
いざ、出発。
全員がトリサポの為、当然話す内容は全てトリニータ。
今季のこと、来季のこと・・・いやぁ話は尽きませんねぇ(笑)
行く途中でトリサポ仲間の「ナミさん」が嫁に富貴寺の情報を。
ありがとうございます。
「国宝富貴寺大堂 到着」
午後3時半。
腹が減ったので遅い昼食を食べる。
午後4時半で門が閉まるとあって少し急ぐことに。



階段を登る途中で・・・



おばあちゃんがいた。
なんとなく亡くなった母に似ていた。
「かぼちゃ」「しいたけ」「ぎんなん」「うめ」等を売っていた。
お寺が閉まるので先に見て、後から買おうと思った。
・・・30分後。
そこには誰もいなかった。
なぜ先に買わなかったんだろう。
悔やんだ・・・。



「仁王門」
大堂はカヤの木の素木造りで、宝形造りの屋根の勾配も美しく、九州最古の木造建造物として国宝に指定されている。
中尊寺金色堂、平等院鳳凰堂と並ぶ日本三阿弥陀堂の一つ。





拝観料は200円



石段をゆっくり登って行くと丸く大きな宝珠が姿を現す。
宝珠から四方に流れるような瓦葺きの美しい屋根が大きくなってくる。




その全貌が徐々に明らかになる時 きれい! 思わず嫁がため息をつく。
この景色だった。
記憶の中にある20年前と同じ景色だった。



子供達がイチョウの上を走り回っていた。



風に舞う紅葉の葉を空中で捕まえようと追いかけていた姉弟。


弟はお姉ちゃんの真似ばかりしてた。



そのうち諦めて、下に落ちているイチョウの葉をまとめだした。
何をするのか見ていたら両手ですくって自分の頭の上でパァーと撒き、それを捕まえて得意顔をしていた。



すべては遠い昔、昔の話。


 でもこの木は数百年にわたり大堂に寄り添って生きてきてそのときの事も、いや、その前のずっと前の、私達が生まれるはるか前のことも、ここでずっと見てきたんだろうね。




その小さかった息子にRちゃんという可愛い嫁ができ、4人でここにいることが本当にうれしい。




午後4時半。
仁王門が閉められた。
またここ来るのはいつになるのだろう?
そんな事を思いながら「両子寺」に向かった。



「並石ダム マジックアワー」  
その途中、並石ダムまで来たときに「マジックアワー」に出会った。
昼でもない。
夜でもない。
その狭間。




「昼を惜しむ声」と「夜を待ち望む声」の魔法の時間。
そして、それらが譲るまいと火花を散らす、それが今このときではないだろうか?



「両子寺 到着」
標高721m、両子山の中腹にある天台宗別格本山。
Rちゃんはこの国東半島最大級の石造仁王像を見るのは初めてらしい。
高さは約2m。



階段を登る。
門が見える。



門を抜けると・・・
別世界があった。
紅と緑と黄色だけの風景。


池には紅く染まったもみじ。


両子寺を後にして帰る途中、別府湾に浮かぶあの帆船はもしや・・・

帆船「海王丸」
この海王丸は海の貴婦人の愛称で呼ばれ、商船学校の練習船として誕生した船であり、船長、機関長を目指す多くの学生達が航海訓練を行っている。
これを見逃すわけもなく、近くに走っていく。



さすがに近くに行くと大きい。
ここでRちゃんが帆船が大好きと判明(笑)
当然、私も船関係はすべて大好きです。



今日のスケジュールは超ハードだった。
朝8時から夜の11時までよく遊んだ。
でも「息子夫婦と一緒に遊べて良かった」
「心の財産がまた一つ増えた」と喜ぶ嫁の顔を見たら疲れが吹っ飛んだ。


次はどこに行こうかな?          









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