京都府相楽郡南山城村野殿
地図を見ていると、こんな山奥に集落があるのか、と驚くことがある。
鉄道駅からの距離、幹線道路からの距離、そこに至るまでの道路事情、地形などなど、山奥と感じさせる要素はいろいろあるけれど、標高もその一つであろう。
京都府唯一の村である南山城村にある野殿集落の標高は約500m。これが中部山岳地帯なら何でもない高さだが、京都府南部となると、かなりの意外性がある。
周辺の山々の標高は500~600m台。ほぼ山頂に村があるようなものなのだ。
事実、どの方面から入るにしても、長い坂道を上らねばならないし、幹線道路である木津川沿いの国道を走ってみても、そこから見える斜面の上に、集落が存在するとはとても思えない、まさに隠れ里のような場所である。
そんな場所にあって、気になる集落の野殿であるが、そこに六所神社という茅葺の社殿を持つ神社があるというのだから、私としては行ってみるのが当然の成行きで・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/08/c0ca0c7c65bd22bf0e8dd99665f82c5b.jpg)
狭く九十九折の道を野殿に向かって走る。峠を越えれば、地形が変わり、伸びやかな風景となる。
標高が高いのだから、当然のことながら周りの山々は丘のように低い。何となく「山奥」というイメージのせいか、その広く明るい風景が予想外に感じられる。
集落手前で夜明けを待つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/f0/6fc6e6caa240098d5ff57c5795a234b2.jpg)
清々しい目覚めを邪魔してしまったか、背後の民家で犬が吠え立てる。気になりつつも、心は目の前の参道に奪われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/38/e5a2a1053e3596920a5d7da0a94c39ea.jpg)
勧請縄がある。何を模ったものだろうか、魚らしきもの、箒らしきものなどがあって興味深い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2d/ff698abf64e73779a917c315adf86412.jpg)
鳥居手前に杉の大木がある。
残念ながら、大木といえるほどのものはこの一本のみ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/98/16eea175ddb273d5d1e2c28e5e3729d3.jpg)
整然と、よく清められた参道だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/81/ffe77b4b1776a04f54e26d08e2ec1c50.jpg)
徐々に社殿へと近づいていく。
が、実は光の状態が良くなるのを待って、何度も往復していたりする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ae/a962c2f69200edff500aa8c51c2545aa.jpg)
事前に調べて、参道は杉林で暗いこと、社殿のある境内は砂地で明るそうなことは判っていた。太陽が出てからだとコントラストが強くなりそうなので、ここを撮るなら早朝と決めていた。
参道を行ったり来たりして、何回往復したか判らなくなる頃、この光線状態に出会う。ほぼ予想通りで理想的な光。お気に入りの一枚が撮れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/55/977114989ca2e2516f96dde6dee00ad7.jpg)
早朝が終わり、朝の訪れである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/8e/0e4769d039cd4c2709f5266e32212146.jpg)
本殿に見える建物は、覆屋のようなもので、中には朱塗りの小さな社殿が六つある。
拝殿もそうだが、どちらの茅葺も葺き替えてからそんなに月日は経っていないようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/20/59928192ecfcab5fc2afc8d3de098647.jpg)
社殿の横から背後の森へと小道が続いている。さして深い森ではないが、小さな流れもあって鳥が囀っていた。
2万5千分1地形図 島ヶ原
撮影日時 080731 5時~6時40分
駐車場 なし 神社への分岐点辺りにある公民館前に駐車可
地図
地図を見ていると、こんな山奥に集落があるのか、と驚くことがある。
鉄道駅からの距離、幹線道路からの距離、そこに至るまでの道路事情、地形などなど、山奥と感じさせる要素はいろいろあるけれど、標高もその一つであろう。
京都府唯一の村である南山城村にある野殿集落の標高は約500m。これが中部山岳地帯なら何でもない高さだが、京都府南部となると、かなりの意外性がある。
周辺の山々の標高は500~600m台。ほぼ山頂に村があるようなものなのだ。
事実、どの方面から入るにしても、長い坂道を上らねばならないし、幹線道路である木津川沿いの国道を走ってみても、そこから見える斜面の上に、集落が存在するとはとても思えない、まさに隠れ里のような場所である。
そんな場所にあって、気になる集落の野殿であるが、そこに六所神社という茅葺の社殿を持つ神社があるというのだから、私としては行ってみるのが当然の成行きで・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/08/c0ca0c7c65bd22bf0e8dd99665f82c5b.jpg)
狭く九十九折の道を野殿に向かって走る。峠を越えれば、地形が変わり、伸びやかな風景となる。
標高が高いのだから、当然のことながら周りの山々は丘のように低い。何となく「山奥」というイメージのせいか、その広く明るい風景が予想外に感じられる。
集落手前で夜明けを待つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/f0/6fc6e6caa240098d5ff57c5795a234b2.jpg)
清々しい目覚めを邪魔してしまったか、背後の民家で犬が吠え立てる。気になりつつも、心は目の前の参道に奪われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/38/e5a2a1053e3596920a5d7da0a94c39ea.jpg)
勧請縄がある。何を模ったものだろうか、魚らしきもの、箒らしきものなどがあって興味深い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2d/ff698abf64e73779a917c315adf86412.jpg)
鳥居手前に杉の大木がある。
残念ながら、大木といえるほどのものはこの一本のみ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/98/16eea175ddb273d5d1e2c28e5e3729d3.jpg)
整然と、よく清められた参道だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/81/ffe77b4b1776a04f54e26d08e2ec1c50.jpg)
徐々に社殿へと近づいていく。
が、実は光の状態が良くなるのを待って、何度も往復していたりする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ae/a962c2f69200edff500aa8c51c2545aa.jpg)
事前に調べて、参道は杉林で暗いこと、社殿のある境内は砂地で明るそうなことは判っていた。太陽が出てからだとコントラストが強くなりそうなので、ここを撮るなら早朝と決めていた。
参道を行ったり来たりして、何回往復したか判らなくなる頃、この光線状態に出会う。ほぼ予想通りで理想的な光。お気に入りの一枚が撮れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/55/977114989ca2e2516f96dde6dee00ad7.jpg)
早朝が終わり、朝の訪れである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/8e/0e4769d039cd4c2709f5266e32212146.jpg)
本殿に見える建物は、覆屋のようなもので、中には朱塗りの小さな社殿が六つある。
拝殿もそうだが、どちらの茅葺も葺き替えてからそんなに月日は経っていないようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/20/59928192ecfcab5fc2afc8d3de098647.jpg)
社殿の横から背後の森へと小道が続いている。さして深い森ではないが、小さな流れもあって鳥が囀っていた。
2万5千分1地形図 島ヶ原
撮影日時 080731 5時~6時40分
駐車場 なし 神社への分岐点辺りにある公民館前に駐車可
地図
勧請縄の構造は
実に不思議ですね
それになんといっても
葺き直されて間も無さそうな
拝殿と本殿鞘堂の
萱葺の美しさですね
うわお~
南山城いいじゃないですかぁ
少なくとも、他では茅葺の社殿は見られませんし・・・。
でも、中の社殿は南山城っぽい。
地理的な条件から、他にない個性が出たのかな、という気もします。
南山城の良さは、ホントに意外でした。
朱智神社もそうですが、あと二社ほどお奨めがあります。
ここは知らなかったです。京都に十回いじょう行
ってるんですけどね。
参道・社殿欠点ないですね。管理もよさそうだし、
それにhiro1jzさんの執念感じます。素晴らしい。
ちなみに夜の遊園地怖いですよ。いまは潰れた遊園
地の間を通れる道があったんですが、夜はハンパな
く怖かったですよ。
八王子は二十三区の連中は馬鹿にしてますよ。
ヤンキー多いの別にすれば良い場所なんですよ。
丹荘は武蔵七党の一派の丹党の荘園があったから
ついた名前です。
ちなみに九州の有明海は、この武蔵七党の一派に
関係する名前です。
パート2お待ちしてます。パート1もでき素晴らし
いですけどね。
紅葉の時期は、何処に行くか悩みますよね。
綾部~船井でラストに山国です。二日目は大原野
から向日の予定です。
根性といえば台風きそうなんですが長野に行きま
す。車中泊ですぅ。
高速飛ばして根性根性。
ここはここで好きなんですけどね。
文中でも書いてますが、6枚目は気に入ってまして、
年間のベストに入れる予定です。
ただ、19インチのディスプレイに全画面表示すると凄くイイ! と思ったのに、
このサイズだとイマイチな気が・・・。
ああ、遊園地とかも怖そうですね。
たぶん賑わいとのギャップが怖さを助長するんでしょうね。
夜の学校が怖がられるのも同じことなんだと思います。
ん~、でもやっぱり私は怖くないような気が・・・。
京阪神には滋賀を馬鹿にする人が多いですね。
相手を馬鹿にすることで自らの馬鹿を晒すという典型的なパターンです。
京都人には他の全都道府県を馬鹿にする人もいますが(笑
丹党で検索すると加治神社が出てきました。
お、横山党から小野篁も出てきた。
なんか色んなところで色んなことに繋がっていきますね。
おお、やっぱり綾部~船井ですか。
馴染みのある地域なので、感想が楽しみです。
山城西部は、ほぼ無縁でありますが。
こちらに近づく頃には勢力も弱まっているでしょうが、
やはり山間部の通行にはご注意を。
恐らく南岸を通るのでしょうが、そういう時は、
山の南東側が豪雨になりやすいです。
>年間のベストに入れる予定です。
私、7枚目がいいです。
>ただ、19インチのディスプレイに全画面表示すると
>凄くイイ! と思ったのに、
>このサイズだとイマイチな気が・・・。
7枚目、その他、私の17インチのCRTで見て、「凄くイイ!」です。
いつだったか、友人宅のパソコンで自分のHPを見らら、液晶ディスプレーの輝度調整の加減なのでしょうか、ガックリくる白っぽい色でした。
CRTは電気屋で見ることが無くなりましたね。
ちょっと前までは、日本橋で中古があったんですけど
それも見なくなりました。
(日本橋は最近御無沙汰ですが。)
五、六もいいんですけどねぇ。
hiro1jzさんはタフガイですなぁ。自分は夜の病院
とかはアウトです。
でもマジモノのS級の怖い場所は、一見怖くない
んですよね・・あれ?怪談になってる。
友達がバイトしてた学校は笑いしかでないくらい
怖かったなぁ。
丹波はhiro1jzさんが掲載済みの場所がメインです
よ。あとはカムナビ神社がメインです。
カムナビ・摩気・山国がメインです。相方はアス
スキ神社が楽しみなようです。
山城は、そんなに気合いれないで楽しみます。
長野は台風との戦いになりそうです。萌えてきま
したよぉ。女と神社は障害が多いほうが楽しい。
文中でもお気に入りと書いている通りでして、
ただの勘違いですはい・・・。
>uziさん
いやいや、そう言っていただけると嬉しいですが、
正直なところ二、三枚目は色が変ですよね。
九、十枚目もどうかな、という感じです。
どういう光の条件の時か特定できないのですが、
どれだけホワイトバランスをいじっても、
変な色の写真しか撮れない時と場所があります・・・。
私もブラウン管から液晶に換えたとき、
今までの自分の写真が全然違う感じに見えたんです。
それで、ネット上で輝度や色合いの設定を検証してくれるサイトで調整しました。
が、見てくれている人のディスプレイによっては、
もっと暗かったり明るかったり、変な色だったりするんだろうなぁ、
と心配していたりします。
本当はCRTの方が、自然な発色でいいと思うのですがねぇ・・・。
>eraさん
夜の滝、夜の神社、夜の廃校、夜の廃線トンネル、
夜の廃村、夜のお墓・・・。
考えてみると、けっこういろいろ行ってます(笑
亀岡の松尾は行かれないんですか?
幡日佐、天照皇大、松尾と狭い範囲に固まっているのでお奨めですが。
私も阿須須伎は行ってみたいですねぇ。
というか、来週の連休は舞鶴の予定でしたが、
但馬に変更するかも・・・。
以前から當勝神社に行きたかったのですが、
先日、ネットで写真を見てたら我慢できなくなってきました・・・。
いやいやいや、少なくとも神社は障害は無い方が・・・。
女性に関しては、楽しいっていうか、まあ燃えますけど、
最近は障害を乗り越えていく気力が無いです(笑