たむたむの独り言

写真を中心にした情報です。

大朝日岳、祝瓶山への登山口針生平(はんなりだいら)

2024-06-15 07:38:31 | Weblog
2024年6月14日(金) 山形県の小国町には飯豊山系と朝日山系への登山口がある。 飯豊山系への登山口の一つとなっているのは温身平(ぬくみだいら)ら)にあり、朝日山系への登山口の一つが針生平(はんなりだいら)にある。
いずれも規模の大きいブナ林がある。 ほかにも小国町には、よもぎ平や在所平という地名があり、すべてブナ林に覆われた地区である。 雪国の山岳では急傾斜地は雪崩が頻繁に発生するため、大きい木は育たない。 いわゆるナダレ低木林と呼ばれるリョウブやアブラチャン、カエデ類などの雪につぶされても折れにくい柔軟性のある中低木が成立している。 しかし、緩傾斜地で土壌が流忙しにくい地形を『〇〇平』と呼び、 そこに豊かなブナ林が分布している。
 針生平の登山口の駐車場から少し行くと大石橋という吊り橋がある。 このルートにはスリリングなつり橋が多く、その最初のつり橋がこの橋である。 10年ぶりくらいにきてみたが、以前は踏板が2枚あって歩きやすかったが、今は1枚だけになっていて、一部は腐食が進んで踏み抜きそうな不安がある。 前より一層スリリングになっていた。 このあたりのつり橋の踏み板は冬の積雪期前にすべて外され、雪が消えてから再び設置するということを毎年繰り返している。 維持管理は大変なのだ。 将来的には登山者や山菜取りの入山者から入山料を負担してもらわないと、安全を維持する施設の管理は難しくなるだろう。

〈だいぶ傷みが目立ってきた大石橋〉
〈今年は雪が少なかったため、いつもより水量が少ない〉
〈吊り橋の対岸のブナ林〉
〈最初に出会うブナ〉
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