2017年10月26日（木）山形県小国町での打合せが早く終わり、外は久しぶりに気持ちのいい快晴だったので、帰りに飯豊山麓の温身平に行ってみた。 普通であれば今頃は紅葉の真っ最中の頃だが、今年はまだ見ごろになるにはあと4,5日という感じであった。 しかし飯豊山荘へ向かう道路脇には多くのカメラマンたちが写真を撮っていた。 山荘の奥の駐車場には、平日にもかかわらず、多くの車が停まっていた。 我々も車を止めて森林セラピーロードを少し歩いてみた。 途中にある「森の巨人100選」に登録されているヤチダモはもう既に葉を落としていたが、周りのブナはまだ少し黄色くなった程度で落葉はしていなかった。 やがてこの林道もブナの落ち葉で厚く覆いつくされるだろう。 帰りに、店主がマタギをしている食堂でお昼を食べることにした。 数十年ぶりに入ってみた。 「飯豊うどん」というのを注文したが、「熊うどん」や「熊そば」などもある。 特筆すべきは金10万円の「熊の手そば」と「熊の手うどん」である。 中国でも熊の手（特に右手）は珍重され、最大級のもてなしを意味する料理である。 私も黒竜江省で一度ごちそうになったことがあるが、あまり気持ちのいいものではなかった。 「もてなし」として出されれば食べざるを得ないが、果たして10万円出して食べる人がいたのだろうか？ 今度行ったら聞いてみたい。
〈熊の手がトッピングされた「熊の手そば」〉
〈飯豊山系の上部は積雪で白く輝いている〉
〈ブナ林はまだやっと黄葉し始めたところだ〉
〈ヤチダモの巨木〉
〈ヤチダモは既に落葉していた〉
〈荒川の支流玉川上流の澄んだ渓流〉
