2012年2月4日(土)、受託している尾瀬の植生復元調査業務の委員会を、さいたま市で開催した。 会場の埼玉会館は浦和の埼玉県庁の隣である。 環境省の関東地方環境事務所がさいたま市にあることや、委員の先生方の集まりやすさなどからなのだろう、例年ここで開催されているという慣例に従った。 我々は新潟を朝7時に出発し3名が車で浦和に向かった。 出発する時はみぞれ混じりの雨が降っていたが、やがてすぐ雪に変わり長岡市を過ぎる頃までは前方の見通しが効かないほどの降り方だった。 しかし山間部の方は逆に雪はやんで穏やかだった。 このところ続いた豪雪も一休みといったところだった。 関越トンネルの手前の塩沢石打SAにトイレ休憩に寄ったが、SAの建物の屋根には雪が1メートル以上も積もっていて全く雪下ろしをしたような形跡がない。 もしかしたら、雪下ろしをした後に再び積もったのかもしれない。 今にも押しつぶされそうな感じであった。 トンネルを抜けると今度は日差しが強く、このところ日の光に当っていない我々には眩しすぎる。 しかし、雪道で時間をとられる区間が少なかったため、ほぼ予定通り昼前には会場に到着した。 委員会は1時に始まり3時頃には終了の予定でいたが、委員の先生方からの熱心な意見で盛り上がり、結局終了は4時前となった。 報告内容には特に問題は無く無事委員会を終了。 また4時間半をかけて新潟にトンボ帰りである。 帰りの関越道からはちょうど夕焼けに浮かぶ富士山を遠くに望むことができた。 高坂SAに寄り、コートを着ないで外に出たが、夕暮れなのに全く寒いとは感じない。 もう春到来という感じである。 とてもトンネルの向こうとこっちが同じ地続きの日本だとは思われない。 異次元の世界である。 案の定帰りはトンネルの向こうは雪が降っていた。 夜9時、無事会社に戻る。
〈雪でつぶれそうな塩沢石打SAの建物〉
〈関越トンネルのこちら側は雪の壁〉
〈トンネルを越えると雪はほとんどなくなり日差しが強烈となる〉
〈帰りの関越道からの夕日と富士山〉
〈夕暮れなのに暖かかった高坂SA。トンネルの向こうの塩沢石打SAの状況は想像がつかない〉