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社会理論・現代思想を主に研究する今野晃のblog。業績については、右下にあるカテゴリーの「論文・業績」から

「うらやましい」と言われたのは初めて

2014年10月16日 | 研究生活
 先週の金曜日は、立命館大学で現在開催中の連続講座「西川長夫:業績とその批判的検討」(こちら)の第二回「国家のイデオロギー装置と大学」に報告者として参加してきたが、その後にコメンテータ、司会の高橋秀寿先生、また西先生とご一緒させていただいた。

 公演中に話した、「『甦るマルクス』が、かつては古本屋で2万円で売っていた」というエピソードがおもしろかったと言っていただいた。また西川先生と共訳させていただいた際、訳文を一言一句にまで議論したことを、西先生から、そこまで議論できたというのはうらやましい、と言っていただいた。

 この作業は、下の本の西川先生による訳者後書きにも書かれているが、そうした作業を「うらやましい」と言われたのは初めてだった。ただ、思い返してみると、確かに得難い経験だった。

再生産について 下 イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置 (平凡社ライブラリー)
アルチュセール
平凡社


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