故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

話すから泣けてくる

2023-05-04 07:23:28 | よもやま話

絵のタイトルは、「たんぽぽの目」です。
9年目前の自画像です。
よくやっているね。
と感心しています。
口から出るのは、いつも子憎たらしい小言です。
それが、ジジイ。


北海道網走で、呼吸器内科の専門医を続ける鈴木裕子医師のドキュメンタリー番組を視た。
今日のタイトルは、「話すから泣けてくる」です。
彼女は、3度癌を切除しています。
その度に、あきらめないと、患者が待っている現場に復帰されています。
大阪から網走に移住したのは、地元の漁師と恋に落ちたからだと放送されていました。

普段は、辛いことは話さずに噛みしめている。
インタビューを受けて、自分の気持ちを素直に説明した。
話さなければ、自分の中で堂々巡りの哀しい想いです。
誰かに話すことで、溶けだすように想いがにじみ出してくる。
そんな表現でした。

頭では分かっているようでも、実際にやってみるとうまく行かないことばかりです。
人間関係であったり、仕事上の躓きだったり、自分の欲望との葛藤だったりします。
私はやりたいこと(草刈で地域活性化)をしています。
だけど、身体が悲鳴をあげます。
お前はこんなものかと自問します。
「もうだめだ」と根をあげます。
ぼろ布のように寝込み、朝になります。
痛いところはそのままですが、何とかできそうです。

ボロボロの時ほど、人に優しくなれます。
自分の性根の腐った所を話すと楽になります。
「そんな人だったの」といつも厭きられます。

爺ちゃんも、ジージと言われるのも好かん。
ジジイと呼ばれたい。
眼光鋭く、どうしようもないくそジジイを貫きたい。
出来なくなったねと、妻から笑われようと、意地悪ジジイでいたい。

2023年5月4日
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