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酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

夏の恵み、真っ赤。

2017-08-24 | 旨かった話
ただで頂ける。そういう意味でも恩恵。

お盆を過ぎると、トマトを作り過ぎちゃって(自家用の分)余ってしまって・・・という農家さんが分けてくれる、って話。
行き場がなければ廃棄。トマトの身になればいい話だと思う。いや、本音、ただってありがたい。

で、何より旨いんだ。完熟。100%どころか110%である。


美味しいトマトは、また再びの池波センセイのドレッシングでがぶりとやる。
胡麻油、酢、醤油が同量。大葉をそえて。
これが旨いんだな。いくらでも食べられる。

数があるなら、もっとたくさん分けてもらって、がんがん切りさばいてトマトソースに加工。冷凍庫にストック。
というのが毎年の恒例なのだが、今年はムリかな。

キャンプ優先(笑)

あぶたまで酒&めし

2017-08-23 | こしらえた話。
う~む、夏は体を動かすから太らないと思っているが・・・
きっと太ってるな。
・・・やばい。居酒屋キャンプで食べ過ぎたか。
そば食を増やして調整せねば。

さて、あぶたまで晩酌、という話。


酒は澤乃花の本醸造。お手頃価格な割にやたらと旨い。呑みやすいってことだ。
下町的お総菜には、こういうものが滅法良い。
旨みがすっと広がり、すっとキレる。味の濃い肴に打って付け。

そうそう、あぶたまとは油揚げの卵とじのこと(名付けは九代目林家正蔵)。甘辛く煮つけた油揚げを卵でとじる食欲誘う一品。当ブログでも何度も書いてると思うが、何度でも食べたい美味しいヤツなのだ。

あぶたまを、ひとしきり酒と楽しんだ、その次は飯で楽しむ。


冷蔵庫に入れたのをレンチンせずにそのまま。これを自分は冷やしあぶたまと呼ぶ。
熱いメシで食うというミスマッチ、これが旨いのなんのって。
ほら、冷やゴハンに熱いクリームシチューをかけると美味しいでしょ。そのテンションに似ている(あ、そんなことやりません、って?)。


食う、なんてお下品な(笑)。でも、これで飯をがっつくと旨いんだ。食べるというより食う。ちょぼちょぼ食べると美味しくないんだな、これが。

そういう気分の時ってあるでしょ。
お腹を満たす、ということでなく、食べるという行動に精神的な満足を得るというか。
がっつくという動物的な行動に、生きてることを実感したい、というか。

まあ、そんなこんなで、メシをがっつきながら酒もやる(毎度のこと)。
酒が合うんだ、これがまた。

快活に食欲を満たし、そこに酒。幸せなのである。

池波先生のどんどん焼き

2017-08-22 | こしらえた話。
池波正太郎作品といえば、なんといっても鬼平犯科帳や剣客商売!なのであるが、氏のエッセイも見逃せない。
特に自分が好きなのは、氏の子供のころの話。戦前、今のようにモノはなくても庶民それぞれ心豊かに暮らしていた、その中での正太郎少年の活躍は痛快だ。

下町の辻には屋台(今でいうファーストフード)が出ていて、正太郎少年をはじめ子供たちの人気は「どんどん焼き」だったそうな。名前の由来は、手早くどんどん焼けるから、店を開けるときにどんどんと太鼓を鳴らしたから、など諸説あるらしいが、自分は後者と思う。

どんどん焼きは、鉄板の上で様々なものを焼いて売っていたというが、今でいうなら祭りの縁日で焼きそばやお好み焼きを売る屋台といったところか。
子供らに人気があったのはパンにメリケン粉(卵も溶いてある)を塗って焼きソースをつけて食べるパンカツほか20種類はあったそうな。

氏はそれら思い出に残るおいしさを書き連ねているが、自分が気になったのは次のもの(本文要約)。

[カツレツ]というのは、メリケン粉(溶いて鶏卵と合わせたもの)を小判型に敷いた上へ牛や豚の生肉をのせ、この上へメリケン粉をかけまわし、乾かぬうちにパン粉をふりかけて焼き上げたもので、これが十銭。

で、カツレツとやらを作ってみた。


盛り付けはあくまでも撮影の便宜上(笑)。昔はどうしてたんだろうな。焼き上がったのを薄皮にくるんで渡してくれたか、白い封筒みたいなのに包んでくれたか(自分が知る昔の駄菓子屋は何でもそういうのに包んでくれた)。

※レシピにしてみたので見てみて

氏は、なんでも混ぜこんで焼き上げる今のお好み焼きとは違うと言っているが、うん、違う。味わいがシンプルで美味しい。まさにファーストフードといった感じ。
ビールや酒のアテにも打って付けだ。

なんといっても、つくりたて焼き立てのうまさは、子供ごころにもこたえられない。

と、当時を振り返る池波先生。
自分が子どもの頃、時代は高度成長期の真っただ中。それなりにモノはたくさんあったろうが、コレだ!という思い出には、ちょっと乏しい。

強いて言えば、ミルメークかな。 ※地域差あり

酒粕入りサバ味噌

2017-08-21 | こしらえた話。
暑い熱い。何じゃこの残暑は。
お日様よ、このエネルギーを9月まで取っておいておくんなさい。
9月は屋外イベントが盛りだくさんなのだから。


毎日何かのカタチで摂取しようと続けている酒粕生活。
ふと思いつき、サバ味噌に加えてみた。


サバ味噌自体は、いつもの我が家の作り方。酒粕を加えるからと言って味噌は減らさない(味わいが足りなくなりそうで)。酒粕はあくまで風味をふくらませる目的とすべし。
煮込みを開始して、そろそろ煮詰まるよ~というその前に酒粕を煮込みの味噌ダレで溶いて(練って)混ぜ合わせる。
酒粕の量は使った味噌の2~3割位。

うむ、美味しいぞ。期待通り美味しくなった。
最後まで皿を舐めたくなる(笑)ほどに上出来である。

これにはキレの良い酒が寄り添う。


竹泉 純米吟醸 和田山雄町(兵庫)。
ちょいと辛口な味わいが味噌を引き立てる。


いいねえ、思わず舌鼓(笑)



初サンマは森の中で。

2017-08-20 | 旨かった話
今年3度目のソロキャンプ。
キャンプと言っても、夕食の場所が自宅から外に代わるようなもの。

とはいえ、美味しいものは食べたい。
キャンプへ向かう前の買い出し。スーパーの鮮魚コーナーで新サンマを見つける。おおっ、もうそんな季節かよ。

という訳で、塩焼きとなった。


旨い!さすが、旬の生サンマだ。今シーズンで一番美味しい(まだ一匹目だろ)。
満足満足。なんだか、これでもう目標達成、って感じ。

となればいいのだが・・・


フライパンでジンギスカン焼いたり(湯気でぼけてるけど、煮込みジンギスカンです)


トウモロコシ(皮ごと焙って蒸し焼きにした)を肴に呑み続けたり。

ほかに天かま焼いたり、冷蔵庫から運んできた家の常備菜をつまんだりでお腹も一杯。
キャンプ恒例、しめのインスタントラーメン(カップ麺じゃなく袋のやつにこだわる)に手は出なかった。


夜空は晴天。


見上げれば満天の星。

今回は珍しく、夏を満喫したように思う。