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酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

新酒の新酒。

2017-12-02 | 酒風景
酒か料理か、どっちが主役なのか分からないものを撮ってしまった(^^;



まずは、酒の話。
男山(北海道旭川)がこの度、新商品を開発。新酒シーズン真っ只中の12月1日、晴れて新発売となった。
その名も「北の稲穂 大吟醸」。北海道産米を使い醸した「北の稲穂」ブランドのフラッグシップとなりうる1本とお見受けいたす。
大吟醸らしいすっきりとした香味の中に、ふくよかな旨みを湛えた秀作。何しろ素晴らしいのは、口当たりのやさしさだ。軽いとか淡いというものでなく、柔らかな包容力とでもいおうか。そんなふうに、すいすいと飲めるのだが同時に確かな飲み応えも楽しめるところに、この酒の素晴らしさがあるよう感じた次第。

加えて、食事と、それもかなり多くの種類の料理と、相性は良いと思われる。
ちなみに昨夜の肴は生鱈のアクアパッツァ(試しに豆腐を入れてみた)。鱈の淡い香味、アサリの濃厚な風味、ニンニクの風味と具材のエキスをまとったスープ、そのいずれにも北の稲穂が自然に寄り添う。
互いが互いを美味しくする、晩酌として最良の関係であったと思う。

いやはや、同席した友人Tも、これには甚く感心し「よし、明日、自分も買うぞ」と息巻く始末。
喜んでもらえてよかった、というよりも、喜ばせたのは男山。
ここまで人を突き動かす酒というのは、エライのである。