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酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

街の食堂で

2014-07-06 | 酒風景
土曜の昼下がり。そりゃ何たって呑むに限りますわな。
できれば騒々しいことのない、だが人肌を感じるような雰囲気の中で。


そんなわけで、ぶらりと自由軒へ。

お通しに、ささっとこさえてくれるイカフライが嬉しい。



そしてお目当ては餃子。5の付く日は餃子の日ということで半額なのだった。

大人気でその日はいつも欠品状態。
餃子は包むのが大変だから出したくないんだよなあと言いながら
それでもきちんと焼いてくれる餃子が嬉しい。



もともとはトンカツや肉料理、オムレツが自慢の街の洋食屋。
餃子は、ふと餃子を出してみたくなって近所の中華屋に手ほどきを受け商品化されたもの。
本人は中華屋の味を凌駕したと嘯くが、そんな冗談も店の味付けのひとつ。


先代は戦前、旧陸軍(第七師団)の士官倶楽部で料理人をしてたとか。
詰襟を着た士官がふわふわのドレスをまとった婦女子とダンスをしていたその中で
洋食をこさえていたなんて聞くと、
なんだか、イカす、感じがして楽しい気分にもなるのだった。

そんな、街の食堂では
開け放した引き戸から、初夏の風が心地よい。