酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

私には甘納豆の方を。

2011-12-10 | 旨かった話
齢を取るとともに、ますます好きになる食べ物の話。

今回は赤飯。

スーパーの惣菜コーナーに見つけ、つい買ってしまった。



昔はこんなもの旨くも何ともない、そんなふうに思っていた。が、無性に食べたくなると思わせるにはどんな動機が備わったのか、それも謎。

ただ、

自分は小豆ではなく、赤く染めた大きな甘納豆が入った赤飯が食べたい。あれにごま塩をたっぷりかけたのが好きだ。甘くない小豆のそれは、法事で出される御黒飯と同じ味がして、どうも気分が盛り上がらない。


そんな赤飯は北海道だけだと、近頃人に言われたのだが、それは本当か。

北海道独自の食べ物としては、ジンギスカンが有名。これは開拓民に生きる知恵として派生したものと思われるが、赤飯はどうだろう。
まず一点。赤飯は北海道が開拓されるすっと前から日本にあったものと思われる。
二点目。北海道の開拓には主に東北方面、関東甲信越から様々な地域の人々が入植。即ち北海道には日本各地の文化や伝統が持ち込まれている(祭りに奉納される舞踏などで今でもそれは見られる)。
つまり、甘納豆赤飯のルーツは、どこか他の都府県にあると思うのだ。

とはいえ、そんなルーツは必要でもあるまい。それが北海道独自の食文化なら、それはそれで面白い。
赤飯は甘納豆で良い。

ちなみに正月の雑煮は、カツオとコブの醤油ダシに焼いた切り餅。鶏肉、ごぼう、ナルトに三つ葉。
白味噌のものや、あんこ餅の雑煮ってのも食べてみたいが。
さらにちなみに、節分にまく豆は落花生と決まってる。