エコでピースな市民のひろば

『ひとりの百歩より百人の一歩』をスローガンにライフスタイルやスピリチュアル系情報を交換するWebひろばです

天気の子

2019年07月22日 | 映画日誌

▲「天気の子」予告編



新海誠監督の新作映画
「天気の子」
観てきました。
「君の名は。」から3年ぶりの長編映画です。


新海誠監督の作品には
わが国の歴史や伝統
先人への尊敬
自然への畏敬の念が常に
作品の根底に流れています。


コマもセリフも
ひとつひとつ丁寧に仕上げてあり
それを効果的に演出する
ラッドウインプスの歌詞も素晴らしいのです。


▼愛にできることはまだあるかい(YouTube)



何もかもが完成された
大人の世界
の中にあって
どうすれば個人が個性的に生きていけるのか。
愛にできることはあるのか。


昨今の
個人、組織の不祥事など
大人の世界のあり方、
社会秩序に違和感を感じながらも
令和の時代に入り
確かに何かが変わりつつある空気感を
この作品から感じます。


今日も終日、雨模様。
ストーリーのように
晴れてくれないかなぁ〜。

マトリックス

2019年07月15日 | 映画日誌

▲20周年記念



1999年公開の映画「マトリックス」が
今年で公開20年を迎えます。


公開当時
そのアクションと特撮が大きな話題になりました。
特に東洋の武術に対するリスペクトを感じ
衣装やシナリオにも東洋的な香りを感じる映画でした。


劇場では2回ほど観たでしょうか?
当時はシナリオや台詞に対して
「深い意味がありそうだなあ」くらいの感想で
ほとんど理解できませんでした。


その後DVDを購入し
暇があれば観ること数十回。
そして思ったことは
これって禅の世界じゃあ~!
ってことでした。


そのあたりのことは
雲黒斎さんの「あの世に聞いた、この世のしくみ」
にわかりやすくありますのでリンクしますね。

▼雲黒斎ブログ



今年、令和元年9月6日(金)より
期間限定4D上映決定されました。
劇場の詳細は冒頭の画像にリンクしています。
これはいかねば!


▲特別予告Youtube


インセプション

2016年06月05日 | 映画日誌




映画「インセプション」は


2010年公開のアメリカ映画。


“潜在意識の書き換え”


“現実とは何か”


をテーマにしたSF作品です。


映画「マトリックス」のテイストに


通じるものがありますね。







「潜在意識の書き換え」


で検索したところ


この作品のDVDに出会いました。








作品の冒頭では東京のシーンがあり


新幹線車内での撮影やヘリの空撮


都内の高層ビルのヘリポートでの


シーンなどがあります。







なかでも


新幹線の走行シーンでは


静岡県富士川付近が登場します。



▼富士川のシーン







また


「不可能図形」と呼ばれる


不思議な図形が登場するシーンも


印象的です。





この図形は一種の錯視ですが


視覚によって3次元の投影図として


解釈されるような2次元の図形です。






実際にはそのような3次元物体は


実在不可能なため


不可能図形と呼ばれます。




▼不可能図形「ペンローズの階段」





▼マリオン・コティヤール(Marion Cotillard)仏







美しい女優が


ストーリーの鍵を握っています。


ビルから飛び降りるシーンは


とてもショッキングです。










主人公で夫であるコブによって


潜在意識を書き換えられたことは


ストーリーの後半部分でわかります。


書き換えられた本人は


現実が現実と思えず


死を選択することが


現実を迎え入れることになると


信じていました。






現実と死の関係はもとより


夢と現実の関係についても


示唆に富んだシナリオです。





▼コブ(レオナルド・デカプリオ)






夢に階層があること


階層ごとに時間の観念が変わることなど


興味深い内容が随所にちりばめられています。





「マトリックス」
「インターステラー」と同様に


繰り返し見返したくなる


ステキな作品です。



▼時間の観念を表現したシーン





ちなみに


映画「コンタクト」では


落下する宇宙船の1秒が


宇宙空間の或る場所では


数時間になるというシーンがあったことを


思い出しました。







時間と空間に関する考察は


ハリウッド映画の得意分野の


ひとつですね。






ハリウッドには


真実を知る方々が


たくさんいらっしゃるようです。




◎感謝
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重力と愛

2015年11月29日 | 映画日誌

▲映画「インターステラー」オフィシャルサイト(Link)



昨年末に公開され

大きな話題となった映画

インターステラー


ご覧になった方も

多いのではないかと思います。




残念ながらタイミングを逃したため

劇場で観ることは叶わず、その後

DVDで観ることになりました。




▲主演のマシュー・マコノヒーとアン・ハサウェイ(右)




おそらくですが

映画館で見ていたら

なにやらチンプンカンプンの

消化不良になっていたのではないか

と思うストーリーです。




したがって

DVDを日本語モードに変換して

複数回視聴して

ようやっとその内容の素晴らしさに気づく

といった具合になりました。




というのも

ストーリーそのものの理解はもとより

作中に出てくる鍵になる基本概念を

事前に知っておかないと

作品の面白さや受け取るメッセージも

伝わってこないのでは

と思われる作品なんです。




つまり

アインシュタインの

相対性理論を知っておくことが

この映画の面白さ自体を成り立たせる

重要な鍵になります。



たとえば

「ブラックホール」
「ワームホール」
「五次元」



など

一度は聞いたことはあっても

本質は良く理解できていない言葉が

頻繁に登場します。



▲ブラックホール(イメージ画像)




あわせて

「ラザロ計画」

など、キリスト教的世界観が

基になっているシーンもあり

なかなかどうして

一般教養的なレベルを

グイグイとついてきます。




ところで

アメリカのプロパガンダについても

以下のようなシーンがあります。

UFO情報大好き系の方々の琴線を

擽りますね。




▲「アポロ計画はプロパガンダ」のシーン



******************

A:アポロ計画はソ連を破綻させるために捏造されたものです。

B:月面着陸はウソだと?

A:素晴らしい政府のプロパガンダでした。ソ連はロケットや役立たずの機械に資金を注いで破綻したんですから。

B:役立たず???

A:20世紀の無駄づかいを再び繰り返さないためにも、この星の真実を伝えないと。宇宙の絵空事じゃなくて。

B:かつて役立たずの機械のひとつに「MRI」っていうのがあった。それがあれば、医者も女房の脳の中ののう胞を見つけられたはずだ。あいつが死ぬ前に。

******************





さて

映画の中では

父から娘へ、次元を越えて疎通する

メッセージのシンボルとして

重力

が描かれています。




五次元からのメッセージとして

四次元の観点からみれば

本が落ちたり

砂がバイナリー(二進法)になっていたりする

見えない力の秘密が重力です。




▲「重力ターン」のシーン



ここのシーンは

物理学の単語で言えば「重力」なのですが

より本質的な映画のメッセージで言えば

同じ世界を





として表現しています。

第五の次元とは


愛そのものである


という

哲学的なメッセージです。




そして以下のシーンで

すべては分離なくひとつであり

宇宙の真実の世界には


「絶対的な自己ひとつだけ」


があることに気づきます。




▲「彼らが呼んだんじゃない。呼んだのは俺たちだ。」のシーン



******************

A:ターズか?無事だったのか?

B:ああ。どうやら5次元の世界で彼らに助けられた。

A:はあ??彼らって何だ?なんでそんなに親切なんだ。

B:さあな。彼らはあんたにもよくわかるように5次元の世界の内側に3次元の空間を作った。

A:よくわかってないぞ。

B:いやあ、わかってるじゃないか。見てのとおりここでは時間も物理的な次元だ。そして時空を超えられるチカラがあることを実証したじゃないか。

A:重力か?メッセージは送れる。

B:そのとおり。

A:重力は時間を含む次元を超えることができる。

B:そういうことだ。彼らは過去を変えるために俺たちを呼んだんじゃない。

A:彼らが呼んだんじゃない。呼んだのは俺たちだ。

******************




ここでのメッセージは

時間は本来、存在しない

ということでしょう。

そして同時に

空間も、質量も存在しません。




人間が思う

時間も空間も存在しないということは

つまり

宇宙そのものが実在しない

ということです。




「無」は

完全に何も無いわけではなく

人間が知っている概念を越えた

「何か」

の働きがそこにはあります。




その「何か」が

「有」の世界も

生み出しているのでは

ないのか。



そして

「無と有」

「空と色」

は実は

「ひとつである」

と。




まさに

般若心経の世界が

インターステラーで

描かれています。



▲般若心経




今の時代

精神世界の不思議を科学が証明するという

大きなパラダイム転換の時期に来ています。

極めてクールな映画のストーリーの中から

本質的な生き方のメッセージが伝わってくる

素晴らしい作品です。




過去ブログで紹介した

マシュー・マコノヒーの

引き締まった演技が

作品のレベルを引き上げています。



▼過去ブログ「マシュー・マコノヒー」(Link)





▼インターステラーオフィシャルサイト(Link)





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アリスのままで(続)

2015年07月15日 | 映画日誌

▲映画『アリスのままで』公式HP(↑Link)



ネタバレになってしまわない程度に
ストーリーを簡単に紹介します。

*********************************************
ニューヨークのコロンビア大学で教鞭をふるう50歳の言語学者アリス(ジュリアン・ムーア)は、キャリアを積み学生たちから慕われる一方、家族にも恵まれ、まさに円熟期を迎えていた。しかし物忘れが顕著に現れるようになったため受診したところ、若年性アルツハイマー病だと診断される。日々記憶が失われる中、アリスは懸命に自分の運命と戦っていく。。。
*********************************************



若年性アルツハイマーをテーマにした映画は
渡辺謙主演の日本映画で
平成18年(2006年)公開の
『明日の記憶』




平成16年(2004年)公開の韓国映画

『私の頭の中の消しゴム』



などがよく知られているところではないでしょうか。


とりわけ
『私の・・・』の中の
若くてキレイな女性が失禁するシーンは
とてもショッキングでした。
ちなみに
『アリス・・・』の中でも同様のシーンが
出てきます。


同じ症状を持つ父親の介護を経験しましたが
排泄に関しての感覚が失われていくのは
共通の症状のようで、対応する家族の心労は
それはそれは大変なものです。



▲ジュリアン・ムーアが「アリスのままで」でアカデミー主演女優賞を獲得してからわずか20日足らず。本作の監督・脚色を務めたリチャード・グラッツァー(画像中央下)が死去した。63才だった。



ところで
アルツハイマーの発症シーンは
ドラマチックに描かれていますが
現実的に病気や怪我は
ある日突然やってきます。


それ自体
まるで大きなメッセージ性を
持ち合わせているようで

・どういう心境で
・どのように向き合い
・どう受け入れるのか


を試されている
と言えるかも知れません。




この作品で描かれている
アルツハイマー病のシーンは
観られることを前提に脚色されていますので
ショッキングな演出は控えめにしてあります。

むしろアリスを取り巻く
家族の揺れ動く思いが実にシリアスに
丁寧に描かれています。

なかでも
アリスを介護することに決めた娘が
アリスに物語を読み聞かせする
シーンが大変印象的です。
うろ覚えですが
確かこんな感じのセリフでした。


映画のラストシーンです。



▲娘リディアを演じたクリステン・ジェイムズ・スチュワート


************************************

娘「お母さん。今、私が読んだお話し、どう思った???」

母「・・・・・・・」

娘「どんな物語だった???」

母「・・・・・・・」

娘「どう感じた???」

母「○○○○○・・・・・・」

************************************



エンドロールが流れている間
涙が止まりませんでした。
ネタバレになるので
○印はぜひ映画館で味わってみてください。





ちなみに
東急ハンズ広島店の8階にある映画館
「サロンシネマ」には
真っ赤な座布団のお座敷席があります。
この時期
裸足であぐらをかいて観ると
とてもリラックスできます。


まさに癒しのひととき!


蒸し暑いこの時期
映画で癒されてみませんか。


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アリスのままで

2015年07月14日 | 映画日誌
ジメジメした季節に
オススメしたい一曲を紹介します。
映画『マグノリア』の主題歌です。


▼♪セイヴ・ミー/エイミー・マン(Click)



『マグノリア』は
日本で平成12年(2000年)に公開された
アメリカ映画で
第72回アカデミー賞3部門にノミネートされ
ベルリン映画祭では
金熊賞(グランプリ)を受賞した
知る人ぞ知る名作です。


3時間を越える長編のため
興行的にはあまり振るわなかったものの
エンディングで流れたセイヴ・ミーは
グラミー賞にもノミネートされ
大ヒットを飾りました。


▼『マグノリア』フライヤー



ちなみにキャスティングが素晴らしく

トム・クルーズ
ジュリアン・ムーア
フィリップ・ベイカー・ホール
フィリップ・シーモア・ホフマン


等など

ハリウッドの有名どころが
多数出演したことでも
大変話題になりました。
ご覧になっていない方のために
予告編(Youtube)を添付します。

▼『マグノリア』予告編(Youtube)



さて
今日のブログでは
そのなかのひとり
ジュリアン・ムーア
を紹介したいと思います。


過去ブログでも紹介しましたが
ハリウッド俳優のなかで
イチオシは
クリント・イーストウッド

▼過去ブログ(↓Link)



女性では
ジョディ・フォスター
です。

▼過去ブログ(↓Link)



ジョディ・フォスターは
1991年公開のアメリカ映画
『羊たちの沈黙』のなかでFBI捜査官
クラリス・スターリングを演じています。


▼過去ブログ「羊たちの沈黙」(↓Link)



実は
この作品の続編が
『ハンニバル』
というタイトルで2001年に公開されました。
その際
主人公であるクラリス役が
ジョディー・フォスターから
ジュリアン・ムーアに
入れ替わっています。


ジョディファンとしては
とても残念でしたが
この作品での
ジュリアン・ムーアの演技が圧巻で
それ以来
ずっと注目してきた経緯があります。


▼『ハンニバル』のワンシーン



ちなみに
2002年に『エデンより彼方に』で
ヴェネツィア国際映画祭女優賞
を受賞。

2003年には『めぐりあう時間たち』で
ベルリン国際映画祭女優賞
を受賞しました。

2014年には『マップ・トゥ・ザ・スターズ』で
カンヌ国際映画祭女優賞
を受賞し
世界三大国際映画祭すべての女優賞を制覇した
輝かしいキャリアを持つ女優になりました。


そんなわけで先日
ジュリアン・ムーア主演の映画
『アリスのままで』を鑑賞してきました。


▼公式HP(↓Link)



2014年公開のこの作品は
第72回ゴールデングローブ賞の
主演女優賞を受賞。
あわせて
第87回アカデミー賞の主演女優賞も受賞し
これにより
ジュリアンは名実ともにハリウッドの
トップ女優になったようです。



鑑賞コラム
次回に続きます。



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Long for

2015年07月08日 | 映画日誌


Long for
(ロング フォー)とは

“お慕い申し上げます”

という意味だそうです。


広島市西区横川にある映画館
「横川シネマ」では
今日7月8日(水)から冒頭画像の作品

ガイアシンフォニーNO.8

の上映が始まりました。


第1番が公開された
平成4年(1992年)から23年。
過去ブログでも何度か紹介しましたが
なかでも第2番のインパクトが凄かった!
時々ではありますが
今でもDVDで見直すたび
新鮮な感動を覚えます。



▲ガイアシンフォニーNO.2(Youtube動画あり)



おかげさまで
出演者の佐藤初女さんに御会いするために
羽田でトランジットして青森まで出かけたのが
昨日のことのように思い出されます。



▲地球交響曲HP(Click)



さて
第8番での印象的なシーンは今日のテーマ
“Long for” です。

「海は森をお慕いし、森は海をお慕いする」

という美智子妃殿下のお言葉を紹介するシーンに
このセリフが出てきます。
横川シネマでは7月21日まで上映中です。
ぜひご覧になってみてください。



▲横川シネマ公式HP(Click)



ちなみに
今日は初日で割引価格!!
序破急が運営していた
「シネツイン新天地」から移植された
懐かしい真紅のシートが出迎えてくれました。






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映画「三人吉三」さんにんきちさ

2015年06月28日 | 映画日誌


株式会社東急文化村
(以下Bunkamura)は
東京都渋谷区道玄坂にあります。

Bunkamuraは
1989年に誕生した日本初の
大型の複合文化施設です。
コンサートホール(音楽)や劇場(演劇)
美術館(美術)や映画館(映像)などの
各施設をはじめ、カフェやアート
関連ショップなどからなる
クリエイティブな空間です。

ゆっくりとした時間を過せる
渋谷の人気スポットとして
年間280万人もの方が訪れています。


▲シアターコクーン


ここにある
747席を有する劇場の名称を
シアターコクーン
といいます。


平成26年(2014年)6月
ここで上演され、チケット発売後
即完売となり
満員の観客を魅了した歌舞伎

「三人吉三」

がシネマ歌舞伎10周年の記念すべき年に
映画になり昨日6月27日(土)に
劇場公開されました。



▲三人吉三フライヤー


シネマ歌舞伎に関しては
過去ブログでも紹介させていただきました。

▼過去ブログ「日本の芸能・続」(Click)



三人吉三はそもそもは
「三人吉三廓初買」
(さんにんきちさ くるわの はつがい)が原作で
安政七年 (1860) 正月、江戸市村座で初演された
全七幕の歌舞伎の演目です。
したがって「三人吉三」は通称です。


ストーリーは以下の通り。
(ウィキペディアより転載)
****************************************
夜鷹のおとせが客の落とした百両を返そうと夜道を歩いていると、盗賊のお嬢吉三が現れて金を奪い、おとせは川に突き落とされてしまう。そこへ別の盗賊・お坊吉三が現れ争いになるが、盗賊の和尚吉三が仲裁して三人は義兄弟の契りを交わす。青菜売りの久兵衛がおとせを助け、父親・伝吉のもとへ送り届けると、そこには行方不明になっていた息子の十三郎が世話になっていた。十三郎とおとせは恋仲になるが、久兵衛の話から伝吉は二人が兄妹であることを知る。お坊吉三も伝吉・和尚吉三親子と名刀・庚申丸を巡って因縁があったが、そうとは知らず百両を巡ってお坊は伝吉を斬り殺す。お嬢・お坊吉三の逮捕を頼まれた和尚吉三は、どうせこの世では一緒になれない身の上の十三郎・おとせを憐れんで殺し、その首をお嬢・お坊両吉三の首と偽ってお上に差し出すが、発覚して捕えられる。お嬢・お坊両吉三が和尚吉三を救い出すも命運尽き三人は互いに刺し違える。
****************************************



人間の強欲が生む
血と金を取り巻く罪や
縁の持つ不思議さを
ドラマチックに描いています。
中村勘九郎、中村七之助、尾上松也
といった歌舞伎の次世代を担う三人に
ジャンルを超えた
個性豊かな俳優たちが集結しています。
なかでも
土左衛門伝吉役の笹野高史氏の演技が
実に圧巻でした。






予告動画を添付します。
▼NEWシネマ歌舞伎「三人吉三」予告 渋谷篇(Youtube)


予備知識がなくとも充分楽しめます。
135分の作品ですが1時間位に感じました。
今イチオシの映画です。


▲上映映画館/広島八丁座



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選択する人々

2015年06月08日 | 映画日誌
今から6年前
平成21年(2009年)のNHK
「ニュースウォッチ9」において

『“死の灰”の放射線 世界初の確認』

というニュースが放映されました。

動画は
こちらのブログでご覧頂けます。


▼浦安っ子を放射能から守る情報ブログ




このニュースは
長崎大学の研究チームが
被爆して 60年以上たった今でも

死んだ患者の細胞から
放射線を出し続けている


ことを突き止めました。


また、別の研究チームは
60年以上前のたった1回の被爆が
正常に見える細胞を
実は傷つけていたと
発表しています。


過去ブログにおいて
被爆医師の

肥田舜太郎さん
(ひだしゅんたろう)


が登場する映画
「ヒバクシャ~世界の終わりに~」を
ご紹介しました。


▼肥田舜太郎さん



▼映画「ヒバクシャ~世界の終わりに~」HP



内部被爆に関しては
福島原発事故以前は
多くの国民にとっては
関心が薄くほとんど
知られていなかったと思います。
あわせて
内部被爆については
実態が解明されてこなかった
という実態もあります。


ところで
本日のWebニュースで
以下のような記事がありました。



6月8日(月)朝日新聞デジタルニュース
内部被曝の影響、研究者らが報告 広島
*************************************
広島大の鎌田七男・名誉教授によると、広島への原爆投下当時、女性宅は爆心地から4・1キロにあり、女性は1998年以降に肺や胃、大腸にがんを患って数年前に亡くなった。投下後の約2週間、出産で自宅から出ずに地元の野菜などを食べていたといい、鎌田名誉教授は「食べ物や大気を通じて放射性物質が体内に取り込まれる内部被曝(ひばく)を証明した」と述べた。
 島根大医学部の野宗(のそう)義博教授は、旧ソ連時代に核実験が繰り返されたセミパラチンスク(現・カザフスタン)の周辺住民について発表。カザフスタンのセメイ医科大の調査で、「周辺住民のがんの罹患(りかん)率は他の地域の約2倍」「消化器系のがんや肺がん、乳がんが多いと分かった」とした。野宗教授は核実験による内部被曝の可能性があると指摘し、「今後も健康調査を続けたい」と語った。
*************************************



核実験や
原発事故によって
汚染された大気が地球の表面を
覆っている現在
空気や食物等による
内部被ばくのリスクは高まる一方です。
そんな時代を生き抜く手段を
この映画から読み取ることができます。


▼映画「内部被ばくを生き抜く」Youtube



▼「内部被ばくを生き抜く」HP



さて
鎌中ひとみ監督の最新作

「小さき声のカノン~選択する人々」

が全国の劇場で公開されています。
とりわけ
今月6月については
公開の劇場が増え
上映ラッシュの状態になっています。

国境を越えて
子供たちを被ばくから守る
母親たちのドキュメンタリーです。

こんな時代だからこそ
希望を失わない生き方をしたい。
そう願う人々によって
自主上映会も盛んに開催されています。
詳しくはHPを参照ください。


▼「小さき声のカノン~選択する人々」HP



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ひまわり

2015年05月21日 | 映画日誌


最近の映画館は
レディスデイ
ということで
1000円だっだり
1100円だったりするみたいですね。

広島市内の単館では
月曜日がメンズデイ
金曜日がレディスデイ
で1100円になっています。

サービスデイからすると
一般料金の1800円は高いなあ
と感じますよね。


ところで
毎回1000円で観ることのできる映画が
毎日朝10時から開催されていることを
ご存知でしょうか。
不朽の名作がデジタルリマスターで蘇り
鮮明な画像で観ることができます。


全国54箇所の映画館で開催されている

“午前十時の映画祭”


以下、ホームページを添付します。


▼第3回午前十時の映画祭HP(Click)


*************************************************

特に素晴らしい傑作娯楽映画を選び、1年間にわたり連続上映する「新・午前十時の映画祭」。今回は、作品により上映期間が異なります。1作品2週間上映を基本としながら、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休みに1作品1週間上映の期間を設定。より多くの作品をご鑑賞いただけるようにいたしました。本映画祭としては今回初めて上映する外国映画15本、日本映画5本に、これまで上映した中で特に人気の高かった外国映画10本を加え合計30本をラインナップ。もちろんすべて高品質のデジタルシステム(DCP)で上映します。
何度見てもすごい傑作映画を、《映画館》という最高の環境で、こころゆくまでお楽しみください。


【開催期間】
2015年4月4日(土)~2016年3月18日(金)の全50週間

【開催劇場】
全国54ヶ所の劇場・シネマコンプレックス

【上映時間】
毎朝午前十時スタート

【上映期間】
1作品につき、1劇場にて、2週間または1週間の上映

【上映作品】
上映作品は全30作品
・外国映画の新セレクト作品/15本
・日本映画の新セレクト作品/ 5本
・これまで映画祭で上映した外国映画作品/10本

【鑑賞料金】
1作品につき、一般 1,000円/ 学生 500円(税込み)
※全劇場一律、特別興行につき、各種サービス・割引はございません
*************************************************

広島市内では
「バルト11」がその会場になっていますが
全席どこでも1000円ですので
これまで座ることのなかった
いわゆるプレミアムシートに
座ってみることができます。

そんなわけで
先日
昭和45年(1970年)のイタリア映画

「ひまわり」

を観てきました。


▼ひまわり/Youtube



ストーリーをウィキペディアより抜粋します


*************************************************

第二次世界大戦終結後のイタリア。出征したきり行方不明の夫の消息を求め、関係省庁へ日参する女性の姿があった。

戦時中、洋裁で生計を立てる陽気なナポリ娘ジョバンナとアフリカ戦線行きを控えた兵士・アントニオは海岸で出会い、すぐに恋に落ちた。12日間の結婚休暇を目当てに結婚式を挙げたふたりは幸せな新婚の日々を過ごすが、休暇の12日間は瞬く間に過ぎてしまう。精神疾患による除隊を目論んだアントニオは首尾よく精神病院に入院するが、あえなく詐病が露見。懲罰の為、ソ連戦線へと送られてしまう。

終戦後、ジョバンナは年老いたアントニオの母親を励ましながら夫の帰りを何年も待ち続け、ようやく同じ部隊にいたという男を見つける。男の話によるとアントニオは敗走中、極寒の雪原で倒れたという。ジョバンナは愛するアントニオの生存を確かめるため、ソ連へと足を運ぶ。

かつてイタリア軍が戦闘していたという街でアントニオの写真を見せて回るジョバンナだったが、一向に消息が掴めない。そんな中、戦後も祖国へは戻らずにロシア人として生活しているイタリア人男性と出会う。しかし彼は多くを語らず、また、アントニオの事も知らないと言う。ジョバンナはもしやアントニオもと、微かな不安を抱く。

言葉も通じない異国で尚も諦めずにアントニオを探し続けているうちに、写真を見た人から一軒の家を紹介される。そこには、若妻風のロシア人女性・マーシャと幼い女の子・カチューシャが暮らしていた。言葉は通じずとも互いに事情を察するジョバンナとマーシャ。やがて汽笛が聴こえ、マーシャはジョバンナを駅に連れて行く。汽車から次々と降り立つ労働者たちの中にアントニオの姿があった。ジョバンナはそのまま何も言わずに汽車に飛び乗り、涙を流し去って行く。

駅でアントニオはジョバンナを目撃していた。苦悩した彼は数ヵ月後、マーシャの許しを得てミラノに向かう。再会した二人だったが感情がすれ違う。ジョバンナにも新しい夫と子供が居る事を知ったアントニオはソ連に帰ることを決心する。翌日モスクワ行きの汽車に乗るアントニオをジョバンナが見送りに来た。彼を乗せた汽車が去っていったこのホームは、数年前彼女が戦場へ行く若き夫を見送った、その同じホームだった。

*************************************************

主演女優ソフィアローレンの
なんとも言えない攻撃的な美しさに
ストーリーは吹っ飛んで
ただ見とれてしまいました。



この作品は
反戦映画
と言ってしまえばそれまでなんですが
当時の混乱した世界情勢を鑑みると
少なからずどの国でもあった
リアルな物語だと思います。

戦いをやめるために武器を放棄した国も
大戦後の情勢によって再軍備になりました。
戦うことの愚かさを知りながら
やめることのできない人類の罪。



余談ですが
「ひまわり」の主演女優
ソフィア・ローレンの実の妹の娘
つまり姪にあたりますが
現在、ドラスティックなタチイチにいるとされる
政治家のひとりです。

アレッサンドラ・ムッソリーニ

というその政治家は
筆者と同年代で女優でもあり医師でもあるという
多彩な才能の持ち主です。
ジャズピアニストのロマーノ・ムッソリーニの長女で
ファシズム思想の創始者
ベニート・ムッソリーニの孫娘にあたります。
昨年、欧州議会議員選挙に
フォルツァ・イタリア党
(がんばれイタリア)
より出馬し当選しました。





ひとつの映画から
様々な情報やドラマを
知ることができます。

やはり
映画は映画館が良いですね。

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金曜ロードショーからの一考・Part2

2015年03月16日 | 映画日誌
Click!▼過去ブログ◎金曜ロードショーからの一考



3月13日の金曜日に放映された映画
「かぐや姫の物語」



今日のYahooニュースに
以下の記事がありました。
↓↓↓
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スタジオジブリの劇場版アニメ
「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)が13日
「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)で
午後7時56分から放送され、平均視聴率が
18.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
を記録したことが16日、分かった。
********************************************



この作品は
第87回のアカデミー賞にもノミネートされ
惜しくも受賞は逃しましたが
海外での評価の高さをあらためて
感じることができました。

ちなみに
昨年のブログで
劇場での鑑賞雑感を
記しています。


Click!▲過去ブログ◎罪と罰


印象的なラストシーンとあわせて

“鳥やけものと
同じように生きるために
この地球にやってきた”


というくだりに
今を生きる私たちへの
強いメッセージを感じます。

・壊す
・争う
・奪い合う


人類が当たり前のように
行っているこれらの事象は
自然界の法則には
当てはまりません。

・壊さず
・争わず
・分かち合う


という本来の生き方に
寄り添おうとする行為が
この星に生まれてきた
尊い使命だと気付かされます。

愛にあふれた
平和な地球を実現する


人類共通のミッションです。



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クリント・イーストウッド

2015年03月08日 | 映画日誌


クリント・イーストウッド

言わずと知れた
ハリウッドのオスカー俳優
兼映画監督です。


83歳を迎えた昨年
監督として
新たな作品を世に出しました。


映画『ジャージー・ボーイズ』です。
▼オフィシャルサイト



3月初旬
八丁座で
一週間限定で上映されました。


イーストウッドは
自身最大の当たり役である
『ダーティハリー』
シリーズでスーパースターの地位を
不動のものとしました。




監督としても
『許されざる者』
『ミリオンダラー・ベイビー』
でアカデミー作品賞と
アカデミー監督賞を2度受賞するなど
現代のハリウッドを代表する
監督のひとりです。



さて
映画『ジャージー・ボーイズ』ですが
サウンドの良さというか
かつてのヒット曲の
オンパレードでしたので
もう“それだけで満足”
といった感じでした。


シナリオが良いのはもとより
イーストウッド監督らしい
一人ひとりの
キャラクターづくりが秀逸です。


◎セリフ
◎しぐさ
◎サウンド


どれも
バランスが良く
とても心地いいんです。
俳優としても
監督としても
一流の方ですね。


ちなみに
当たり役としては
「ハリー・キャラハン」
(ダーティー・ハリー)
なんでしょうが

個人的には
「フランク・ホリガン」
(ザ・シークレットサービス)
が好きですね。

この作品は
前出のオスカー作品
『許されざる物』の翌年
1993年の主演作品で
ジョン・マルコビッチ
と共演して話題になった作品です。




実はこの作品
当時毎週日曜日の人気番組
「日曜洋画劇場」の
30周年記念作品でした。


▼YouTube



ちなみに
日本語吹き替えは
山田康雄さん亡き後だったため
野沢那智さんが後任をされています。

当時
日本語吹き替え版は
山田康雄さんの専属でした。
『ルパン三世』
の声もこの方でしたね。





現在
最新作
アカデミー賞受賞作品
『アメリカン・スナイパー』
公開中です。

観にいかねば。。。。。

▼オフィシャルサイト



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「赤峰勝人循環農法」
平成27年3月14日(土)13時~16時
広島市中区ゲバントホール
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世界は音楽を必要としている

2015年03月05日 | 映画日誌

▲パーソナルソングHP


先月末
「サロンシネマ」で
一週間限定で公開された映画
「パーソナルソング」


ドキュメンタリーですが
エンターテイメント性があり
あっという間の時間でした。


平日の午前中にもかかわらず
高齢の方を中心に
たくさんの来場がありました。


以下ストーリーです
↓↓↓
*****************************************
近年
医学的にも注目されるようになった
認知症やアルツハイマー患者への
音楽療法を題材に描き
2014年サンダンス国際映画祭
ドキュメンタリー部門で
観客賞を受賞したドキュメンタリー。


特効薬もないままに
患者数が爆発的に増え続け
先進諸国で社会問題となっている認知症や
アルツハイマー病。
アメリカのソーシャルワーカー
ダン・コーエンは
患者が自分の好きな歌
(パーソナル・ソング)を聞くことによって
音楽の記憶と一緒に何かを
思い出すのではないかと思いつく。

早速その療法を実行に移してみると
娘の名前すら思い出せず
ふさぎこんでばかりいた94歳の認知症男性
ヘンリーが、好きな曲を聞いた途端に
陽気に歌いはじめ、仕事や家族のことまで
饒舌に語りだすという効果が表れた。

さらに
他の患者たちも、この音楽療法によって
劇的な変化を見せるように。
人間が失われた記憶を取りもどす
奇跡の瞬間をとらえ
新たな治療法の可能性を探っていく。
*****************************************




東京にある
「国立音楽院」
(くにたちおんがくいん)
には
音楽療法学科があります。
音楽を福祉に生かす癒しや
幸せな社会を願いながら
音楽療法の発展をめざし
平成24年度より
インクルーシブクラスを
開設しています。


▼国立音楽院HP



~音楽は
人の心を癒やし
魂を浄化する
天からの贈りもの~


古代ギリシャ
ピタゴラスの箴言。





今世界は
音楽を必要としています。

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幸せのありか-2

2015年02月23日 | 映画日誌


現在公開中の映画
『幸せのありか』の
ストーリーを
WEB情報から転載します。

********************************************
舞台は
民主化に向けて揺れ動く
1980年代のポーランド。

知的障害と診断された幼い
マテウシュ
(カミル・トカチ)は
身体にも重度の障害を持ち
家族とのコミュニケーションも
ままならない。

しかし
実際の彼は健常者と同じように悩み
ロマンティックな心を持つ人間だった。

医師から

“植物状態”

と宣告されながらも
家族の愛情を受けて過ごした
多感な子ども時代。

心から愛を注いでくれた
父の突然の死
という悲劇に直面しながらも
父から教わった
星空を見上げる歓びを
忘れることはなかった。

向かいのアパートに住む
少女に淡い恋心を抱き
共に過ごす時間は
日々の寂しさを忘れさせてくれた。
だが
突然の別れが訪れる。

その一方で
成長したマテウシュ

ダヴィト・オグロドニク

は次第に家族から
疎まれるようになってゆく。

ある日
姉は結婚を期に
彼を施設に入れてしまう。
憤りと不満を
母や看護士にぶつける日々。
やがて
彼の目の前に現れる
美しい看護士マグダ。

マテウシュは次第に
彼女と心を通わせるようになってゆく。
********************************************




主演の
ダヴィト・オグロドニクですが
ポーランドのアカデミー賞といわれる
ポーランド映画賞の
主演男優賞
を受賞しました。
受賞作品に多数出演している彼は
“ポーランドの新星”
といっても過言ではありません。

話題作
『イーダ』で
実際にサックスを演奏し
男性的で聡明な演技を
発揮しています。

折しも
第87回アカデミー賞の授賞式が
2月22日(日本時間2月23日)に
開催されましたが
『イーダ』は
外国語映画賞を受賞しました。






さて
『幸せのありか』の魅力ですが
ズバリ
ダヴィトの演技の素晴らしさに
つきると言えます。


実は
身内に脳性麻痺の家族がいました。


一昨年
若くして他界しました。
障がいを持つ家族の大変さは
当事者でないと分からない部分も
多いのではないかと思います。

ダヴィトの演技を観ていると
細かい描写が実にリアルで
亡くした家族のことを
思い出してしまいます。

彼からは
己の体の不自由さはもとより
家族の悲喜交交を
しっかりと理解した上で
演じていることが
伝わってくるのです。




作品全体は
深刻な脳性麻痺の描写のため
全体的に重苦しい感じがあるものの
ユーモアにあふれていて
ドキュメンタリー作品では表現しきれない
エンターテイメント性に
あふれています。





『幸せのありか』

現在、サロンシネマで上映中です。

▼上映スケジュール Click↓



ところで

「白雪姫プロジェクト」

をご存じでしょうか?

病気や事故のために
意識が無く、回復の見込みが少ないと
思われてきた「植物状態」と言われる方々の
「食べる」「思いを伝える」
などの生活行動を取り戻すための
方法があることがわかってきました。


白雪姫プロジェクトは
回復の方法や、それにつながる意思伝達の方法
口から食事をとること、リハビリの方法
介護の方法などの情報を
集め広めるプロジェクトです。


「誰もが思いを持っていて
回復する可能性がある」ということが

当たり前になっていく世界

をめざしています。


以下、ホームページを添付します。
たくさんの方に知って欲しいと思います。


▼白雪姫プロジェクト Click↓



愛にあふれた平和な地球になりますように



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幸せのありか

2015年02月22日 | 映画日誌


広島の映画好きに
老舗映画館はどこ?
と聴けば
「サロンシネマ」
と答えるはずです。


この映画館は昨年
平成26年(2014年)までは
鷹野橋(タカノ橋)にありましたが
8月31日に鷹野橋での営業を終了し
八丁堀に移転して
9月20日から営業を再開しました。

かつて鷹野橋は
広島大学のキャンパスが近くにあり
“学生の街”
として賑わいました。

▼東千田キャンパス


しかし大学は
1982年から徐々に東広島市に移転が進められ
1995年には主要な機能の移転が終了し
近隣の千田町商店街や鷹野橋商店街は
賑わいをなくしていきました。

▼東広島キャンパス


おそらくですが
学生の利用が縮小した後の
サロンシネマの興行は
決して楽ではなかったと想像できます。


そんな中
閉館・開館ではなく
移転という形が取られ
映画館名を

「夢売劇場サロンシネマ」

として今日まで営業されていることに

広島地場劇場運営会社

と名乗る

序破急
(じょはきゅう)

の心意気を感じます。



▼序破急が毎月発行している
手のひらサイズのフリーペーパー
「End Mark」(エンドマーク)




ちなみに
この館の略歴をウィキペディアより
以下に転載しました。

*************************************************
・昭和34年(1959年)にタカノ橋OSが開館
・昭和37年(1962年)タカノ橋大映が開館
・1960年代にタカノ橋OSがタカノ橋日劇に改称
・昭和51年(1976年)頃、タカノ橋大映がサロンシネマ1に改称
・平成11年(1999年)頃、タカノ橋日劇がサロンシネマ2に改称
・平成26年(2014年)8月、鷹野橋での営業を終了
・平成26年(2014年)9月、八丁堀に移転し営業を再開
*************************************************

▼鷹野橋時代のサロンシネマ




なお
広島市の目抜き通り
八丁堀交差点をはさんだ場所には
同系列の劇場
「八丁座」
(はっちょうざ)
があります。




こちらには
頻繁に通いましたが
新設のサロンシネマは
遅ればせながらという感じで
先日お邪魔してみました。


場所は
トップ画像にある通り
東急ハンズの8階という好立地。


いつものように
開場後は場内の
売店でコーヒーを買います。


後から知ったことですが
ここの営業は
以前広島駅前で営業していた喫茶店

『純喫茶パール』

だそうです。
営業スタイルは変わりましたが
こうやって老舗が残っているのは
嬉しいことです。


▼猿候橋電停横の『純喫茶パール』
駅前再開発のため取り壊されました





午前中、1回のみの上映

「幸せのありか」

を鑑賞しました。
予告編(YouTube)を添付します。

▼映画「幸せのありか」予告編 YouTube




ストーリー
コラム等
次回につづきます。


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