夏会議 地獄極楽 舌三寸
(なつかいぎ じごくごくらく したさんずん)
20432 【季語】 夏 【季節】 三夏
汗談義 掻くか引くかは 心持ち
(あせだんぎ かくかひくかは こころもち)
20433 【季語】 汗 【季節】 三夏
この夏は いまだ聞かざる 蝉の声
(このなつは いまだきかざる せみのこえ)
20434 【季語】 蝉 【季節】 晩夏
炎天は 散歩に出でぬ 言い訳に
(えんてんは さんぽにいでぬ いいわけに)
20435 【季語】 炎天 【季節】 晩夏
親子亀 首の長きは 年の功
(おやこかめ くびのながきは としのこう)
20436 【季語】 亀 【季節】 三夏
昼寝しに 屋根に登りし 昔あり
(ひるねしに やねにのぼりし むかしあり)
20437 【季語】 昼寝 【季節】 三夏
梅雨入りも 明けも予報士 他人事
(つゆいりも あけもよほうし たにんごと)
20438 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏
山笠や 法被に褌 街中に
(やまかさや はっぴにふんどし まちなかに)
20439 【季語】 山笠 【季節】 晩夏
山笠=博多山笠
ホ句の鬼 幾度の夏 通り過ぎ
(ほくのおに いくどのなつ とおりすぎ)
20440 【季語】 夏 【季節】 三夏
ホ句=俳句
小五より 酒六十年 夏おぼろ
(しょうごより さけろくじゅうねん なつおぼろ)
20441 【季語】 夏 【季節】 三夏