俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

木の葉髪

2009年11月20日 | 俳句

大根は 根大きくして 流れざる
(だいこんは ねおおきくして ながれざる)
10854 【季語】 大根 【季節】 三冬


大根は 辛みが命 判らいで
(だいこんは からみがいのち わからいで)
10855 【季語】 大根 【季節】 三冬


葉は流れ 根は白きが 大根ぞ
(ははながれ ねはしろきが だいこんぞ)
10856 【季語】 大根 【季節】 三冬


初冬の 宵の明星 煌めけり
(はつふゆの よいのみょうじょう きらめけり)
10857 【季語】 初冬 【季節】 初冬


年古れど 年の差同じ 木の葉髪
(としふれど としのさおなじ このはがみ)
10858 【季語】 木の葉髪 【季節】 初冬


人生は まだまだ一歩 木の葉髪
(じんせいは まだまだいっぽ このはがみ)
10859 【季語】 木の葉髪 【季節】 初冬


まだまだと 言いつ気になる 木の葉髪
(まだまだと いいつきになる このはがみ)
10860 【季語】 木の葉髪 【季節】 初冬


行き帰り 形異なる 木の葉髪
(いきかえり かたちことなる このはがみ)
10861 【季語】 木の葉髪 【季節】 初冬


神の留守 見放されても 運を手に
(かみのるす みはなされても うんをてに)
10862 【季語】 神無月 【季節】 初冬


身に沁みぬ 木の葉時雨の 一雫
(みにしみぬ このはしぐれの ひとしずく)
10863 【季語】 木の葉時雨 【季節】 三冬


落葉舞う 空の青さの 目に沁みて
(おちばまう そらのあおさの めにしみて)
10864 【季語】 落葉 【季節】 三冬


コメント
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