俺流俳句 「いちらくいちらく」

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          千秀

秋深し

2009年11月04日 | 俳句

木々の先 紅葉の色の 濃ゆくあり
(きぎのさき もみじのいろの こゆくあり)
10748 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


挨拶は 寒くなりました 暮の秋
(あいさつは さむくなりました くれのあき)
10749 【季語】 暮の秋 【季節】 晩秋


目の奥の 蚊の飛び回る 暮の秋
(めのおくの かのとびまわる くれのあき)
10750 【季語】 暮の秋 【季節】 晩秋


秋深し 色気を醸す 伎芸天
(あきふかし いろきをかもす ぎげいてん)
10751 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋
技〔伎〕芸天=伎芸をよくし、五穀豊穣・吉祥豊楽をつかさどり、
福徳・技能を授ける天女。大自在天の髪際から化生したという。
大自在天女。奈良 秋篠寺 伎芸天の仏像あり。


秋深し 予定欄の 空き少し
(あきふかし よていらんの あきすこし)
10752 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋


韓ドラの 挿入歌の 爽やかさ
(かんどらの そうにゅうかに さわやかさ)
10753 【季語】 爽やか 【季節】 三秋


大宰の府 トンネル越しの もみじ山
(だざいのふ とんねるごしの もみじやま)
10754 【季語】 もみじ山 【季節】 晩秋


柿泥棒 そんな昔も ありました
(かきぬすっと そんなむかしも ありました)
10755 【季語】 柿 【季節】 晩秋


柿喰えば 借りし金ある 現世や
(かきくえば かりしかねある うつしよや)
10756 【季語】 柿 【季節】 晩秋


保津川下り 谷の奥まで 紅葉色
(ほづくだり たにのおくまで もみじいろ)
10757 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


夕陽受け 楓紅葉の 吾子の手や
(ゆうひうけ かえでもみじの あこのてや)
10758 【季語】 楓紅葉 【季節】 晩秋


陽を受けて キラリ光る柿 食べごろぞ
(ひをうけて きらりひかるかき たべごろぞ)
10759 【季語】 柿 【季節】 晩秋