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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

さくらんぼ

2009年05月14日 | 俳句

『城址に 登ればみんな 風薫る』
(しろあとに のぼればみんな かぜかおる)

『このごろは 木に成るを見る さくらんぼ』
(このごろは きになるをみる さくらんぼ)

『眠る生徒を こつんと小突いて 夏の昼』
(ねむるこを こつんとこづいて なつのひる)

『夏めくも 土曜日曜 いつも雨』
(なつめくも どようにちよう いつもあめ)

『手を結ぶ 汗の多さに 老い増せり』
(てをむすぶ あせのおおさに おいませり)

『今は無き 黒きボタ山 夏暑し』
(いまはなき くろきぼたやま なつあつし)

『母娘三人 写りし顔は さくらんぼ』
(ぼしさんにん うつりしかおは さくらんぼ)

『街中で 聞き取れなくて ほととぎす』
(まちなかで ききとれなくて ほととぎす)