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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

信州とアルプスの旅 3

2007年04月26日 | 俳句
黒部ダムより臨む湖面

『桜追う 旅も終わりて 葉桜に』
(さくらおう たびもおわりて はざくらに)

『春の昼 新幹線でも 寝てばかり』
(はるのひる しんかんせんでも ねてばかり)

『花辛夷 北の国では 白映えて』
(はなこぶし きたのくにでは しろはえて)

『春霞 立山連山 幾重にも』
(はるがすみ たてやまれんざん いくえにも)

『剪定の 防風林に 風静か』
(せんていの ぼうふうりんに かぜしずか)

『旅終えて 靴に花びら 二三片』
(たびおえて くつにはなびら にさんひら)



『落椿 その庭先で 夢昼寝』
(おちつばき そのにわさきで ゆめひるね)

『夢の中 また夢見るや 春の夢』
(ゆめのなか またゆめみるや はるのゆめ)

『春の昼 欠伸をすれば 嫁もする』
(はるのひる あくびをすれば よめもする)

『滑り台 花びら下に すべり良く』
(すべりだい はなびらしたに すべりよく)

『ブランコに 桜吹雪の 舞い乱れ』
(ぶらんこに さくらふぶきの まいみだれ)

『鯉幟 緋鯉に真鯉 子は居らず』
(こいのぼり ひごいにまごい こはおらず)

『山躑躅 雨だれも紅く 色付いて』
(やまつつじ あまだれもあかく いろづいて)

『雨露に 清けさ増して 緑立つ』
(あまつゆに すがけさまして みどりたつ)