『にぎやかに 落花の舞いに 飛花の舞い』
(にぎやかに らっかのまいに ひかのまい)
『初孫の 寝返り打ちし 春の日に』
(はつまごの ねがえりうちし はるのひに)
『春嵐 低気圧に入る 寒気団』
(はるあらし ていきあつにいる かんきだん)
『しづこころ 有りても花は 散るらしき』
(しづこころ ありてもはなは ちるらしき)
『友の来て 四つ葉のクローバ ばらばらに』
(とものきて よつばのくろーば ばらばらに)
『女ども 久しく晴れて 春日傘』
(おんなども ひさしくはれて はるひがさ)
『初恋の 心揺れるや 黄水仙』
(はつこいの こころゆれるや きすいせん)
『百千鳥 百千も無き 鳥たちよ』
(ももちどり ひゃくせんもなき とりたちよ)
『百千鳥 なさそで有りぬ 縄張りが』
(ももちどり なさそでありぬ なわばりが)
『水底に 落花集まり 花咲けり』
(みなぞこに らっかあつまり はなさけり)
『どっと咲く 牡丹桜の 紅濃し』
(どっとさく ぼたんざくらの べにこゆし)
『大きさも 色も辟易 チューリップ』
(おおきさも いろもへきえき ちゅーりっぷ)
『酒旨し これで長生き 春深し』
(さけうまし これでながいき はるふかし)
『矢車も 吹流しも無き 鯉幟』
(やぐるまも ふきながしもなき こいのぼり)
『少子化や やたら少なき 鯉幟』
(しょうしかや やたらすくなき こいのぼり)