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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

山茶花

2006年11月21日 | 俳句


『黄落は 厳か気分 味合われ』
(こうらくは おごそかきぶん あじあわれ)
               {季語:黄落 季節:晩秋}

『いつ止むか いつ降り出すか 夕時雨』
(いつやむか いつふりだすか ゆうしぐれ)


『山茶花は 若い姫御の 匂いする』
(さざんかは わかいひめごの においする)


『初雪や 車スキーする 南坂』
(はつゆきや くるますきーする みなみざか)


『黴餅は 食えても食えぬ 高松塚』
(かびもちは くえてもくえぬ たかまつづか)


『冬の陽は 悲しきものよ すぐ暮れる』
(ふゆのひは かなしきものよ すぐくれる)


『枯落葉 踏みしめるたび 淋しくて』
(かれおちば ふみしめるたび さびしくて)


『酔いまかせ 木の葉を避けて ほろほろと』
(よいまかせ このはをよけて ほろほろと)


『大望の 掻き揚げうどん 冬の昼』
(たいもうの かきあげうどん ふゆのひる)


『風邪の神 明日は騒ぐな 娘来る』
(かぜのかみ あすはさわぐな むすめくる)


『冬の月 雲あらずとも 照りもせず』
(ふゆのつき くもあらずとも てりもせず)


『いつの日か 枯野見んとて 句に励む』
(いつのひか かれのみんとて くにはげむ)