goo blog サービス終了のお知らせ 

俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

黄落

2006年11月19日 | 俳句

『黄落や 並木の道に 寂しさが』
(こうらくや なみきのみちに さびしさが)
{季語:黄落 季節:晩秋}


『夕時雨 朋と飲む酒 お膳立て』
(ゆうしぐれ ともとのむさけ おぜんだて)


『旅時雨 金婚までの 遠きこと』
(たびしぐれ きんこんまでの とおきこと)


『オーバーを 脱いで戻るや 妹の笑み』
(おーばーを ぬいでもどるや いものえみ)


『カラオケに 恥らい隠し 懐手』
(からおけに はじらいかくし ふところで)


『昼飯に 幕弁出され 冬旱』
(ひるめしに まくべんだされ ふゆひでり)


『木の葉散る 踏み締めし音に 寂しさが』
(きのはちる ふみしめしおとに さびしさが)


『木の葉散る 急くも緩くも 身勝手に』
(このはちる せくもゆるくも みがってに)


『木の葉色 いかなる画家も 出せぬ色』
(このはいろ いかなるがかも だせぬいろ)


『冬の朝 固太りの鯉 飛びはねし』
(ふゆのあさ かたぶとりのこい とびはねし)


『冬菫 ベランダに咲き 嫁笑顔』
(ふゆすみれ べらんだにさき よめえがお)