僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

蓮の花とトンボたち~空にはミサゴが4羽飛ぶ!~

2023-07-24 06:22:22 | 花と蝶とトンボと昆虫
 梅雨が明けて晴天の日が続いており、カラッとした天気ではあるものの日中の気温はグングンと上がりますので、暑さがきつくなってきました。
ハスや水連の花でも見れば少しは涼めるかと思ってハス池を見に行きましたが、複数個所のハス池でハスの群生が消えてしまったようです。

数年前に草津市の烏丸半島の琵琶湖岸一帯にあったハスの群生地帯が消えてしまったのがニュースになりましたが、同じようにハス池一面に咲いていたハスが消えています。
ハスは花が枯れても茎や果托が残るものですが、それもわずかにしか見られませんので、一体ハスの花はどこへ行ってしまったのかと首を傾けたくなります。
またそれはひとつのハス池だけではなく、3ヶ所のハス池で同じような状態になっていましたので不思議です。



一般的にハスの代表格とされるような花弁が大きいピンク色の花のハスは、一部に咲いているだけであれだけポピュラーだった花の数が極端に少ない。
ハスの花が減少する現象が琵琶湖近くの池で次々と発生しているのか?琵琶湖から離れた池でもハスの花が減っているのだが...。



ハス池はダメになっていましたので、ここならハスの花が見られるだろうというハス田まで行きましたが、花の状態の良いのがなくてタイミングは悪かったようです。
仕方がないのでハスの花は諦めて、ハスの近くの池や湿地を飛び交っているトンボを手あたり次第にパチリ!に切り替えます。



金属光沢の特徴的な翅を持つチョウトンボは最盛期だったのでしょう。もの凄い数のチョウトンボが乱舞していました。
後から来られた方がその様子を見られた瞬間、思わず声を上げておられたほど数は多かった。



数ではチョウトンボに押されていましたが、その間を真っ赤なショウジョウトンボも数個体飛んでいました。
♀のショウジョウトンボもいた筈ですが、やはり真っ赤な♂の個体に目がいってしまいますね。



コシアキトンボの♂は腰の部分が白い色をしており、♀はその白い部分が黄色をしている。
♂は目立つところに留まっていることが多いので撮りやすいですが、♀は取りにくい印象があります。



他のトンボを蹴散らすかのように縄張りを巡回していたのはヤマサナエでしょうか?
一瞬留まって飛んで行ってしまいもう戻ってはきませんでしたので確認不足ですが、トンボの識別もなかなか難しい。
同じようにギンヤンマが縄張りを巡回している場所がありましたが、ギンヤンマはいつも飛び続けていますね。



シオカラトンボが大多数の場所で数個体見られたのはオオシオカラトンボ。
街中の寺院の方丈池や山麓の池など生息範囲はかなり広いようです。



シオカラトンボばっかりやんと思うような場所でしたが、♂のシオカラがハスの蕾に留まってくれました。
花の状態のいい時にもう一度訪れてみたいですね。



♀のシオカラトンボもハスの蕾に留まる。
トンボも野鳥や蝶と同じく、♂の方が特徴的な色合いのトンボが多いように思います。



写真を見て気付いたのですが、このシオカラトンボの♀はイトトンボを捕まえて食べています。
トンボは肉食性の昆虫ですから、飛翔速度が遅く小さなイトトンボは中型のシオカラトンボにとって恰好のエサなのかもしれませんね。



食べられたイトトンボはこの個体ではありませんが、シオカラトンボ多数の場所でしたのでもっと隠れないとやばいかも?
イトトンボは写真では大きく見えますが、実際は目を凝らしていないと見落とすような細さのトンボです。



驚いたのはふと空を見上げた時に見つけたミサゴの姿です!
ミサゴは時間差で計4羽が飛んできており、山中の奥地にある塒から遠くの琵琶湖や大きな河川まで狩りに出かけるところだったのでしょう。



ハス田の向こうは山が続いていて、奥の方には霊仙山や鈴鹿山系の山々があります。
ミサゴの塒は山の奥地にあるといいますので、山奥の道なき道を彷徨い歩けばミサゴの巣に辿り着くかもしれませんが、探し当てるまでにまず遭難しますね。





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