今年も待ちかねたアートの祭典「アート・イン・ナガハマ」が台風の影響もなく無事開催されました。
「アート・イン・ナガハマ」は全国から約200組のアーティストが自らの作品を携えて集まるイベントで、北国街道の通る黒壁ガラス館から大通寺(ながはま御坊)表参道までの商店街に集まったアーティストたちがブースを構えます。
「アート・イン・ナガハマ」は1987年に始まり、今回で第32回目を数えるといいますから、もう長浜の地に根付いた芸術祭といえるのかと思います。
当方が強い興味を持ったのは2007年以降ということになりますが、それはその年に小倉宗さんという絵師に出会ってからということになります。
小倉宗『優しい道化師』
小倉さんは「アトリエ笑」としてブースを開かれており、今年でなんと17回目の出品だとか。
アクリルで描かれた優しくも特徴のある絵にはファンが拡がっているようです。
“早く行かないといい絵が売れてしまう”とばかりに、まだ準備の整っていないブースの間をすり抜けて小倉さんのブースに到着したのですが、すでに1枚売れてしまったあとでした。
昨年も開始早々に駆けつけた時には1枚売れたあとでしたので、AINにはコアな小倉ファンがおられるようですね。
気に入った3枚の中から選び出した絵は『優しい道化師』と名付けられた絵でしたが、これはかなり悩んでの選択でした。
最終的には室内にかけてある他の小倉作品とのバランスも考えてということで決めました。
もう12年通っている小倉さんのブースで購入した絵としてはこれが10枚ほどになりますが、今後も見続けていきたい絵師の方です。
距離的に近ければ個展にもお邪魔したいところですが、取り敢えずはまた来年のAINの楽しみということになります。
ブースに到着して簡単な挨拶を済ませると、小倉さんが“写メ撮らしてください。”とブースをバックに当方を撮影されます。
“あれ?撮られる人が逆でしょ。”と何やら可笑しい。
その後に小倉さんを撮らせていただきましたが、Tシャツにプリントされている陰陽猫がカッコイイですね。
AINを見て回っている時、通りがかりに偶然入ったのはシガアートスポットプロジェクトVol.1「散光/サーキュレーション」の会場でした。
【アートスポットプロジェクト】は長期休館中の滋賀県立近代美術館が行っている美術館の活動の展開というもののようです。
新生近代美術館は「アール・ブリュット」と「神と仏の美」を柱にして生まれ変わるといいますので、開館を非常に楽しみにしている美術館なのですが、まだ再開の見通しがたたない状態で残念に思っています。
「散光/サーキュレーション」では滋賀県にゆかりのある3人の若手作家により「循環=サーキュレーション」をテーマにした作品が展示されていました。
最初に入った「北国街道サテライト会場」で目を引いたのは薬師川千晴という作家の《ニ対の絵画碑#2》だったでしょうか。
薬師川千晴《ニ対の絵画碑#2》
メイン会場には《絵画碑#20 -絵具の密度と引力-》という作品があります。
薬師川さんは“練り込みテンペラ”という古典的な手法や“デカルコマニー技法”を使って作品を造られるそうですが、どちらも知らなかった言葉です。
薬師川千晴《絵画碑#20 -絵具の密度と引力-》
度會保浩さんの《eagduru-shell of the plant》はステンドグラス技法で造られた大きな作品です。
長浜のいくつかの寺院を巡り、そこで出会った観音菩薩像から着想を得たと説明が書かれてあります。
度會保浩《eagduru-shell of the plant》
よく分からないままに会場を後にすると、外は雨模様。
途中で見つけたのは移転した“海洋堂フィギュアミュージアム in 長浜アートセンター”の前にある古い門の中から顔を出す恐竜でした。
ミスマッチのような取り合わせではありますが、インパクトがありますね。
我が家では玄関から続く廊下を画廊状態にしていて、小倉宗さんの絵のギャラリーのように並びます。
どの絵も気に入って購入したものばかりですので、日常の生活に溶け込んでいるかのように愛着を感じています。
「アート・イン・ナガハマ」は全国から約200組のアーティストが自らの作品を携えて集まるイベントで、北国街道の通る黒壁ガラス館から大通寺(ながはま御坊)表参道までの商店街に集まったアーティストたちがブースを構えます。
「アート・イン・ナガハマ」は1987年に始まり、今回で第32回目を数えるといいますから、もう長浜の地に根付いた芸術祭といえるのかと思います。
当方が強い興味を持ったのは2007年以降ということになりますが、それはその年に小倉宗さんという絵師に出会ってからということになります。
小倉宗『優しい道化師』
小倉さんは「アトリエ笑」としてブースを開かれており、今年でなんと17回目の出品だとか。
アクリルで描かれた優しくも特徴のある絵にはファンが拡がっているようです。
“早く行かないといい絵が売れてしまう”とばかりに、まだ準備の整っていないブースの間をすり抜けて小倉さんのブースに到着したのですが、すでに1枚売れてしまったあとでした。
昨年も開始早々に駆けつけた時には1枚売れたあとでしたので、AINにはコアな小倉ファンがおられるようですね。
気に入った3枚の中から選び出した絵は『優しい道化師』と名付けられた絵でしたが、これはかなり悩んでの選択でした。
最終的には室内にかけてある他の小倉作品とのバランスも考えてということで決めました。
もう12年通っている小倉さんのブースで購入した絵としてはこれが10枚ほどになりますが、今後も見続けていきたい絵師の方です。
距離的に近ければ個展にもお邪魔したいところですが、取り敢えずはまた来年のAINの楽しみということになります。
ブースに到着して簡単な挨拶を済ませると、小倉さんが“写メ撮らしてください。”とブースをバックに当方を撮影されます。
“あれ?撮られる人が逆でしょ。”と何やら可笑しい。
その後に小倉さんを撮らせていただきましたが、Tシャツにプリントされている陰陽猫がカッコイイですね。
AINを見て回っている時、通りがかりに偶然入ったのはシガアートスポットプロジェクトVol.1「散光/サーキュレーション」の会場でした。
【アートスポットプロジェクト】は長期休館中の滋賀県立近代美術館が行っている美術館の活動の展開というもののようです。
新生近代美術館は「アール・ブリュット」と「神と仏の美」を柱にして生まれ変わるといいますので、開館を非常に楽しみにしている美術館なのですが、まだ再開の見通しがたたない状態で残念に思っています。
「散光/サーキュレーション」では滋賀県にゆかりのある3人の若手作家により「循環=サーキュレーション」をテーマにした作品が展示されていました。
最初に入った「北国街道サテライト会場」で目を引いたのは薬師川千晴という作家の《ニ対の絵画碑#2》だったでしょうか。
薬師川千晴《ニ対の絵画碑#2》
メイン会場には《絵画碑#20 -絵具の密度と引力-》という作品があります。
薬師川さんは“練り込みテンペラ”という古典的な手法や“デカルコマニー技法”を使って作品を造られるそうですが、どちらも知らなかった言葉です。
薬師川千晴《絵画碑#20 -絵具の密度と引力-》
度會保浩さんの《eagduru-shell of the plant》はステンドグラス技法で造られた大きな作品です。
長浜のいくつかの寺院を巡り、そこで出会った観音菩薩像から着想を得たと説明が書かれてあります。
度會保浩《eagduru-shell of the plant》
よく分からないままに会場を後にすると、外は雨模様。
途中で見つけたのは移転した“海洋堂フィギュアミュージアム in 長浜アートセンター”の前にある古い門の中から顔を出す恐竜でした。
ミスマッチのような取り合わせではありますが、インパクトがありますね。
我が家では玄関から続く廊下を画廊状態にしていて、小倉宗さんの絵のギャラリーのように並びます。
どの絵も気に入って購入したものばかりですので、日常の生活に溶け込んでいるかのように愛着を感じています。