僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

傷ついたオオタカの若を救出するには...

2014-09-20 17:55:55 | 野鳥
 彼岸花の紅い花に染まってきた公園で小鳥を探していた時のことでした。
木の枝を飛び移る小鳥を探して上を向いて歩いていたら、地面にあった物体に躓きそうになる。

木の切り株かと思いきや猛禽らしきが地面にいる。
よく見てみるとオオタカの若がじっとうずくまっています。



様子を見ながら周囲を歩いてみたけど、近い距離に人が居るのは認識はしていても逃げようとはしない。
しばらく見ていると右足にケガをしているのが分かった。



このオオタカは2度飛んだのだけど、満足には飛べず地を這う程度の飛び方で数m程度の移動しか出来ない。
また、すぐに瞼を閉じてしまうのは、かなり弱っているからか?なんて風にも考えてみる。



フィールドで傷ついた野鳥を見ることはあるけど、飛ぶ元気すらない状態のところへ外敵でも来たらイチコロだし、どうする?
いつもならベテラン・バーダーの一人や二人は来ている場所なのに今日に限って誰もいない。

 そんな目で見つめないでくれよ。こっちだって困ってるんだから...。



しばらく迷った後に湖北野鳥センターへ電話してみることにした。
状況を伝えて、しばらくしたらセンターからUさんが現地へ来られて無事保護されました。
どうやら足にテグスが絡んでケガをしていて狩りが出来ず、衰弱してしまっていたようです。



保護された時に足を見せてもらいましたが、真ん中の指がちぎれかけているようなひどい傷で縫合をするとのことです。
オオタカのお腹を押さえて確認されていましたが、お腹の中はカラッポ状態で何も食べることができず衰弱していたみたいですね。



栄養をとらせて回復したら放鳥するとおっしゃっていましたので、無事回復するのを祈るのみ。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする