超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

春分の風景

2009-03-22 16:23:36 | 旅行お出かけ
三連休中日はまたとない陽気だった。
私は4時半起きで前日から用意してあった、オキアミと配合資料他の道具を積み込み、暗いうちから海岸道路を西へと向かった。
1ヶ月ちょっと前、痛恨の連行事件にあい、いつものテトラにはもう行けないのでその先の港に向かったのだ。

そこは福浦港という。真鶴半島の付け根に位置し、真鶴駅からちょっと先の入口を入っていく。
周りはかなり明るくなってきて、山陰から太陽が顔を出した。
水平線からでないのは残念だが、港内がパァっと明るくなり反対側の風景が鮮明になった。しかしまぁ、なんとのどかな風景だ。ピーひょろととんびも上空を回ってるし・・・

これで大漁なら言うことないのだが、風もなく波もなく時間が止まったかのような平和な世界だ。
海の中もさぞ平和なんだろう。コマセを撒いても何も起きないし、付けエサも一向に無くならない。。。
旧磯辺サイズを2枚釣り上げて早々に退散だ。

今日は夕方お友達のつぶやきさんちが誘ってくれた。
ご主人のしんさんが「スズキ」を釣ってくるので食べに来ないかというのだ。
約1年前、昔一緒に住んでいた社宅を離れ、今は別の住宅に移っている。

小田急線沿線にあるその住宅を初めて訪れたが、前の社宅の倍は広くしかも新しくお洒落だった。
高い天井のリビングに接した畳部屋があり、ベッドルームの隣にはご主人の書斎まである。
うーむ。私の憧れの間取りだ。。。我が家にはそんなスペースはないので、秘密基地が欲しかったら庭に地下壕でも掘るしかないな。

ただぁし・・・この家、駅からの道のりが「試練」の一言だ。
ふた山くらい越えるんじゃないか?気温も我が家よりは2度ほど低いようだし。。。
真夏の炎天下、この坂をまともに登ったら死ぬぞ。また冬場凍り付いた道路で一旦滑ったら下まで止まらんぜ。

2月になると通勤時間には壁を手すり代わりに伝って歩き降りるサラリーマンがホントに見られるそうだ。
スケボーの練習にはもってこいだな。命がけになるかもしれんが。

つぶやき家のとなりは何と同期のIKちゃんだ。すんげえ偶然だ。
しんさんは東名の渋滞でかなり帰宅が遅くなっちゃったが、3家族で賑やかな宴会が始まった。
3歳になる女の子がいるが、息子甘辛は初恋の相手つぶやきさんの家に初めて遊びに行けて大喜びだ。

甘辛は幼いときから人見知りすることなく、どんな大人にもよくなついた。
ところがつぶやきさんのときだけ、柱の陰から「星 明子」のようにこちらの様子を伺っている。
ある日一緒にいた社宅のお友達が

「もしかして甘辛ってつぶやきさんのことが好きなんじゃないの?」

それからつぶやきさんのことを社宅内では「ハニーちゃん」と言われるようになったのだ。
女の子の赤ちゃんが生まれたとき初めて息子甘辛は

「あれ?ハニーちゃんって結婚してたんか?」

どうもしんさんとはただ付き合ってるだけと思っていたんだって。
どうりでしんさのことは仮想敵と思っていたらしく、自転車の補助輪で足を踏んでいったり色々攻撃していたらしい。。。
そのしんさんは武道を嗜み、釣りも料理も得意なマルチタレントだ。

ちょっとメタボが過ぎるのが気になっていたが、久々にあったら「レコードダイエット」とやらで10kg痩せたって。。。見違えた。
食ったもの記録するだけでダイエットになるなんて信じられん。。。今度調べてみよう。

今では二人と甘辛は大の仲良しだ。むろん今度幼稚園に行くMHちゃんもね。
IKちゃん夫婦とも久しぶりだったが、変わらずに仲良しで楽しかった。
そして彼らが御土産で持ってきてくれたイカシューマイが一つ残っていたとき・・・・

「おぅい、ハニーよ、これが関東の一つ残しだ。肥後のいっちょ残しとも言うんだよな」

と振ったら、なんとIKちゃんの奥さんのMIKIさんが

「ええっ、佐賀もんのいっちょう残し、しかないんだと思ってた。。。」

まだまだ知られざる「一つ残し」があるかもしれん。