年頭のメッセージ

１月３日の夜は実家から戻り、近所の中華料理屋でラーメンと焼酎を飲んできた。正月休み最後の晩酌に明け暮れていたのだ。
翌日早朝は今年の初出勤だ。いつもの通り朝５時台の東海道線で東京に向かうが、すでに席には座れないほど人が乗車している。
やはり１年のうち、最も連続して大量の酒を摂取する期間の直後なので胃腸は悲鳴を上げ、頭もボーっとしてすっきりしない。。。まあ、初日なんて安全祈願以外何があるってわけじゃなし・・・時間がたてば治るさ、と思っていた。

席に着くと色々な人が次々に年始の挨拶にやってくる。年末にあまり真面目にはデスクの周りを掃除しなかったので「さすがにちょっとカッコ悪いか・・・」と机の上のものだけでも引き出しにざーっとしまい込んでいた。
始業時間となって、社内中継により「社長の年頭挨拶」そしてチーフによる「グループへの挨拶」。。。どちらも事前に内容を知っていたから何となく右から左に聞き流していた。
しばらくするとトミー達がガタガタと会場を設営し、昨年末同様巨大なダルマを持ち込んできた。昨年私はいなかったのだが、「ダルマの目入れ式」というのを行うそうなのだ。
「最初に年頭の挨拶をお願いします」
んっ？そうか！。。。もっと早く流れに気付くべきだった。昨年末色んなことをしゃべり過ぎて何も話すことを考えていなかった・・・あと１５分で始まる。

さーて、何を挨拶すればよいのか・・・社長の話もチーフの話もほとんど聞いてなかったからダブったらまずいしなー。自分の年末年始の様子を話してもしょうがないし。
新年早々、「大すべり」というのもまずい。かと言って震災や事業運営、安全第一みたいな話は昨年末さんざんにあちこちでしてきたから何の新鮮さもない。
こんなときに（いつもごめんなさい！）絶妙のストックフレーズを差し伸べてくれるKICK師匠のサイトを見に行ったが、「いい話」過ぎてもったいない。うちの連中にはどうかなー。。。

少し困って頭をひねっていたときに、朝起きて見たyoutubeを思い出した。甘辛と見に行く約束をした最新作「ウルトラマン・サーガ」の予告編である。その中の戦闘ワンシーンで女性隊員役のAKB４８の某が叫ぶセリフを思い出した・・・「足元には気をつけな！」
おーっ、今年の我が部門にはバッチリの標語じゃないか。これをちょっとパクらせてもらおう。。。
興味ない人には全く「素通り」だが、そんなことも言ってられない。後は流れに任せて・・・

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「皆さん、明けましておめでとうございます。昨年末、年末年始向けだけの安全祈願をしたおかげか、大きな事件もなくこうして年頭にご挨拶できてよかったと思っています。
幹部による神社の安全祈願に先だち、こちらのオフィスではだるまの目入れ式を無事執り行いました。
年末に色々なところで色々なご挨拶をしまくり過ぎ、年頭の挨拶に話すことが無くなってしまったのですが、まじめな、立派な話は社長やチーフが十分になさっているので、ちょっとくだけたところをお話します。

ウルトラセブン大好きな私は昨年末、湘南の自宅に帰りがてら東京ドームシティで開催されていた「お正月だよ！ウルトラマン」なるイベントに寄ってきました。その中で今年３月に封切されるウルトラマン映画最新作の予告編が紹介されていたんです。この中では地球防衛隊はAKB４８のメンバがなっていて全員女性、その隊長役の彼女が戦闘シーンで一つセリフを放つんですよ。
「足元には気をつけな！」
今年はこれだ！と思いましたね。我々は今年１年、安全だけでなくあらゆる意味で「足元」に気を付けなければいけない、と感じました。今年の我が部門の合言葉にしたいと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=6Tl8cW2MjuI

何事にも足元に気を付けて注意深く取り組むにはどうすべきか？私はできるだけ記録を残すことにしました。林家ぺーのように色々なシーンで写真を撮るようにします。昨年紹介した元東京消防庁の佐藤康雄さんは３月１１日１４時４６分、警防部長である自分の部屋が大地震で揺れる様をVTRに収めていました。なぜそんな離れ業ができたのか？普段から冷静さを失わずに客観的な記録を残せるように心がけていたからだと思います。私もいつも携帯を持ち歩いていて、あの時動画を保存できたはずなのに、そんな発想すら浮かびませんでした。皆さんにも３．１１の揺れている様子を動画に残せた人はいませんよね？画像に撮るというのは「その場で冷静さ保つ」、「その後、判断が的確だったかを検証する」二つの意義を持つと思います。ぜひそんな習慣を持ちたいものです。

そして最後に自分に課したのは「いつになき事を起こす」です。昨年は褒められたことも怒られたことも多い落差の激しい「荒れた１年だった」と申し上げました。元旦にいきなり大きな地震がやってきましたが、細心の注意を払って冷静を心がけていても「荒れる」ときは荒れてしまいます。
そんなときに全員が「平穏」に戻ることを祈ってばかりいると心が萎えます。１０人に一人くらいは「荒波に対しては自ら荒波を引き起こして、反作用で平坦にならす」という果敢な「荒らし屋」がいてもよいと思います。我こそはその御役目筆頭だ！と思う人はぜひ仕事の中で発揮してみてください。

我が事業の話は全然しませんでしたが、皆さんが「怪我なく事故なく病気なく」次につながる何かを残せる１年となることをお祈りします。」
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ふうっ。。。最後は自分でこのサイトに書いた記事をパクって締めた。うーむ。改めて活字にしてみたが、さすがに流れに任すと何を言っているのかよくわからない。。。小夏師匠から指摘いただいて初めて気付いたのだが、最近記事の一番下に「キーワード」なる文中の単語が列挙されていて、私の記事がいかに徒然なるまま（支離滅裂）なのかをご丁寧に露呈・・・ってあれれ？いつの間にか無くなっちゃった。
「お正月」「ウルトラマン」「AKB４８」「足元」「林家ぺー」「荒らし屋」・・・・これだけのキーワードで実は職場の年頭の挨拶とはお釈迦様でも気が付くまい。。。。