超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

キオスク

2008-05-29 23:23:17 | ホビー
通勤でよく使う東海道線の駅にずいぶん前だが、列車の形をしたキオスクが出現した。

その昔、東京駅にも「湘南電車」という案内板があった。
この形の列車はほんの子供の頃、うっすら乗った覚えがある。

二つドアの古めかしいやつで、冷房がたしかないので、夏場はこれにあたってしまうとハズレだった。
前の職場には実に多岐にわたる趣味をたしなみ(正しくは昔たしなみ)、マニアックな話題には万能を誇るツワモノがいた。
マニアックファンとして対等に話せたのは特撮・アニメ系、唯一上をいけたのはご存じウルトラの話題のみだった。

いつだったか

「昔、子供の頃乗った覚えがある、湘南電車のキオスクができてたよ」と写真を見せると

「ああ、80系ですね。この車両、愛されてましたからねえ」

という答えが0.5秒で帰ってきた。。。

鉄道の中でも特別なジャンルに思い入れがあり、何でもEF63という有名な電気機関車の崇拝者らしい。
一般の鉄道車両はそのままでは走行できない66.7‰の急勾配を二重連結で引っ張ったり押したりした最強(という言葉オレもよく使うなあ)の電気機関車と聞いた。

何でも電車側乗務員と連絡を取りながらブレーキをかけたり、パワーを制御する「協調運転」がマニアでは目玉だったらしい。
以前に職場で旅行に行ったときに、新宿から自家用車に乗せてもらった。
2時間ほどの行程で、実にすばらしい乗り心地の車だったが、たしか到着するまでこの「協調運転」を録音したテープを聞かされた。。。

ガタンゴトン・・ザーザーという中にわずかに「●●りょーかい」とかいう、つぶやき声みたいなのが入っていた。。。
盗聴に近い方法で録音した超レアものらしい。CDが出回ってるのもすごいが。


中学生の頃は東京北地区に住んでいたらしいが、鶴見線が好きで乗るためだけのために川崎のほうまでやってきたり、国府津駅の機関区に昔あったD52機関車を見に来たり・・・
すごい行動力だ。
神奈川出身の私でも鶴見線など未だに乗ったことないし、D52機関車は見たことがある程度だ。

子供は特にそうだが、好きなものはあっという間に信じられないレベルまで覚える。
しかも、大人になっても覚えているものらしい。
EF63の車軸重量がすぐに出てくるのも、ウルトラの父の年齢がすぐに言えるのも同じことか。。。

この知人は子供の頃、色々なことに興味をもつ活発な子だったんだろうな。
久々に用があったようで、今職場のあるビルに現れたが超残念なことにいつもの「TEXAS」は行けなかった。
また、あんな話を咲かせたいものだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿