超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

2015総ざらい

2015-12-30 07:38:47 | 出来事
この時期は毎年のように誰ともなく「1年たつのは早いねえ」とため息をつく。25歳時(4%)に比べれば1年分の比率は約半分(2%)である。前も書いたが「1年の長さの感じ方はそれまで生きてきた年数による」という説にはかなり説得力があると思う。しかし某SNSには「1年を振り返ってダイジェストにいてくれる」機能がある。試しにやってみると今年の始めは「ウルトラマンスタンプラリー」で山手線駅を駆けずり回っていたのである。その記憶から今までの時間を考えるとはるか以前のことに感じ、やはり365日というのはそれなりの長さを持っているとも思う。このサイトでは「○○編」と引用する時くらいしか読み返すことがないのだが、年末なので一旦正月まで遡って今年を振り返ってみよう。

新年スタートは「一休-Cool Down」という下りになっている。年末の「おイタ」に加えて、正月早々ランニングマシンでの激痛から「天の警鐘」を聞き取り、スロースタートとしたのだが、なんのことはない・・・半月もすれば忘れ果て、前々日の発熱にもめげずに爽やかに10マイルを駆け抜けた。最初は少し出遅れたが先のSNSに登場したようにウルトラマンスタンプラリー全64駅を怒涛のように駆けずり回り、初めて念願の「怪獣酒場」を訪れた。その後、この1年の間に懐かしの同窓生メンバで訪れたり、家族で店を訪ねることになる。妻が見つけてきた台場の3D写真館で憧れの「ウルトラ警備隊」制服を着用、これを某SNSに掲載したところ、少ないメンバの中で最高数の「サムズアップ」を記録した。実は私が鏡の前で夢中でポーズを撮っていた間に妻が「3Dデータを使用してクリアフィギュアを作成する」なんていう思いも寄らない秘孔を突き、1ヶ月後にサプライズプレゼントとして届くのである。これには無条件降伏するしかなかった・・・超兵器整備計画の第一弾「A-VX」号が登場し、寒さと(お化けの恐怖)に震えながら、星空の名所で8000年に一度の「ラブジョイ彗星」を補足した。ウルトラに星に釣りに極寒の中で全然「一休」でない真冬だった。

読書や映画、趣味の世界はもちろん、自分には未知の分野であっても「その知性人柄を絶大に信頼できる人」の言うことは無条件に踏み込んでしまうことが多い。早春のまだ肌寒い季節はKICKPOP師匠からきっかけを頂くことになった「アーユルヴェーダカウンセリング」で始まることになる。動きを表す「ヴァータ」(青)、情熱の「ビッタ」(赤)、癒しの「カファ」(黄)の3要素のうちで「カファが一番強い」という診断だった。「ビッタも強いがカファがそれを押し包んでとりあえずは安定している」日本に数人しかしいないと言われるインドのアーユルヴェーダ医師はどう見ても「鳥人間」としか思えないような下手な絵で食生活の注意事項を指摘したのだ。実はこの時に薦められたカルダモンを買ってきてデスクに置き、毎日飲むコーヒーに振り掛ける30日コミットメントを企てたのだが、目薬入れたような味がどうにも不味くて挫折・・・息子甘辛と大の仲良しな一つ年上のSちゃんが見事に第一志望大学を突破。高校と異なり色んな選択肢があるので単純ではないがやはり「(またまたハードル上げてくれたよなー)」最初から技術科学分野方面の息子甘辛やさらに続くKちゃん周辺は思ったことだろう。この春は寒くて家にこもりがちの母親を外出ついでに花を求めて房総他連れ回したり、職場の「新おでかけトリオ」と北関東を走り回ったり自分の知らない「ちょっとした」名所を巡る機会が多かった。先日、小夏師匠がいらしたという「空の博物館」も師匠からの情報に飛びついて電撃参加したのである。

初夏から梅雨にかけては何をするにも身体が勝手に動いてしまい「何かをきっかけにのめり込む」ことが多かった。ひょんなきっかけで巡り合った「オオスズメバチ」の物語は不思議な共感と猛然とした昆虫への興味を呼び起こし、自分でも夢中になって超兵器203号を片手に小さな虫を追い求め、私にとって貴重かつ稀少な「本の友」は「風の中のマリア」という不思議な本を読んでパスワークさせられることになる。また初めて見た舞台挨拶付き映画と某SNSで知人が紹介していたやはり「キネマの神様」がきっかけとなって映画やオーディオへの関心が高まり、そしてアニソンヒットソングの熱い世界にのめり込んで行くのである。また某SNSで古い友人が「茅ヶ崎駅ビル」の建替えを記事にしたら、まるで炎上したかのようにその昔を「語る」者が次々に現れ、多くは同窓生が多かったが「いっそのこと集まるか?」と駅を語る会が成立した。このコミュニティがその後「怪獣酒場に集う会」に発展していくのである。口径20cmの主砲「M20号」の登場によって超兵器整備計画は一旦終了し、これまで40年前の反射鏡筒ではまず困難だった月面、星雲の細部や惑星の撮影も可能になった。むろん釣りにビーチバレーに「こそ練」で痛い目にあったスカッシュに、動的分野も健在で、イベント入れ食い状態でこの年折り返し点を迎える。

梅雨も明け本格的な夏に入る少し前に思ってもみなかった不思議な集まりが実現した。「イニシエーション・ラブ」映画鑑賞会である。この原作となる乾くるみさんの著書を最初に紹介してくれたのが同年代の知人「クリスタルさん(仮称)」である。一度読んだだけではまず解読できぬ奇想天外な物語展開を「面白いぞ」とパスしたのが約20歳年下でグンマの元同僚「あまちゃん」だ。そしてあっちゃん主演の映画化に驚き、電撃的に鑑賞会を企画してくれ、ちょうど真ん中世代の「タカさん」が登場するのだ。あまちゃんとは研究所の元同僚も絡んで色々な本を紹介し合いパスワークしていた。そのあまちゃんも先般めでたく結婚、今や本社ビルのバリバリキャリアである。そしてその上長は何と3年前くらいに登場しグンマの祭りでご一緒した、「休暇を取ってまでもキャンプ地に追いかける」数十年来のホエールズ(もとい!ベイスターズ)ファンのガノさんである。あまりの奇縁にあまちゃんには先日パスするはずだった三河のにらリレーに彼にも参加してもらうよう頼んだ。夏休みにかけては仕事で(ほんとだよ!)太平洋側大島、日本海側佐渡島、初回赴任地などを訪問し、伊豆のジオパークをプチ旅行したりと中々ダイナミックに各所を巡っていた。再びアニソンライブで熱くなり、いつものようにウルフェス、怪獣酒場でウルトラ怪獣を追いかけているうちに息子甘辛が部活を引退しいよいよ受験を意識し始めた夏だった。

9月になって「アド街ック天国」に我が家のある街が紹介された。地図で見るとギリギリに入っている程度だったが、いつも見慣れている店や知らなかった?店が紹介されて不思議な気分となり、私なりのダイアリー&ベスト10を考えてみたものだ。我が街を取り上げてくれたテレ東に敬意?を表し、完全テレビっ子だった私は色んなジャンルで他の民放と違う味を出していた12ちゃんについて、たまたま図書館にあった昔の番組一覧を見ながら懐かしく語ったものだ。今年最大のスーパームーンとなった中秋の名月を経て、息子甘辛の学校最後の行事「課題研究発表会」や「文化祭」も無事に終わっって今年の中では比較的平穏な秋口だったようだが、一際輝くのは3年に一度の一大イベント、海上自衛隊観艦式である。念願だった東京湾から相模湾への体験航海は圧巻という他なく、日本の防衛力の充実度に色々考えさせられるところもあった。初めて見るブルーインパルスも最新鋭のヘリコプター搭載護衛艦(どうみても空母にしか見えないが)「いずも」も迫力満点の8時間(長いな〜)だった。ちなみに本サイトのタイトルにしたDD111の数字は艦番号、頭のDDは「Destroyer」という物騒な意味なんだそうである。その場で乗艦した「おおなみ」のプラモをAMAZONで注文し(まだ作ってないけど)、「霧島カレー」「いずもカレー」を土産に帰路についた。

晩秋から師走にかけては結構お出掛けが続いた。全国安全大会で「城でもつ」尾張の国を訪れ、街の名所を練り歩き、少し外れに秀吉、信長などと言った戦国の英雄の足跡を辿った。ドック帰りに三島の街を訪れ、新お出かけトリオと共に北関東の国宝やあまり知られぬ名所に立ち寄った。年に一度の従兄弟姉妹会の会場は富山で、初めて北陸新幹線の旅となった。ついでに越中西部の名所巡りを行い、ついでにあいにくの天気だったが世界遺産「越中五箇山」である。同じ方向だから少し間が開いてくれればいいのに、翌週再び今度は仕事での出張だがその先の金沢である。百万石の街は私にはあまり馴染みのないところだったが、ほとんどジョギング状態だったがメジャーどころは抑え、久々に見る雄大な立山連峰に感激したものだ。さらに初冬に入ってはいたが、ビーチバレー仲間の企画してくれた県西部の大山ハイキングは今年一番の青空に恵まれ、最高にして最後のお出かけ日和の1日となる想定だった。その数日後、受験生真っ只中の息子甘辛がの仕掛けた(選んだ)試練の結果が待っていたのだ。その後、受験の厳しさを思い知り、引き続き来る「入試」に向けて息子も私も第一級臨戦態勢となり、彼の進路が決定するまでは、このブログも含めてあらゆる活動を停止するつもりだった。むろん私にとって今年最大のニュースは息子甘辛があっけなく突破してしまったことである。「あまり調子に乗ると手痛い揺り返しがあるぞ」と警鐘を鳴らす私を後目に、高校卒業までの期間、自分をクビにした進学塾にアルバイトを申込みに行くとはいい度胸だ。「人の一生分のツキ量は同じ」というのが、Kちゃんママの持論だが、来年はその言葉通り注意深く行こうと思う。

皆さま今年も「超兵器」に遊びにいらしていただきありがとうございました。よければ本文を見ながら今年の与太話を遡ってみてください。
年もゆるゆる続けますのでどうかよろしくお願いいたします。