病院広報(はとはあと)評価支援情報

「はとはあと」は、市民の暮らしに必要な、誠実で適切な医療情報を評価し、支援することで参加施設の透明性と“信頼を高めます。

なぜ、病院に広報が必要なのでしょうか

2017-03-07 17:15:01 | はとはあと最新情報

なぜ、病院に広報(コミュニケーション)が必要でしょうか?

これは、マスコミをはじめ多くの立場から発せられる言葉です。

つまり、医療というほぼ技術の自己完結型の世界に、

コミュニケーションなどという、

人間的かつ感覚的な様相は必要ないのではないかというのです。

この言い方も、実はヘンですが、

要は、持続的で安定した経営を行い、患者さんに安心して受診してもらうには、

すべてお任せいただいた方がいいし、そこに情報提供という面倒な仕組みはいらないが、

「多様な経営環境にうまく適応していく」には、利用者や関係者の理解・応援が欠かせない。

そのためには、経営環境といえる、

さまざまな社会(公衆)と日々「広く対話する」ことが必要になるということです。

自らが「どのように社会に役立つか」の言明と、

組織(地域を共にする市民)としての社会的責任を果たし、

その「姿勢」を示すこと(情報)が大切だというわけです。

つまり、医療の成立基盤は社会の善であり、

常に公平で真実の情報提供が求められる。

だから、なるべく情報を提供し、理解と信頼の環境のなかで、

いい医療を提供していきたいという”思い”がここにあると思います。

それは、全くそのとおり、どの病院にもある理念のとおりなのです。


しかし、やっぱり何か物足りない気分にさせます。

コミュニケーション、それは「伝達」、伝えることでしょうか。

多くの情報があれば、病気が改善するでしょうか。

そこには、情報そのものの質、

ただ、あるからいいというのではなく、

その人なりの、その人の状況に対応した、たった一つに集約できるだけ情報がほしい。


この続きは、次回に。
写真は、昨年の平等寺に咲いた桜満開です。

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