佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



「たとへ他国へ商内に参り候ても、この商内物、この国の人一切の人々、

心よく着申され候ようにと、自分の事に思わず、皆人よき様にと思い、

高利望み申さずとかく天道のめぐみ次第と、ただその行く先の人を

大切におもふべく候、それにては心安堵にて、身も息災、仏神の事、

常々信心に致され候て、その国々へ入る時に、右の通りに心ざしを

おこし申さるべく候事、第一に候 」

これは、江戸時代中期、先日伺った彦根ー近江の商人である

中村治兵衛が孫に遺した「書置」の一部です。

意味する「三方よし」とは、近江商人の活動の理念を表す代表的な言葉で、

「売り手よし、買い手よし、世間よし」とは、よく言ったものです。

昨年に引き続き出席した観光リーダー研修会でも、この三方よしの

言葉を引用して、観光客・観光事業者・地域社会それぞれにとって

良いのが、新しい観光であり着地型観光であると聞きました。

佐倉には、地域の宝物がたくさんあります。この資源を使って

佐倉を訪れる人、迎える人、地域産業にとってメリットのある観光を

造り出す事が大切です。

私は、住民・商店企業・行政が三位一体で

絆と活力あるまちづくりを実現することを選挙公約に挙げましたが、

わかりやすくいえば、この三方よしです。

ー住民によし、商店企業によし、行政によしーのまちづくりです。



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