中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

障害者雇用63万人で最多

2014年12月22日 | 情報
障害者雇用63万人で最多 13年度、5年前より18万人増加
2014/12/19  日経

厚生労働省が19日までに発表した2013年度の障害者雇用実態調査によると、全国で働く障害者は推計で63万1千人となり、過去最多だった。
採用に前向きな企業が多く、5年前の前回調査より18万3千人増加した。
一方、働く障害者のうち正社員の割合は低下し、非正規や短時間労働者の割合は上昇。
厚労省は、当初は非正規などで雇用されるケースが多いためとしている。
厚労省によると、在宅で過ごす障害者は全国に約320万人。今回の推計を当てはめると、障害者の2割程度が働いていることになる。
内訳は身体障害者が前回より8万7千人増の43万3千人、知的障害者が7万7千人増の15万人、精神障害者が1万9千人増の4万8千人だった。
雇用形態では正社員の割合が低下。特に知的障害者では半減し、18.5ポイント減の18.8%となった。
身体障害者は8.5ポイント減の55.9%、精神障害者は5.9ポイント減の40.8%だった。
労働時間別では、週20~30時間働く労働者の割合は障害者全体で16.5%と前回より1.4ポイント上昇。20時間未満も6.6%で、3.9ポイント増えた。
調査は常用労働者が5人以上の企業からサンプルを抜き出し、昨年11月に実施。8673事業所の回答を集計し、全体を推計した。〔共同〕

NHKのラジオ番組で、障害のある方々の社会復帰を支援する施設の責任者が、インタビューに答えていますので、関連情報として紹介します
(12.20ラジオ深夜便〔明日へのことば〕 ”小さきたね”をまく、社会福祉法人「ミッションからしだね」理事長 坂岡隆司さん )。
なお、同様な施設は、全国にたくさんできています。

京都で障害者福祉施設を運営する社会福祉法人ミッションからしだねです。
「ミッションからしだね」は、障害のある方々の社会復帰(社会参加)の促進や地域生活支援を目的とした施設「からしだね館」を運営しています。
からしだね館では現在、就労支援を目的とする「就労継続支援B型事業所(からしだねワークス)」と
相談支援を中心とした「京都市東部障害者地域生活支援センター(からしだねセンター)」という二つの事業を行っています。
ワークスでは、実際の仕事を体験する中で、働くための力を取り戻していただきます。
また必要なアドバイスや情報提供もします。
センターでは、地域で暮らしていく上で生じる様々な問題や課題について相談に応じたり、福祉に関する情報提供やサービス調整などを行っています。
【からしだね】の出典は新約聖書です。これは実際にあるとても小さな種です。
聖書には「天の御国はからし種のようなものです。それを取って、畑に蒔くと、どんな種よりも小さいのですが、
成長すると、どの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て、その枝に巣を作るほどの木になります。」(マタイ13章31-32節)とあり、
天国(神の愛の支配するところ)のたとえとしてイエスによって語られています。
これは福祉社会の実現を目指す私たちにも勇気と希望を与えてくれる言葉だと思います。
私たちの存在や力は、この小さなからし種のようなものかもしれません。
けれども、どんな種にもいのちがあり、それが蒔かれるときいのちの営みが始まります。
一人一人が、与えられたミッション(使命)をいきいきと生きられる社会が実現したらどんなに素晴らしいことでしょうか。
http://www.karashidane.or.jp/houjin.php

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